30年間連れ添ったRICHIEの脱退後では初の全面新曲フルアルバム・This House Is Not for Saleが好調みたいだね。試聴した限りでは、最早HRですらないアメリカンルーツロックに回帰した作風になった。しかも憑き物が取れたかのように普遍的で穏やかなメロディ、音像に触れることができるはず。 デビュー当初のメタリック路線から後退して久しいBON JOVI、そりゃ30年以上も演ってたら中には駄作もあるって。オールキャリアを知る者としては、彼ら(と言うよりJON個人)の"信念"とやらに揺らぎは無かったか? それを今後は気長に検証していくとしよう。 …と、新作についてはクーカイさんが一番乗りでレビューしてみえるので参照されたし。
77年以降ROCKPILE名義も含めると毎年1枚ずつ精力的にアルバムを発表していた中、83年4月リリースのソロ通算8th、ARISTA移籍後では2ndとなる"恋のインフォメーション"。初めてE.L.O.のJEFF LYNNEが1.を提供し、1.7.をプロデュースしている。1.はI Hear You Knocking以来12年ぶりの全米TOP40ヒット。他の収録曲もカバーやサポートメンバーの作品が多く、相変わらず自作に拘らない自由奔放なイメージだ。J.LYNNEプロデュースが2曲のみのため違和感があるかも知れないが、翌年の次作ではコラボがさらに深度化するので、本作は過渡的な位置づけと言えよう。ちなみに自分はE.L.O.モードのEDMUNDSが好みである。