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GREAT KING RAT - Great King Rat - Bad Woman ★★★ (2018-07-17 18:39:21)

アナログ盤には入っていないCDのみのボートラ。
WHITESNAKE風味満点の王道ロックサウンドが心地よい。


GREAT KING RAT - Great King Rat ★★★ (2018-07-17 18:37:16)

北欧はスウェーデン産の70年代型のブルージーなサウンドを基調としたHM/HRバンドのデビュー作。個人的には、シンガーのリーフ・スンディンがM.S.Gで歌っていたのが、このバンドを知ったきっかけでリアルタイムでは知らなかったのだが、有機的なギターとグルーヴィーなリズム、そして北欧的なクリアーさと粘りつく情念が丁度よいサウンドは、どの楽曲も充実しており、何故売れなかったのか不思議でしたが、国内では93年にSABER TIGERやELIZAなど北海道のメタルバンドに強かったファンダンゴレーベルだったから大きな販売網を持っていなかったんですね。当時としては旬な音楽性だったので、やはり広告はしっかりせんとウケんわなぁ。
リーフのチョイハスキーで繊細な歌い回しは絶妙な空気感を生み出し、そこにギターのポンタス・ノルグレンがエエ感じの間を作りだしている、技巧的な面もさることながら人間味があるのだ。この二人が同じ方向へと熱量を放出するからバンド独特のスタイルへと昇華しているのだろう。
全般的にブルージーなのだが、やはり根幹にある北欧的なポップセンスとメロディの質の違いがアクセントになっていますね。


BRIDE - Show No Mercy ★★ (2018-07-17 18:21:45)

デールとトロイのトンプソン兄弟を中心に結成されたUS産の正統派HM/HRバンドのデビュー作。アメリカのバンドとは思えない欧州的なエナジーが迸っており、メロディに拘った展開は聴きどころも多い。またシンガーのデール・トンプソンは力強いハイトーンを武器に多様なスタイルで楽曲を歌い上げている。ド直球のHM/HRサウンド故に類似性も気になるだろうが、質の高いパフォーマンスは聴き応え十分。マイナーメタルを愛する猛者なら、大いに楽しめるでしょうが、メジャー級の商品が主食のかた方には、少々敷居が高いだろう。曲の出来不出来や拝借具合による個性不足など弱点を露呈する場面も多いからです。
でも昨今のリバイバルブームの中で見える、過去の食いつぶしよりは前向きな面もあり、この時代ならではの前のめりのハイエナジーサウンドは、懐かしさもあり好意的に受け止めてしまいます。HM/HRのらしい部分をしっかりと強調してくれているのが嬉しいですね。


BRIDE - Silence Is Madness ★★ (2018-07-17 17:57:16)

アメリカの正統派HM/HRバンドの3rd。時代性を加味したL.A風味の曲もあるが基本路線はメイデンやJP風味の硬派なスタイル。テクニックもあるし曲作りも先人達のアイデアを元に自己流に研磨しており(やり過ぎ感MAXもあり)、その辺りの作り込み具合にニヤニヤと笑みもこぼれてしまうのですが、上手い事やってくれていますね。
アメリカンな味付けがある分、欧州的な湿り気はないがヌルッとした光沢のあるメロディは、やはりUS産だよなぁと納得させる魅力があり、多様性が散漫な印象を与えるかも知れないが、へヴィメタルを追求する姿勢は大いに買いでしょう。
一応、このバンドもクリスチャンメタルに分類されるようですが、音だけ聴けばサッパリわかりません。
ちなみにデビュー作が権威ある雑誌において、しかも日本一権威あるメタルゴットの口に合わず酷評を受けた為、日本ではサッパリ知名度も人気もありませんが、現在も活動を行い(一時期停止期間あり)ライブアルバムを入れると20枚以上は音源をリリースする古参のHM/HRバンドであります。本当にダメだったら長く活動出来るわけがないので、その実力の程を確認して欲しいですね。
でも軽めのミックスと、やはりバラつきのある音楽性は、ノレそうでノレないもどかしさもあったりと不満がないわけではないが、この手のバンドは嫌いになれませんね。


BARREN CROSS - Rock for the King - Dying Day ★★★ (2018-07-15 02:43:12)

オープニングを飾るシャープな疾走ナンバー
メロディックなサビメロなど一発で耳に残るリフレインも用意
彼らと言えばこの曲を上げるマニアも多い


BARREN CROSS - Rock for the King ★★★ (2018-07-15 02:40:10)

カルフォルニア産クリスチャンHM/HRバンドの記念すべき1st。1990年に再発されたMedusa Records盤にはライブ音源が6曲追加されたものもあります。ちなみに国内盤もあるそうですが見た事無いので詳細が分からん。

英語がサッパリなので歌詞の世界観は分かりませんが曲だけ聴けば、このバンドがクリスチャンメタルとは思えない。バッキバキの正統派US産メロディックパワーメタルサウンドを披露。本当にゴリゴリの王道を闊歩する姿にクリスチャンメタルってのはAOR系のバンドが大半なんだろうという認識を覆される事になりました。

ブルース・デッキンソンから影響を受けたシンガーの歌い回しもドハマりの拘った展開のメタルサウンド、シャープに切れ込んでくるギター、バッキバキのベースとパワフルなドラミング、それらがガッチリとハマった時のスケールの大きさには可能性を大いに感じさせます。
とはいえいかんせん、アイデアと技術が伴わないシーンもしばしばあり、特に彼らの代表作と言われる①も出だしは、ゴロゴロゴロゴロともたつく場面もあり、サビからエンディングの流れの良さで見逃しそうになるが、この辺りが評論家筋の不評を買ったんだろう。

多様性のある方向性はデビュー作ならでは、シャープな疾走ナンバーは勿論、バラードあり、ミッドテンポが魅力のメタルアンセムありと散漫な印象を受けるかも知れないが、1986年にここまで硬派なサウンドで勝負を掛けた心意気は大いに買い出し、何といっても、このドタバタ感にUSアングラシーンも旨味をどうしても感じてしまうので、マニアには逆にそこが一番魅力でしょう。

2014年には自分たちのオリジナルレーベルから9曲入りの再発盤も出たようですが既に廃盤なんだとか、それだけでも今作がマニア筋にとって魅力のある作品だということを物語っていますよね。


ALTEMIS - Messenger from the Moon - Night Messenger ★★★ (2018-07-10 07:23:32)

愛するべきコテコテの関西様式美メタルサウンド
その寸分の狂い無き世界観にズブズブと溺れていきます
溺愛指数100%の音なんですよね
まともな判断が出来なくなるんですよねぇ
マニアじゃない人にとっては聴いた事あるような曲調なんですが
これは皆でシェアしていい世界観なのです


ALTEMIS - Messenger from the Moon ★★★ (2018-07-10 07:18:03)

知る人ぞ知る関西様式美メタルバンド。個人的には詳しいバイオはサッパリだが、ガンズやX-JAPANのおかげで、世間にメタルを聴く人が一時期増えた。その時に友人から聴かせてもらったのが、彼らが唯一リリースした4曲入りのデモテープ。
中低音域を駆使しつつも力負けしないハイトーンも聴かせる女性シンガーの頼もしさや、ツボを突きまくる様式美ギターとキーボードの絡み。確かに音質は良くないし、時間を掛けたレコーディングではない粗引きなサウンドだが、この実力は疑いのないものであり、国産様式美と言えばWOLF、BABYLON、DANCER、TERRA ROSA、HELLEN、PRECIOUS、HURRY SCUARYといったバンドと比べても見劣りしない輝きを放っています。
特にバックの演奏が素晴らしいが、歌が弱いと言われる日本のバンド、上記先輩たちも歌の弱さがネックになっていたバンドもあるのだが、ここで歌うシンガーはかなりの実力者であり、何故デモテープのみで消えたのかは分かりませんが、最近はリバイバルブームもあるし、よもや想像もしなかったバンドの再始動もあります、SABBRABELLSしかりELIZA、CROWLEYなどなど、このバンドはそこまでの知名度はないけれども、是非とも復活して欲しいですね。活動は無理でも、せめて正規の形で音源化して欲しい。なんたってガールズスラッシャーのVALKYRIEが蘇る時代なのだから。愛するべき様式美サウンド、期待したい一品ですね。


MAD BUTCHER - Metal Meat ★★ (2018-07-10 06:36:34)

ドイツを代表するへなちょこスピードメタルバンドが1987年にリリースした2nd。勇ましいアルバムタイトルに期待も寄せますが、前作を踏襲するような雰囲気モノのアグレッションと頼りない運転によるスピードサウンドを楽しめるかが最大のポイント。
よほどのクサレメタルマニアじゃないと喜べないと断言してしまうのだが、一たび耐性が出来たらもう抜け出せません。しっかりとしたプロダクションとタイトな演奏を心がけるともっと良くなるぞ、一軍、二軍を行ったり来たりする谷間の先発投手にコーナーを攻めろ、ボール先行になるな!など声を掛けたくなる、あの心境に似た愛着を覚えるでしょう。
やりたいのは厳つ目のスピードメタルもアイデアも演奏も追いつかないが、とにかくメタル愛に溢れた一品だ。前作より無理をしないで歌うヴォーカル。時より切れ込んでくるツインギターの可能性、ワタクシは長所を愛でるタイプなので、4年に一回は引っ張り出して聴きますね。
そして、今回久しぶりにアルバムジャケットを見て驚きました。完全にDestructionのEP『Mad Butcher』に描かれるキャラにソックリだからです。もしやDestructionに憧れてバンドを組んだのか?それならドラムはもっと練習せいよ。
同郷のバンドのジャケをパクるとは、それとも許可済みなのか?西城秀樹の妹分でデビューした河合奈保子みたいなもんなのか?そこに繋がりがあるのか分かりませんが、色んな意味で気になる存在のバンドとなりましたね。


ALCATRAZZ - Live '83 - Jet to Jet ★★★ (2018-07-06 20:27:57)

あえてこのリフだったんだろう
バンドを代表する様式美サウンド
荒々しいギターもライブならでは
このフィンガリングもインギーだ
一体感のある演奏は迫力十分です


ALCATRAZZ - Live '83 - Desert Song (Michael Schenker Group cover) ★★ (2018-07-06 20:25:51)

マイケル・シェンカーの曲でも
容赦なくインギー印をねじ込んでくるのが凄い
今となってはあり得ない組み合わせに興奮しますね
この日は好調なグラハム
いいフィーリングもあるが
恐ろしいくらい噛みあわない瞬間もある


ALCATRAZZ - Live '83 - General Hospital ★★★ (2018-07-06 20:23:39)

LIVE SENTENCEには収録されていないので貴重な音源です
ポップフィーリングとインギー印の融合
両者を楽しめる名曲でしょう
ラフなギターだが要所を締めるのは流石です


ALCATRAZZ - Live '83 - Too Young to Die, Too Drunk to Live ★★★ (2018-07-06 20:21:16)

ラジオ用に録音されたライブ音源
ところところ音のバランスが悪くなるが生々しさを生み出している
なんといってもバンドの演奏に一体感があってよい
ある意味爆発寸前といったところなのかも知れないが
インギーの遠慮がちが面白い
グラハムは声が出ているねぇ
レインボー時代のライブ音源ではガナリ一辺倒の悪い癖が出ていたからね


GRAHAM BONNET BAND - Meanwhile, Back In The Garage ★★★ (2018-07-06 20:15:49)

割高なのはわかっているが国内盤をダウンロードしてしまった。グラハム・ボネットバンド第2弾のフルアルバム。今回はギターをジョーイ・タフォーラに変えて挑んだレコーディング(③だけカート・ジェイムスってのが渋い)。
誰が参加しようともグラハムが、どの音楽性をチョイスするかが重要でスーパー・ニヒリズム路線なのかアルカトラスなのか、前作の流れを組むものなのか、これが一番重要なのだが、先行で発表された新曲を聴く限りはジョーイやカートがいるバンドに相応しい曲調だった為に、迷うことなくゲット。内容はグラハムのキャリアを網羅したようなバラエティに富んだ内容になっているが、妙なポップソングやカヴァーがないので、純粋に新作として楽しめるのが最大の聴きどころ。
主役はグラハムの歌であり、全編に渡りフックに富んだ魅力的なメロディラインを老獪なテクニックを駆使して歌い上げるパワーヴォイスは70歳を超えたおじいちゃんとは思えない艶があり、グラハムの健在ぶりにひたすら感動を覚えます。
人生のパートナーとして公私ともにグラハムを支えるベースの彼女のおかげなのですが、アルカトラスの3作をミキサーにかけ、一まとめにしたような音楽性は、前作よりも派手になった印象もあるので、今回の方がウケも良さそうですね。
とにかく主役はグラハムである。バンドはアンサンブル重視の姿勢を貫いている。せっかくテクニシャンのギタープレイヤーがいるのだから、もっとネオクラ風味も欲しいと思うだろうし、むしろジョーイでカヴァーをやって欲しいという声も聞こえてくるが、それはSTARCARR LANEを聴けば尚更だろう。でも無理をしないグラハムがやるハードサウンドには、これ以上望むべくもないと言いたい。それにしても、ここにきてグラハムがハードサウンド路線を突きつめてくるとは本当にありがたいですよ。


QUARTZ - Against All Odds - Just Another Man ★★★ (2018-07-02 13:21:43)

哀愁だねぇ
線の細いミックスにも懐かしい時代を思い出します
こういう曲は何度聞いても飽きない
ベタに敵う者なしか


STONE FURY - Burns Like A Star - Break Down The Walls ★★★ (2018-07-02 13:17:46)

古き良き時代を思い出させる哀愁のHM/HRナンバー
バブリーすぎないのがエエ
シャープなリフも耳を惹きますね


DEMOLITION HAMMER - Tortured Existence - Infectious Hospital Waste ★★★ (2018-07-02 13:11:09)

ギターリフの引っ掛かりますね
ヴァイオレントなスラッシュナンバー
骨太なへヴィグルーブも面白い
肉弾戦上等のステゴロメタルは聴いていて気持ちがいいねぇ


SADUS - Chemical Exposure - Certain Death ★★★ (2018-07-02 13:07:11)

読めない展開が面白い
へヴィでアグレッシブなスラッシュナンバー
90年代的な生々しさがエエ


LIVING DEATH - Worlds Neuroses - Last Birthday ★★★ (2018-07-02 13:05:06)

弾力のあるしなやかなへヴィグルーブが心地よい
成長したバンドサウンドで魅了
サビも耳に残りますね


AXEL RUDI PELL - The Ballads V - Love's Holding On ★★★ (2018-07-01 18:11:17)

ジョニー・ジョエリとボニー・タイラーのデュエットが堪能出来るバラード
アクセル節炸裂なんだが
二人のシンガーが最高のパフォーマンスで魅了
少々押しの強さも気になるがエエ感じです


BONNIE TYLER - Faster Than the Speed of Night - Total Eclipse of the Heart ★★ (2018-07-01 18:04:09)

もうひと山欲しいと思わせるバラード
クレジット問題でも話題になった一曲

あれこの曲はあれに似てるぞと思うのはそのせいです
ミート・ローフの恨み節も聞こえてきそうですね


FIREHOUSE - Firehouse - Love of a Lifetime ★★ (2018-07-01 17:58:16)

アメリカのバンドらしい大らかなメロディが耳を惹くバラード
欧州系にはない温か味があるのがアメリカンと言ったところか
優等生なイメージの強いバンドだが
この曲を聴けば理解できるでしょう
出来過ぎ感が強すぎて個人的にはのめり込めないが
泣きすぎる欧州産のバラードが苦手な人には丁度よい世界観がある


STYX - Cornerstone - Boat on the River ★★★ (2018-07-01 17:48:53)

フォーキーだねぇ
ホロリと涙がこぼれそうになります
STAXにもこういう曲があるんだと驚きましたよ


ASIA - Aqua - Who Will Stop the Rain? ★★★ (2018-07-01 17:46:04)

オシャレですね
キーボードの使い方も上手いです
大らかでゆったりとしたスケールの大きい一曲
ハードサウンドの合間に聴くと魅力も倍増


WILD BLUE - No More Jinx - Fire With Fire ★★★ (2018-07-01 17:42:24)

軽やかなポップロック
哀愁のメロディとパンチの効いたハスキーヴォイスが巧みに溶け込んでいます
スローパートの設け方も上手いね


ANTHEM - Blast ★★ (2018-07-01 17:37:41)

千眼 美子こと清水 富美加がやりたくなかったとかぬかした映画『変態仮面』用の楽曲
柴田直人の代役で清水が急遽作曲した一曲
アンセムらしい男臭いメロディアスHM/HRナンバー
サビの持っていき方は挿入歌としてのあり方ですから当然の方向性でしょう
坂本英三のアクの強いパワーヴォイスがエグい
映画ではイントロがちょこっとくらいしか目立たなかった


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Take Me Away ★★★ (2018-07-01 17:31:50)

シングルカットされているだけに聴きやすい
それでもこのバンドらしいインテリジェンスなムードが漂っている
個性と言うのは大切ですね


OUTRAGE - Raging Out - Outrage ★★★ (2018-07-01 15:22:47)

バンド名を冠したアウトレイジらしいスラッシュナンバー
このバンドの楽曲には激しさの裏に泣きがある
荒涼としたメロディ
これがアウトレイジの魅力だろう
激しければ激しい程
その裏テーマがいっそうに逞しく浮き彫りになる


OUTRAGE - Outraged - Lost ★★★ (2018-07-01 15:17:50)

一瞬X-Japanかと思うよなイントロに驚きます
その展開を引きずるようにメロディックかつアグレッションを擁しながら疾走
過激に突っ走るだけじゃないワビサビが肝
日本人だねぇ
この刹那なメロディに大和魂を感じます


METAL CHURCH - Blessing in Disguise - Badlands ★★★ (2018-07-01 15:11:10)

爪弾くアルペジオのフレーズに驚きました
いい意味で期待を裏切った展開が肝
相変わらずダークで無機質なコンクリートサウンドだよ
そこの扇情的とも言える色を残したアイデアの勝


SANCTUARY - Into the Mirror Black - Taste Revenge ★★★ (2018-07-01 15:07:39)

へヴィだがリズミカルな面も強い
この妖しげなメロディも耳を惹きますね
スッと流れていかない大クセの強さが好きです
でもソロパートで表情も一変
芸達者なバンドですよ


ANNIHILATOR - Never, Neverland - Stonewall ★★★ (2018-07-01 15:04:12)

メロウなパートを導入することで楽曲にメリハリが生まれています
明確な意思表示を感じますね
良く動くベースラインも耳を惹きます


GRAHAM BONNET - Reel to Real ★★★ (2018-06-29 14:49:24)

一頃の隠居生活が嘘のように最近は精力的な活動に勤しむ未発表の音源集。CDでは3枚組になっており、DISC1がダニー・ジョンソンと録音したデモやオーストラリアに時代のデモが中心となっており、ソロやグラハム・ボネットバンドに収録された元ネタがあり興味深い内容になっています。特にマニアにとってはダニー・ジョンソンと1987年に曲作りを行っていたのかという事実に興奮します。落ち着いたロックサウンドであり、アルカトラスの4枚目的な匂いもするが、日の目を浴びなかった楽曲のデモが聴けるのはマニアとしては嬉しい。
DISC2.3はライブ音源。これもオーストラリアに居を構え過ごしていた時代のモノ。彼らのキャリアを網羅したような内容の選曲であり、グラハムは非常にリラックスしたムードでステージに立っているのが分かります。

安価&歴史的な価値という観点でお得感も手伝い満足しているが(ダウンロード盤の購入なので詳しいバイオは分かりませんが42曲で2000円はお得です)、個人的にはデモだしライブも製品化する事が前提とは思えないものであり、ある意味オフィシャルな形のブート作と言ったところだろう。


B.E. TAYLOR GROUP - Love Won the Fight ★★★ (2018-06-29 14:30:09)

AOR調のソフトロックが好きな人にはグッとくること間違いなしのウィリアム・エドワード・タイラー率いるバンドが1983年にリリースした2nd。個人的に若い頃はこの、軽めのリズムセクションが大の苦手で今でも電子ドラムは大嫌いだが、良く練り上げられた楽曲と起承転結のある展開は十分、ドラマティックと呼べるほど充実したものに仕上がっており、そこに哀愁度も高いメロディが適度な熱量を放出しながら乗っかるのだからマニアにはたまらんものがあるでしょう。
主役たるタイラー氏のパフォーマンスも、そのハスキーヴォイスを駆使したエモーショナルな歌唱スタイルで魅了、語尾のヴィブラートの掛け方など器量のあるシンガーだなぁと実感させる実力の持ち主でした。ニューウェーブの影響もある軽めのサウンドメイクには殺意を覚えますが、温和でほんのりの土臭さのあるアメリカンメロディックロックの質は高く、AOR調のロックサウンドがイケる人なら大いに楽しんでもらえるでしょう。
グランジ全盛の時代に思い出したように手にしたのが、この手のバンドでしたが、まさか彼らに助けられる日がこようとは夢にも思わなんだ。

全編に渡りフックに富んだメロディを随所に盛り込み、熱量はあるが軽めに仕上げる事でクドクならぬようコッサリとした味付けは普遍的な魅力となり鳴り響いています。2枚目のアルバムなのに、どこか貫禄と言うか円熟味と言えるほどの完成度も視聴感の満足にも繋がっているのだろう。ちなみにバンド的なまとまりは次作の方が上ですので、ハードポップマニアは3枚目の方が良いでしょう。


HOUSTON - Relaunch II ★★★ (2018-06-28 14:27:59)

スウェーデンのAOR系のHM/HRバンドが放つカヴァー集&新曲によるアルバム。このシリーズは2枚目ですね。
全開のカヴァーも渋かったが今回も渋い、現曲を知らないものもありますが、概ね今までのイメージを損なわない作風になっており、その合間にねじ込まれた新曲と違和感なく聴く事が出来ます。
個人的には生ドラムが激減した事が残念で正式メンバーがいなくなったのかなぁと物足りなさを覚えていますね。それも企画モノとして割り切っているのですが、やや打ち込み感が強まったのはロックを愛する者にとっては重要な要素でしょう。歌モノ臭と折り合いをつけれない方はチョイと厳しいですね。
北欧の甘美で壮麗なメロディが踊るハードポップサウンドはマニアにとっては安心のブランド、オリジナルを知っている人には聴き比べる楽しみも増えたでしょう。個性は薄いが安定感のある一枚でした。

参考までに下記がオリジナルアーティストです
①John Farnham②John O’Banion③One Republic④Rick Springfield⑥Florida Georgia Line⑦Lady Gaga


HOUSTON - II ★★★ (2018-06-28 14:13:24)

歌モノロックを愛する方には安心安全のブランド国スウェーデンのバンドが放つオリジナルアルバムの第2弾。前作は彼らのルーツたるカヴァー集だったが、オリジナルもそんなカヴァー集に比肩出来るクオリティを保持。
爽快感MAXのメロディと嫌みのない透明感溢れるハーモニー、その高い音楽性を押し広げるキーボードの空間演出の旨味、この手の歌モノでもドラムは生だし、何よりギターで参加するトミー・ディナンダーを筆頭とする職人たちの安定感は、驚くような展開はないが期待を裏切らないツボを心得たプレイで魅了。デュエット相手を務めるミナ・カールソンを始めとするコーラスワークも華を添え、すきのない的確な作り込みに脱帽です。
メタリックさやスピード感とは無縁のメロディックロックは、ダイハードな方には軟弱極まりない音楽と映るでしょうが、華やかな美旋律とロックなフィーリングを同時に楽しみたいメロディ派なら必ずや満足して頂けるでしょう。
哀愁とフックに富んだメロディに胸がキュンと締め付けられますよ。キーボード大活躍のあれ何ですけどね。
ワタクシはソフトなロックも聴けますが、流石にテクノ系やラップなどサンプリングベースの打ち込みものは大嫌いなので、そういった要素がない歌モノは大好物なんです。


KINGSTON WALL - II - Two of a Kind ★★★ (2018-06-26 16:41:55)

濃厚ですね
このグルーブ感はエゲツナイ奴です
このバンドの魅力が詰まっていますよ
サイケでブルージーなプログレロック
そこに哀愁の風が吹きすさびます
でもって中近東風だったりするからタチが悪いのよ


Von Rosen - Someone Like You / Time - Time ★★★ (2018-06-26 16:08:18)

作曲者にジム・ジヘッドの名前もありますね
北欧らしいメロディックなハードポップサウンドを披露しています
スイートだねぇ
糖度も透明度も高いねぇ
そして狙い過ぎだろうよ


Von Rosen - Someone Like You / Time - Someone Like You ★★ (2018-06-26 16:02:16)

売る気満々のアリーナポップロック
北欧らしい瑞々しいメロディが流れていますよ
ドラムの音が気になるなぁ
ゲインが強すぎる
狙い過ぎの一曲です


Von Rosen ★★★ (2018-06-26 15:57:31)

北欧のロックシーンを代表するシンガー、ピート・サンドベリと後にHammerFallで活躍するベーシスト、マグナス・カールソンの二人によるロックデュオ。
この二人以外にもマッツ・オラウソンやヨラン・エドマンなど北欧人脈に支えられデビューするもシングル2枚で消えた幻のグループです。甘美な北欧ハードポップマニアなら一聴の価値ありですよ。


UNIVERSE - Rock is Alive ★★★ (2018-06-26 15:43:28)

おぉ、アルバム一枚で消えた幻の北欧HM/HRバンドがバンド名を変えて再スタートしていたとは、しかもシンガーも変わっている。おまけに解散前にリリースされたデモ音源からも選曲されている、これは聴く前から期待大でしたね。

デビュー作のような若さにまかせた青臭さは皆無、ブランクはあれどメンバーの間には熟成された関係性が存在しており、往年の姿と重ね合わせても大いに楽しめます。
軟弱に聴かせない適度な攻撃性、美旋律と透明感に彩られた北欧的スタンス、その特性が見事に合致しており、メロディ派のメタルマニアなら、迷わずゲット出来るクオリティを誇示しています。
昨今は、とにかく幻のバンドが復活しています、一夜限りでもよいから、アルバム一枚でもよいから、もう一度聴いてみたい、そんなマニア心を擽るバンドの復活劇は世界中で巻き起こっていますが、このバンドの復活劇は強烈なインパクトを放っていますね。

実は北欧にもNWOBHM同様、シングルやEPのみで解散した幻のマイナーHM/HRバンドは枚挙として上げられないほど存在しています。そっちの世界も少しのぞきこんだのですが、深すぎて躊躇いました。しかし今作を聴き、再度、魔境へと旅立つ事を決意しましたね。


HELL FIRE - Metal Masses ★★★ (2018-06-26 15:21:24)

サンフランシスコ産の若手マイナーメタルバンドが2016年にリリースした1st。
まさに愛想のないゴリゴリのマイナー正統派サウンド故に、耐性が出来ていない方には、一番つまらない音なんでしょうが、その筋のマニアにとっては、これぞへヴィメタルとして大いに楽しめるでしょう。
往年のスタイルを下地にNWOBHM直系の粗削りなへヴィメタルサウンドを披露。その中でも力任せに突っ走るだけではない、芸の細やかさもあり柔軟な姿勢も見せている。商業的な成功とは相反するマイナーメタルの様式を継承する姿は眩いくらいに輝いており、その実直なスタンスを駆使した楽曲はどれも聴き応えがある。

またソリッドでシェイプされたサウンドはアメリカンマイナーメタルならではの仕様。このあたりの作り込みが評価を分ける最大のポイントなんでしょうが、逆にその部分にこそ彼らのメタルに対する心意気が一番表れていると思うし、その昔堅気の流儀を継承する姿にこそ、このバンド最大の魅力が発揮されていると思います。
自らのルーツをさらけ出し自問自答することで辿りついた境地といったところか、単なる懐古主義ではない気合いを感じるのも好印象でした。


LIV MOON - GOLDEN MOON - 命の森 ★★★ (2018-06-23 18:07:19)

スタジオジブリに採用されそうな一曲
日本のバンドは歌が弱いと言われるが
彼女の存在はそこをクリアー
純然たるロックシンガーではないが
日本でも歌える形はこれだと思わせた
でも彼女はハーフなのかな?


LIV MOON - GOLDEN MOON - ドラクロワの女神 ★★★ (2018-06-23 18:04:43)

アカネ・リブの歌あっての名曲でしょう
ドラマ性の高い一曲
陰陽座風でもある


LIV MOON - GOLDEN MOON - 死の舞踏〜ディエスイレ〜 ★★★ (2018-06-23 18:03:15)

日本のナイトウィシュと呼びに相応しいでしょうね
この手のシンガーに辟易していたのでハマりませんでしたが
実力派のバンドでした


HELLHOUND - Metal Fire From Hell - Metal Fire From Hell ★★★ (2018-06-23 17:59:55)

ドが付くほどコテコテのメタルソング
このスタンスが彼らの信条だった
世界でも名の知れた国産メタルバンド
そりゃルックスも良くないし垢ぬけてないし
コテコテだけど
これを聴かずして何を聴く


GIRLSCHOOL - Screaming Blue Murder - Hellrazor ★★★ (2018-06-23 17:53:49)

お得意のMotorhead譲りの疾走ナンバー
やはり彼女達には
この手の曲が良く似合う


GIRLSCHOOL - Screaming Blue Murder - Don't Call It Love ★★★ (2018-06-23 17:50:36)

切なげなメロディに乗せてタイトルを連呼するサビが好きですね
次のアルバムへの布石ともいえる一曲でしょう
女の心をロックなサウンドで表現
この時代ならではのストレートなロックサウンドに痺れます


GIRLSCHOOL - Screaming Blue Murder - Screaming Blue Murder ★★★ (2018-06-23 17:44:44)

名匠クリス・タンガリーディスの手によって新生サウンドで勝負
そのインパクトを色濃く残すオープニングナンバー
勢いだけではない間とメロディに魅了されます


GIRLSCHOOL - Play Dirty - Burning in the Heat ★★★ (2018-06-23 17:39:09)

SLADEのカヴァー
頭からビックコーラスでしょう
イメージからかけ離れているので驚きましたね
こういうナンバーでも
いなたさが彼女達風の味に変えようとしているのだろう
今アルバムのテーマは哀愁だね


GIRLSCHOOL - Play Dirty - High 'N' Dry ★★★ (2018-06-23 17:34:28)

2曲続けて哀愁のHM/HRサウンドを披露
今アルバムの方向性を決定つけましたね
厳つく走らない彼女達に興味を失うファンも続出でしたが
求心力は失えど
新たなるファン層を開拓する魅力には富んでいる
好きなタイプの一曲ですねぇ


GIRLSCHOOL - Play Dirty - Going Under ★★★ (2018-06-23 17:31:24)

哀愁のメロディアスHM/HR
スケ番野良猫ハードコアメタルから脱却しました
最初は戸惑いましたが好きですよ
しっとりと聴かせてくれます


WALTER GIARDINO TEMPLE - Walter Giardino Temple ★★★ (2018-06-20 14:52:17)

アルゼンチンの至宝。Rata Blancaのギタリスト、ウォルター・ジラルディーノのソロプロジェクトチームによる1st。1997年にRata Blancaは時代の流れに即したモダンへヴィロックサウンドを意識した『Rata Blanca VII』をリリース。
やはり音楽性の変化はメンバーの総意ではなくバンドは解散。その後、直ぐに立ち上げたと言うか並走していたのがコチラだった。
アルゼンチンのRAINBOWと言われたバンドの創始者だけに、その音楽性をコチラでは全開に発揮。叙情的なメロディと南米特有の情熱的なサウンドが高次元で融合、ウォルターお得意のオマージュも隠し味に、燃え滾る様式美サウンドを披露する事により、失われたRata Blancaの意思を引き継いでいます。
歌い手がバリラーリ程、歌い切れていませんが、マニアならネオクラ風味も満点の古典芸能ギターに酔いしれるでしょう。勿論、お得意のスローナンバーで聴けるエモーショナルなタッチにもゾクゾクさせられますよね。
テクニカルで構築美のあるギターを光らせるのは、叙情美溢れる情熱のラテンメタルだというのがエグい位にカッコいい。Rata Blancaファンは勿論ですが様式美マニアなら迷わずゲットですね。


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Rock File on Video 1989 Vol.2 ★★ (2018-06-20 14:28:42)

1.YELLOW / SWEET DEATH
2.RUNNING HELL / SABBRABELLS
3.COMBAT ! / UNITED
4.ENEMY OF WITHIN / WARPIGS
5・呪縛 - 人形嫌い / BELLZLLEB
6.GLAMOUR GIRL / LADIES ROOM
7.TOY DOLLS / かまいたち
8.DIVE / VIRUS
9.GLORY AND GLORY / PRECIOUS
10.LOOK FOR MY FANCY / TERRA ROSA

上記アーティストが参加したオムニバスのVT。
オリジナルラインナップによる復活を果たすサブラベルズの②は高橋喜一と他のメンバーが袖を分かち、その喜一が中心となった新生サブラべルズの貴重な映像。初期のイメージとは違うメタリックな音楽性を披露してました。それは幻のインディ盤がCD化されたボートラでも確認出来たでしょうが、はやりマニアは全く違うラインナップによる映像はたまらんでしょうよ。

①は後にMedia youthとしてデビューする前身バンド、そっち系は詳しくないのですが、これもヴィジュアル系マニアにはたまらんでしょう。

④はHowling Bull所属の国産スラッシャー、彼らはアルバム一枚で消えたので貴重な映像です。クロスオーヴァースタイルのバンドだった。

⑨は曲名が違うのですが1stに収録の『DIE FOR GLORY』です。

③⑩のようなメジャー級のバンドもいますが、総じて映像も音質も手前味噌感が強く、今の若い人が見てテンションの上がる要素があるのかと聴かれると、ないですとバカ正直に答えるしかないのですが、ヴィジュアル系からスラッシュまで当時の国内のシーンを垣間見る上での資料的価値は高いでしょうよ。


W.A.S.P. - The Last Command ★★★ (2018-06-20 14:04:02)

ブラッキー・ローレンス率いる血みどろのショックロックバンドが放つ2nd。前作同様、コマーシャル性の高いキャッチーかつエネルギッシュなナンバーが目白押し、オープニングの①など、ブラッキー節と呼ばれる欧州テイストもある典型的なナンバーも収録。そのメタリックな質感と優美なメロディの融合、けして軟弱なイメージを持たせないが、ジャンル不問のロックサウンドには大いに刺激を受けるでしょう。豪快なハードサウンドの持つ普遍的魅力、他に類を見ない個性に磨きを掛け音楽性の幅を広げつつも、散漫な印象を与えないと言うのは流石の一言でしょう。
①②③④とタイプの違うブラッキー節をかました後に重厚な⑤を持ってくるのも大成功、勿論、力技のミドルナンバーではないメロディアスかつ技巧的な一曲です。
そして⑥では、お楽しみのノリノリロックへと流れるんだから、前半後半の楔となる⑤は重要な立ち位置でしたね。
ノリの良い曲が聴きたい、でもJ-popみたいな軽いのは嫌だ。へヴィ過ぎず軽過ぎない、そしてテンポも悪くない、まさにライトリスナーには丁度よいサウンドでしょう。今聴いても古臭くはないよ、でもクラシカルなロックサウンドでもある。色んな意味で丁度よい音だと思いますよ。


EBONY EYES - Final Fight complet(Live) ★★ (2018-06-18 13:21:55)

京都の叙情派HM/HRバンド、金谷幸久を中心として結成されたバンドなのだが、元X-Rayの藤本朗をフロントマンに迎え1stリリース後、半年足らずで緊急発売された2nd。
そのアルバムが2013年に2枚組でリマスター再発。カップリングとなったのが2010年に復活したライブ音源がついてきた。
個人的に、この当時くらいまで音源はCD派だったのだが、ダウンロード盤の安価と、買いに足を使わない面倒な手続きがない、知識さえあればレア盤が簡単に手に入ると、メリットの多さに感銘を受け、このアルバム以降はダウンロード派となった。そういう意味でも、今作に対する思い入れは強い。
全7曲、藤本のMCもあったりとライブ感のある音源だが、どこかヨソ行きな雰囲気もある、この辺りが久しぶりの再始動という側面もあったんだろう、それでも質の高いパフォーマンスと安定感はベテランならでは、回数を重ねた活動を行えば、必ずや往年の輝きを取り戻すだろうと予見出来る内容でした。

下記が収録曲ですが

<2010年 目黒ライブ・ステーション>
1. FINAL FIGHT
2. ON THE LOOSE
3. NIGHT TRAIN
4. RUN TO BE FREE
5. JAIL BREAK
6. ENDLESS FLIGHT
7. 威風堂々

藤本のいた2nd.メインなのは理解できるのですが、前任シンガー田中明時代の曲をスルーしているが残念。⑤⑥はExcuriverからの曲だし⑦はインストだ。出来れば1stの曲を藤本に歌いなおして再発して欲しいと思っているくらいなので聴き比べたかったですね。


Ария(ARIA) - Беспечный ангел ★★ (2018-06-17 13:33:11)

①は未発表曲でアコギヴァージョン。③⑨⑩はХимераから、あともリレコーディングで占められる企画モノ。恐らくバラードタイプの曲を抽出したベスト的な作風なんだろう。よほどコアなマニアでもない限り、ヴァージョン違いだけで占められる作品に手は出さないのだろうが、アルバムタイトルでもあるGolden Earringカヴァー『Going To The Run』のロシア語ヴァージョン⑭のライブヴァージョンが聴けるのが最大のポイントだろう。悲しいタッチのメロディは、このバンドに良く似合う。
しかし現在ダウンロード盤でカットされているのが悲しい。アルバムタイトルじゃん。そしてタイトルも英語に訳すと『Careless Angel』になり原題と違う。ややこしいわ。日本人みたいなことするなよと言いたくなりますよね。それでなくともロシア語なんて馴染みないんだからと、アジアの片隅から叫んでみます。

ちなみにこのカヴァーは1999年にリリースしたEP『Tribute to Harley-Davidson』に収録されているのだが、現物は見た事無いし聴いた事もない、そこにはManowarのカヴァーもあるんだからマニアはほっとけないでしょう。罪作りなバンドだよ。コンプが困難だから挑戦したくなる、まるで天竺のようなバンドだ。


Ария(ARIA) - Live In Studio ★★★ (2018-06-17 13:14:19)

ロシアは勿論だがヨーロッパを代表するレジャンダリーなバンド、皇帝アーリアの新ラインナップによるデビューから2003年までに収録されたアルバムの曲をセルフリメイクしたスタジオライブ盤(1stと2ndの曲がこぼれたのは残念)。
長く親しまれた楽曲だけに、不安な要素は皆無。むしろ音質の脆弱だった初期のナンバーがタフに蘇ったメリットの方が強く、また余計なアレンジを加えていないだけに期待を裏切らない内容となっている。
アイアンメイデンよろしくなギャロップビートと高いドラマ性、そこに流れるロシアンなメロディ、熱く滾る勇壮なメタルサウンドこそアーリアの魅力。今作は、その魅力を余すことなく伝えていますね。

ロシアの音源はかつては手に入らない状況でした。アーリアのような東側とはいえ、有名なバンドでも集めるのは至難の技で、入荷もいつになるのか状態でした。それがM2BAというロシアのレーベルに移籍した途端に、各有名サイトでもダウンロード可能に、勿論価格も手ごろなものになるのですから、ありがたい話です。
胸を熱くする勇猛なメタルサウンドと、荒涼とした東欧的なメロディ、この両輪で走るロシアンメタルの醍醐味を正統派のHM/HRを愛する方なら是非ともトライして欲しいです。
堅実な楽曲だし、過度のスピードやアグレッションは有していませんが、メタルの魅力たるドラマ性と攻撃力、そして質の高いパフォーマンスは一聴の価値ありでしょう。ロシアでは絶大な人気を誇る国民的メタルバンドと言われるアーリア。日本国内での流通及び、ライブなど絶望的な状況ですから、今後も知名度は上がらないでしょうが、アイアンメイデンにクラウス・マイネが参加して東欧風に纏めたサウンドは、ある意味、ロシアでしか味わえない、普遍的魅力を有する個性を存分に楽しんでもらいたいですね。


RUNNING WILD - Black Hand Inn ★★★ (2018-06-15 14:08:17)

昨年Noise Records再発盤も出た我らがロックン・ロルフ船長率いる海賊メタル8枚目のアルバム。ギターとドラムが変更されたが、ロックン・ロルフ船長がいる限りバンドサウンドに変更はなく、従来の路線を引き継ぐ金太郎飴サウンドのオンパレード。勇猛果敢に迫るアクションサウンドがテンコ盛りでしたね。耐性のない方は直ぐにお腹一杯になるでしょう。特にSE的な立ち位置の①は長いな。
不器用に突き進むパワーメタル。そのお馴染み感が最大のポイントであり、不器用な男の美学を感じる。愛すべきメタル道、その道をわき見もせずに突き進む姿に、共感を覚えずにはいられませんね。
世間的には評判の悪いアルバムらしいですが、歌メロも練られているし、屈強なリフワークもキレているし、お馴染みのドラムをヨルグ・マイケルにも叩かせているのは笑えるが、随所に彼の拘りが出ており、今までにない魅力も感じる。
彼らのカタログでもベスト5には確実に喰い込む名盤だと思っていますよ。哀愁と屈強、そこに男のダンディズムを感じます。タフな海賊の生きざま、その世界観を音楽で確実に表していると思うのですがいかがでしょうか?
ギターリフ一発からも醸し出す、不器用な漢メタルを今だからこそ再興するべき機会かと思います。でも途中で飽きるんだよなぁ(笑)


SABBRABELLS - All Night Metal Party '84 to '85 ★★★ (2018-06-15 13:34:27)

目黒の鹿鳴館で行われた年越しライブのVT。
収録曲は以下

1. Devil's Rondo
2. ルルドの泉
3. Hell's Rider
4. Water Night

正直、今の感覚でいけばかなり不満の残るカメラワークだろう。画素云々ではない逆光も見ずらいよ。また高橋喜一寄りの撮影には苦言もあるだろうが、その脇の甘さが逆に生々しさを生んだり、音質はいまでも十分に耐えれるもので、記録的な意味も含んで相当価値の高い映像だ。
とくに名曲②におけるシアトリカルなステージは、このバンドの真骨頂、そこから③への流れもライブでは重要な構成だった。そして名曲へヴィブルース④が聴けるのが嬉しい。でも30分の音源でスローナンバー2曲で収録時間の半分以上を占めるのは、やはりハードなモノを好む方には少々刺激が薄いだろう。後にメジャーからでるライブ音源とは違い、このステージには彼らの熱気がパッケージされている。等身大の魅力、まさにライブを体感できる刺激がある。そこを楽しめるのが最大の魅力です。

今はありがたいもんでタダで映像が見れる時代なんだから羨ましいですよ。ワタクシは中古で3000円で買いました。


SABBRABELLS - Dog Fight - Stop the Motion ★★★ (2018-06-11 14:47:06)

サブラベルズなリフワークが好きです
起承転結のあるドラマ性も魅力
ライトな歌のパートとの対比が面白いんですよ
このアクの強さがサブラベルズの魅力なんだろう
ライブでも定番の一曲です


SABBRABELLS - Dog Fight - Water Night ★★★ (2018-06-11 14:42:43)

ストリーテラー高橋喜一の魅力を堪能できるへヴィーでブルージーな一曲
大阪ブルースのようなベッタリ感がないのは彼らが埼玉出身だからだろう
そこが絶妙ですよね
このアルバムは未CD化だが名曲が多いので是非とも製品化して欲しい


SABBRABELLS - Sabbrabells - Black Hill ★★★ (2018-06-11 14:36:55)

こちらもメジャー盤でリメイクされた一曲
シャープな疾走感が魅力ですが
オリジナルの方が好みです
このツインリードとかベタだけど好きです


SABBRABELLS - Sabbrabells - Devil's Rondo ★★ (2018-06-11 14:31:41)

後にメジャー盤でもリメイクされる一曲
サブラベルズと言えば的なイメージも強いでしょうね
オリジナルはテンポが遅かったんだと驚いたモノです


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Your Song ★★ (2018-06-11 14:25:46)

へヴィバラードナンバー
この手の曲を歌い高橋喜一のエキセントリック感に付き合えるかがポイント
苦手な人はトコトンダメでしょう
でもこの声あってのサブラべルズなんですよね
情念のあるギターソロは聴かせるねぇ


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Diamond City ★★ (2018-06-11 14:23:26)

無駄を排したシンプルな一曲
これも新生サブラベルズを印象づける曲でしょう


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Running My Way ★★★ (2018-06-11 14:21:22)

日本人的な情緒もある乾いたロックナンバー
高橋喜一の個性的な歌声がキャッチーなメロに乗っています
この奇妙な感覚が癖になるんですよね
サタニカルではないサブラも悪くないです


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Hakai ★★★ (2018-06-11 14:16:29)

オリジナルよりもコンパクトになりましたが
音に厚みは出ている
この曲を聴くとシアトリカルなステージが目に浮かびますね
メッセージ性を大切にしていたバンドだったなぁ


SABBRABELLS - Sailing on the Revenge - Hawk Emblem ★★★ (2018-06-11 14:14:40)

キレのある疾走ナンバー
ありがちにならないギターアプローチが面白い
高橋喜一の芝居掛かった歌も唯一無二の存在感を放つ

てっきりコメントしていると思っていたなぁ?
いや?ごっそり消えているような気がする…


GORKY PARK - Stare - California Promise ★★★ (2018-06-09 13:35:33)

タイトルはあれなんですが
曲調はロシアンな風が吹きまくっています
ストリングアレンジも効いております
荒涼としたメロディとハスキーヴォイス
扇情的なメロディにギュッと抱きしめられますよ
名曲ですね


GORKY PARK - Stare ★★★ (2018-06-09 13:34:05)

ロシアのバンドが大々的に世界へと打って出た最初のバンドがGORKY PARKではなかっただろうか?アルバムを重ねる度に洗練度もグングンと上がり、より大衆的で間口の広い音楽性へと変換していった。
このアルバムのリリース時など、グランジ・オルタナ全盛だから、彼らのような音楽性のバンドに居場所はなかっただろう。いい意味で方向性を変え普遍的なロックサウンドへと変貌。そのメジャー感は更なる進化を遂げ、そこにロシアンな風を送り込むメロセンスを全開に開放したキャッチネスさが最大の聴きどころだろう。

ハードさと言うモノは失われたかも知れないが、とにかくこの荒涼とした共産圏ならではのメロディ、アメリカンでも北欧でも英国でもジャーマンでもないロシアンなメロディに耳が持って行かれます。
バブリー臭もある①の後に、泣かせるメジャーロックの②の流麗なメロディに心も洗われます。今ではダウンロード盤なら簡単に手に入る時代です、パッケージに拘らない方なら迷わずゲットして欲しいですね。
ヒットチャート命な方にはオススメしませんが、このメジャー級の極上メロディックロックサウンドはジャンル不問で楽しめるでしょう。でも個人的にはオシャレ過ぎるけどね。
タイミングさえ合えばスコーピオンズのように大ヒットに恵まれたろうに残念じゃあ。


NIGHT - Night - Hot Summer Nights ★★★ (2018-06-08 14:56:04)

ウォルター・イーガンが提供した曲
歌うはスティーヴィ・リーガン
シンセで参加しているがTOTOのポーカロ兄弟のお父さんです
オリジナルの味を損なわないバンドアレンジも美味しいです
彼らの手によって1979年にシングルカットされました


WALTER EGAN - Not Shy - Hot Summer Nights ★★★ (2018-06-08 14:45:06)

冷ややかな感触のメロディが耳を惹きますね
どこかいなたいロックな感性もオシャレ感に歯止めを掛け
ロックなグルーブを残しているがイイ
若い頃は絶対に聴かない音楽だったが
今では味がしなくなるまで噛みしめれる音になった
情緒のあるアメリカンロックはエエ


WALTER EGAN - Not Shy ★★★ (2018-06-08 14:38:17)

ニューヨーク出身のポップスシンガー。アルバムをバックアップしているのはFleetwood Macという事ですから、出ている音も想像がつくでしょうが、まさに古のアメリカンロック。古典も古典です。その洗練度と普遍的な響き、装飾過多にならないシンプルな作り込は、耳馴染みの良さも手伝いハードなサウンドの合間の耳休めにピッタリです。
とくに夏場のドライブ時など、中途半端なハードサウンドなどでお茶を濁すよりも、これくらい舵を切ってくれた方がいいくらいになりました。
けして軟派にならないロックなビート、オシャレすぎないアーシーなギターの音色、乾いた大地に潤いを与える安らぎのメロディ、このアルバムには日本人の琴線に触れる情緒があり、そこが個人的にはツボでした。
バラードの⑨とかエエ感じで泣いてるよ。でもベッタリしてないのがアメリカン。サラサラのパウダー仕様なんだね。②は全米でも大ヒットしたシングル、ハリウッド映画の邦題『恋のから騒ぎ』でも印象的なシーンで使われリバイバルブームもありましたね。
個人的にはピート・サンドベリ時代のALIENが⑩をカヴァーした事が、彼の存在を知るきっかけとなったのですが、なんでも⑩は他のアーティストに提供した曲らしく、この曲も売れたらしい。全然詳しいバイオは知らないので語りませんが、当時国内盤はリリースなし、やはりルックスの良くないアーティストは相手にされないのだろう。


ALIEN - Alien - Touch My Fire ★★★ (2018-06-08 14:03:10)

甘いねぇ
メロウだねぇ
でもベタつかないのが北欧なんだね


ALIEN - Alien(3rd) - My Love ★★★ (2018-06-08 13:59:42)

冷ややかなメロディは北欧ならでは
野太いダニエルの歌声を生かした新生エイリアンサウンドが楽しめる一曲
これは90年代仕様だったんでしょうね


TYRANT - Ruling the World ★★★ (2018-06-08 13:47:07)

タイラントというバンド名は有名無名に関わらず沢山ありますが、こちらはドイツのツインギター編成5人組によるパワーメタルバンドがリリースした4枚目のスタジオアルバム。剛毅なリフワークと屈強なリズム、そして本家程の迫力はないが地響きコーラスもありと、同郷のACCEPT風味もあるが、いかにもドイツらしい生真面目な正統派HM/HRサウンドで勝負。
随所に切れ込んでくるツインギターの鮮烈なソロもさることながら、欧州由来の叙情味を含んだメロディと、パワフルさの掛け合わせに1988年という時代を猛烈に感じます。低予算サウンド故の薄い音質による歯ごたえのなさが、バンドの本来の魅力を伝えきれていないが、ときにはノリノリのロックナンバーも挟み、硬軟バランス良く配した男臭いメタルサウンドには、大いに関心を惹かされます。洗練されすぎたメジャー級のメタルにチョイと飽きてきたマニアには、是非ともススメたいですね。


DOKKEN - Return to the East Live 2016 - It's Another Day ★★★ (2018-06-07 16:02:11)

枯れた味わいのドッケン節を堪能出来ます
これもドッケンですね
無理してないので好感が持てますよ
やはりこのバンドにはマジックが存在していたね


GRAHAM BONNET - Back Row In The Stalls ★★★ (2018-06-07 15:51:41)

グラハム・ボネットの幻のアルバムが2016年に日の目を浴びる事に、詳しいバイオはサッパリですが、1974年とか75年に録音されたものらしく、ハードなモノを好む方には眠くなること間違いなしのオールディーズ風のロック、ポップスのオンパレード。ハッキリいって、若かりしグラハムの歌声を楽しむ以外の要素も見当たらないのですが、資料的な価値も含め、グラハムのキャリアを網羅したマニアには無視できない一枚でしょうね。肩の力を抜きガナらないグラハムの美声は、ジャンル不問で楽しめるかと思いますよ。近年の精力的な活動にはコチラも心配してしまうほどハードスケジュールをこなすグラハム。70歳を過ぎ、あのパワーヴォイスを維持するのは大変な努力もいるでしょうが、出来ればもう一度、アンセムと共演して欲しい、そしてガチンコのメタルを歌う雄姿を堪能したいものです。もう時間ないッスよ。


RAY KENNEDY - RAY KENNEDY ★★★ (2018-06-07 15:26:53)

下積み時代の長かったレイ・ケネディ、彼ら名が一般的に広く知られたのは、カーマイン・アピス、マイク・ブルームフィールドらとKGBを結成したのが最初だろう。その後2枚のアルバムを残し消えたKGB、大きな成功を収められなかったのだが、1980年にソロアルバムをリリースしたのがコチラになります。
TOTOのポーカロ兄弟をはじめにメンバーがレイをバックアップ、さらにはミスターグラミー賞と呼んでも差し支えないデヴィット・フォスターも加わり層の厚いメンバーが手厚くレイのソロアルバムに力を注いでいます。
その期待に応えるように、力強い歌声で洗練されたポップスを見事に歌い上げるレイ・ケネディ。良い曲と良いパフォーマンスに彩られていたが、こちらも大きなヒットを生む事無く活動は終了。結局、表立った活動を継続することなく、その後は、裏方としての人生を歩んだレイ。彼の名が一躍HM/HRの世界で脚光を浴びたのが、1984年に西武球場で行われたスーパーロック84にMSGのメンバーとして参戦。解散状態のMSGが日本での仕事をこなす為に、急ごしらえのヴォーカルがレイ・ケネディだった。
その急転直下の加入は、来日直前だったらしく、ろくにリハーサルも行えず当日のライブを迎えたの事だったらしい。そのリハーサル不足と、レイ・ケネディから発せられる場違い感MAXのオーラに同情を禁じ得ないが、巷で散々と酷評された文言には乗っかる事は出来ません。
所謂、『レイはポップス畑のシンガーだからダメだ』ですね。今作を聴けば、彼がいかに声に押しがあり、けしてMSGのサウンドに負けるような歌い手ではない事が確認できると思います。同じバックボーンを抱え、RAINBOWからロックの世界に足を踏み入れたグラハム・ボネット同様、レイにも十分にチャンスはあったわけです。当時、レイがどの程度シンガーとして、ステージに立っていたのか、またどれだけ急だったのか、そもそもMSGはオファーを受けるだけの状態だったのか等、実に裏話の多い参加劇となったレイ・ケネディを擁する幻のラインナップですが、映像も当時のVTしかなく、なかなか確認出来ないのが現状ですが、ワタクシは数少ないレイ・ケネディ擁護派です。
それにしても皮肉なものです、今アルバムの邦題が『ロンリーガイ』だもんなぁ。スーパーロック84当時は相当イジられたからね。
2014年に他界。もうその歌声を聴くことは出来ませんが、レイにはMICHAEL SCHENKER FESTに是非とも参加してもらいたかったなぁ。


WOLF SPIDER - Wilczy Pajak ★★★ (2018-06-04 14:25:14)

1987年に本国ポーランドでリリースされた記念すべき1st。2009年にMetal Mind ProductionsからCD化されたのはチョイとした事件でしたね。アルバムタイトルはバンド名のポーランド語。したがって歌詞もポーランド語です。
そういった事象がマイナスに働く要素もあるかも知れませんが、東欧圏由来の荒涼としたメロディとスラッシュならではの激烈なスピード感が混然一体となり突っ込んでくる様がなんともカッコいい。テクニカルスラッシュとジャンル分けされた彼等だが、1stの時点で、既にその魅力を確立。
ただ速いだけではない、トリッキーなフレージングや構成力の高さに彩られた暴れ倒すギター、それに負けない強烈リズム隊のテクニカルさ、そして歌い込めるカミソリシャウトのキレ味、デビュー作とは思えない完成度の高さに、バンドのポテンシャルの高さを窺い知ることが出来ます。
今やスラッシュ勢のリバイバルブームも凄い勢いだ、この質の高さは今でも十分に通用するでしょう。再評価されるバンドだよ。


ALCATRAZZ - Live '83 ★★★ (2018-06-01 14:38:40)

長らくブート盤が出回っていた1983年10月カリフォルニアで行われたライブの正規品。元々はFMラジオでオンエアーされたものだ。だから録音状態も良くライブとしての生々しさが伝わる。
所謂、すったもんだのあった裏話満載の日本公演前の充実した時期のライブが楽しめる名盤と言えよう。
記録的と言うか資料的な価値も高いのだが、やはりこの黄金期のラインナップによるマジックは確実にあったんだと言う事が確認出来るだけでも聴く価値がある。
Live Sentenceに収録されていない名曲『Jet To Jet』やマイケル・シェンカーの『Desert Song』が聴けるのもファンにとっては見逃せない要素。色んな意味で興味も引かれる内容になっています。
特筆べきはリズム隊も日本公演時よりも好調。グラハムも情緒のないラフさもあるが、圧巻のパフォーマンスで魅了。あの声の強さに圧倒されます。そして主役たるインギーの、正確無比だが息使いも聞こえる荒々しいピッキングの凄さ、そして流麗なフレーズの構築美の素晴らしさ、その独創性豊かなギタープレイは圧巻の一言でしょう。
オフィシャルリリースが遅かっただけに分は悪いかもしれないが、Live Sentence盤よりも、コチラの方がバンドの魅力を体感できるかも知れませんね。
ラストのカヴァーはジョージ・リンチがらしさ全開でリードギターを担当。


GORKY PARK - Moscow Calling - Don't Pull the Trigger ★★★ (2018-06-01 14:07:39)

包み込むような優しいメロディが印象的
このバンドならではの魅力に溢れている
洗練されているわ
資本力の強さを感じます
1993年にリリースのアルバムじゃなければ状況は違ったろうに
時期が悔やまれるアルバムだったなぁ


GORKY PARK - Moscow Calling - Strike ★★★ (2018-06-01 14:04:29)

シャレオツに弾けていますなぁ
甘いねぇ
ダンサンブルなビートに時代を感じます


GORKY PARK - Moscow Calling - Politics of Love ★★★ (2018-06-01 14:01:30)

若い頃はこういったシャラシャラなオシャレサウンドが大嫌いでした
器量がおちょこだったんです
今じゃノリノリで楽しんでいますよ
オシャレ感マックスのロシアンメタルに万歳!!
このメロセンスはお国柄
キュンキュンさせるわぁ
でもやりすぎだけどね


GORKY PARK - Moscow Calling - All Roads ★★★ (2018-06-01 13:58:39)

涼やかなメロディと甘美なポップセンス
その特性が見事に合致しています
これはアメリカンでも英国でもジャーマンでも北欧でもない
やはりロシアンなんだろう
ジャンル不問のメジャー感が眩しい


PATTY SMYTH(SCANDAL) - Never Enough ★★★ (2018-05-30 13:54:50)

オールディーズなどのカヴァーソングを取り上げたアメリカのバンドSCANDALのシンガーとして有名なパティ・スマイスがソロに転向後にリリースした1st。
どんなにポップな音楽性であろうと、実力のないものはステージには立てない。その肥えた耳を満足させるだけの事はある女性シンガー、キュートなルックスから弾き出されるパンチの効いた歌声、ソフトなAORサウンドではあるが、歌モノロック好きなら楽しめる要素も大。
外部ソングライターの手によって仕上げられた名曲の数々、合間にカヴァーも入れ品質の整合感は隙間のないものになっています。ハードなモノを楽しむ方には英国のMAGNUMのカヴァー④もありますので敷居は低いかと思います。
若い頃は全然聴けなかったソフトロック、今じゃ耳休めにピッタリだし、こういう質の高いものは大好物ですね。
その筋の名手を集めリリースしたアルバム。シングルもアルバムを大きな成功を収められなかった事で、ヒットチャート命の洋楽ファンにも相手にされなかった彼女ですが、歌モノロックならではのメロディの良さと堅実なサウンドメイクに引き寄せられます。
キュートさと力強さを併せ持つ声は魅力的ですね。耳に心地よく響く優しいメロディ、溌剌としな中にある甘酸っぱさ、そのロックテイストも残した多様なタイプの楽曲を見事に歌いこなしています。でも④は可もなく不可もなくですけどね。


STRYPER - Second Coming ★★★ (2018-05-30 13:24:31)

初期の3作からセレクトしてセルフリメイクされた企画モノアルバム。彼ら再結成後は『Reborn』がアレだったんでマメにチェックしていなかった。しかし、今作前にリリースしたカヴァーアルバムを聴き、評価も改め今作を手にする事に、正直、セリフリメイクには、何を今更感はあるのだが、新曲を2曲追加した現代ストライパーに魅了。彼らの生命線とも言える叙情的なメロディと、壮麗なコーラスワーク、ハードな質感を残しつつもポップフィーリングを損なわないアレンジセンス、その本質を今作で再確認することに成功。相変わらずドラムは下手だなぁといった声や、オリジナルを聴けば良いと言われがちな原曲を崩さないアレンジなどに、不満もありそうだが、逆にオリジナルを尊重した作りにこそ、ファンの求める理想像を再現したというバンドの気概を感じ、素直に楽しめますね。
新曲もオマケ程度ではない魅力もあり、流れを壊していないのも好印象。その2曲からも彼らが、何を大切にしてきたバンドかが伝わるでしょう。紆余曲折を経て辿りついたSTRYPERサウンドの復権に安堵しますよ。


NIGHTWING - My Kingdom Come ★★ (2018-05-29 13:51:06)

専任シンガーがマックス・ベーコンになってから2作目にて通産4枚目のアルバム。
前作を聴いていないので分かりませんが、あの明るく爽快なプログレサウンドは封印。よりストレートで分かりやすいメロディックサウンドへと変更。正直、個性が薄まった分、何を聴けば良いのかと困惑するのだが、マックスの伸びやかな歌声を生かしたポップロックとして楽しむのが一番だろう。その中でもダイナミックな『THE DEVIL WALKS BEHIND YOU』のような曲もあるので、軟派なだけではないロックな魅力も補完しているのが憎い。万人ウケするスタイルと個性、その両立の難しさを改めて感じさせる一枚である。AOR風の歌モノと言えるほどライトでも歌が中心でもないが、ハードに攻めきっていないってのもモドカシイ。
その辺りが評価を分ける要因でしょうが、多彩な技巧を隠し味にしているは間違いないのです。


NIGHTWING - Black Summer ★★★ (2018-05-29 13:29:40)

Strifeのベース兼ヴォーカルだったゴードン・ロウリーが自身の音楽性を追求する為に結成されたバンドの2nd。時期的にNWOBHMの流れに乗ってという背景もあるのか、オープニングは性急なビートを刻む疾走ナンバーだったりするのだが、このバンドの本質は英国由来の叙情性と、多彩な鍵盤楽器を導入した幻想的なメロディ、この二つを軸としたプログレテイストも強いサウンドが魅力。また自己主張が強いリズムプレイもハードさの根幹を支えたりと、重厚なサウンドプロダクションではないが、歯ごたえをもたらしているのも印象的だ。柔軟に対応するギターとキーボードの絡み、その配合によってプログレスタイルとハードさのバランスも大幅に変わるが、NWOBHMという時代に表れた古典的スタイルを誇示するプログレハードサウンドが本質なんだろう。
ジメジメ感よりも爽快なメロディと明るさ、この手触りが他の英国バンドの違いなのかも知れない。健康的な緊張感を味わえる、非常に面白い音ですね。


Traitors Gate - Devil Takes the High Road ★★★ (2018-05-28 13:35:10)

幻の一品を世に復活させる事に余念のない、今もっとも信頼のおけるレコード会社はHigh Roller Records。その激熱なレーベルからリリースされたのが名曲『Devil Takes the High Road 』を残し消えた幻のNWOBHMバンドの三曲入りEPにボートラ3曲を追加して2013年に再発された奇跡の一品。
鼻腔を擽る湿度の高い英国的などんよりサウンドをたっぷりと楽しめます。勿論NWOBHMなんで、キレのあるスピードナンバーも収録、そのおかげでサクサクと聴けるのが良いですね。さらにボートラは、このバンドの前身に当たるQuest時代の曲とクレジットされています。意外と盛り沢山な内容なんですよね。
懐かしき英国サウンド、マニアご用達の一品として愛聴出来るでしょうが、NWOBHMが好きじゃない人には厳しいでしょう。少々マイナーすぎるわな。
このレーベルの商品は毎度、国内盤の帯に日本語タイトルをつけてくれます。今作はズバリ悪魔の本道。なんか横溝作品みたいでエエですよね。このカビ臭さもイメージに合うしね。


NOZOMU WAKAI'S DESTINIA - Metal Souls ★★★ (2018-05-27 15:10:52)

今や国内を代表するメタル系アーティストに上り詰めた若井望のプロジェクトチーム第3弾にあたる2nd。今までは複数のアーティストが参加する企画モノ的なニュアンスの強い作品だったが、今回はシンガーはロニー・ロメロ、リズム隊はマルコ・メンドーサとトミー・アルドリッチのWHITESNAKE組という豪華ラインナップが顔をそろえる事に、この手のアルバムにありがちなネームヴァリューに頼った参加とは違う、質の高いパフォーマンスで魅了。マルコとトミーのリズム隊も、その屈強なスクラムを組み鉄壁のリズムプレイにはメタルバンドかくあるべきと言った魅力を発散、やらされている感もあるが上手く機能している。

フロントマンとして、もはや実績十分なロニーのパフォーマンスも堂に入ったもので、サイドプロジェクト的な匂いをさせない手抜きなしのパフォーマンスに胸が熱くなります。
こうなると楽曲のあり方が気になる。特に①のようなガルネリウスタイプの曲などドメスティックすぎる匂いがキツすぎで、ロニーのザラついた声質が、さらにバタ臭さを倍増と、このメンバーによる悪い面がオープニングから出ているのが残念。
所謂、このバンドもJ-ROCKなんだなぁと思わされる、最大公約数のファンを満足させる構成が気になる。②は女性シンガーで固めた前作に通ずるメロウな曲だ、やはりロニーの声が強すぎる。個人的に①②の流れは、のど越しがスッキリしないものだが、そこは趣向の問題。③以降は徐々にワールドワイドなメタルナンバーが目白押し、変化自在のギタープレイで聴き手の好奇心を擽り続ける若井のプレイ、そのコンポーズ力と、魅せるギタープレイに酔いしれます。これほどのラインナップを従えても主役は若井であることは明白な彼の存在感の強が最大の聴きどころだろう
熱きメタルスピリットが宿る渾身の叙情派HM/HRサウンドの持つ説得力の高さ、定番だが古臭さに埋没しないセンス、流石は若井望だなぁと感嘆させられました。力強い⑥は新たなるメタルアンセムだな。


SHEILA - Little Darlin' - I'm Still Believin' ★★★ (2018-05-26 15:28:06)

爽快ですね
甘美だがほんのチョイだけ切ないです
そこが好きですねぇ
コーラスパターンも王道でしょう
ギターも大人のオシャレ感がエエ


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Warrior ★★★ (2018-05-26 15:22:15)

強烈な①の次にこれだもんね
ずるいわ
MICHAEL SCHENKER FESTの意義を強烈に誇示
参加ヴォーカリストによる力強い歌声に魅了
素晴らしいパフォーマンス合戦に手に汗を握りますよ
どっしりと構えたミドルナンバーなのにね
こういう古典的なスタイルの楽曲は大好物だ
アルバムを代表する一曲と言えばこれでしょう


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Heart and Soul ★★★ (2018-05-26 15:19:19)

カーク・ハメットとマイケルのスリル溢れるギターバトルが楽しめる
オープニングにてハイライトとも言える疾走ナンバー
本当に二人のバトルは聴きどころでしょうね
でも個人的にはロビン・マッコリーの熱唱が光る
ロビン時代のM.S.Gは軟弱な印象が強い
TIMEリリースによって求心力を一気に失った
その戦犯扱いだったロビンが汚名を雪そそぐかの如く渾身のパフォーマンスを披露
それが一番の聴きどころだろう


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Take Me to the Church ★★★ (2018-05-26 15:13:10)

ドゥギー・ホワイトが歌う叙情的なミドルナンバー
キャッチーさもありシングル向けだろう
マイケルの味のあるギターにも酔える
かつてのような暗く湿ったではない健康体のギター
それもマイケルなのだと実感出来る
キーボードがエエ仕事をしてるね


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - The Last Supper ★★★ (2018-05-26 15:09:17)

ゲイリー・バーテンの歌いだしに不安を覚えたがアイデア的には成功だろう
ラストに収録されているのだが
アルバムの軸になるような全員参加による叙情的な一曲
どこか爽快感のあるフレーズが清々しい雰囲気を味あわせてくれる
アルバムを〆るのに相応しい


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Everest ★★★ (2018-05-26 15:04:56)

粒だったマイケルのギターに悶絶
クールなリフワークが冴えてます
そこにグラハムの歌声が乗るのだから贅沢な話だ
この二人のコラボをもう一度楽しめるとは良い時代だ


MICHAEL SCHENKER FEST - Resurrection - Night Moods ★★★ (2018-05-26 15:02:36)

グラハム・ボネットの迫力がビシビシと伝わってきます
そのおかげで緊張感の漲るモノになった
叙情的なミドルナンバー
流石の一曲である


SPARTAN WARRIOR - Behind Closed Eyes ★★★ (2018-05-25 13:52:32)

デビュー期が斜陽に差し掛かったタイミングだっただけに、イマイチ知名度が低いNWOBHMのレジェンダリーなバンドが復活。そして2010年にアルバムをリリースしてくるとは驚きだ。しかもメンバーは5人中、4人が昔の仲間、そして出している音は正に英国産以外の何物でもない、あの暗く湿ったヴィンテージメタル。そのオッサン臭さに、若い人は肝を冷やすかも知れませんが、これぞ伝統なんですよね。
憂いのある哀愁系のメロディ、そこに攻撃性を緩めないツインギターのアックスメン、コード進行やフレーズ一つとってもNWOBHMそのものだ。そこにオッサン臭いが、ビフ・バイフォード似の歌声が乗るんだからね。マニアにはたまらんモノがあるでしょう。
かつての音を現代にアップデートした新生Spartan Warrior。これは思い出作りの一枚ではない、現役感たっぷりの復活作である。それにしても録音状態がね。次回はもう少しお金を掛けてくださいな。