7つ下の同僚の奥さんがこのやんちゃなCanadianのファンだったという話を聞いて全曲レビューに至った。大半の曲は83年中にレコーディングが終わっていたらしい。ちなみにシングルリリースの順は3.7.5.4.6.1.8.で、翌85年にかけてこれらがヒットチャートを席巻したんだよなぁ。 BRYANの活動のピークはWaking Up the Neighboursの頃になるだろうけど、ブレイク作と言ったら断然コレだってば。それにしても本サイトでは何ともSummer of '69の人気が高いことよ! 確かに夏はこいつのシンプルでストレートなロックでオーバーヒートしちまうのも一興かもね。
同年デビューしたFAIR WARNINGの陰に隠れてしまった感のある2nd。とは言えMICHAEL VOSS自身が言うところのPOP感覚と適度なハードさが絶妙にブレンドされた好作だ。当時28歳のVOSSの声はJBJほどハスキーではなく、むしろハイトーン抜きのJACK RUSSELみたいに良い意味で青臭い。楽曲はどれも平均以上の出来であり、惜しむらくは曲順といったところか。One of These Daysは一般洋楽ファンにも訴えるカントリータッチの曲だから、次作Some Like it Differentへの繋がりという意味でもエンディングに持ってきて欲しかった。どうにもラスト3曲が尻すぼみの雰囲気濃厚な気がしてならない。☆2.5個。