1986年。ブレイクヒット、シーズン・イン・ザ・サン(片仮名だよ!)を含む3rdがこのTHE SEASON IN THE SUN(英語だよ!)。しかしアルバムとしてはまだまだブレイクには及ばずか、前半はイケイケだが後半が大人し過ぎるかな。音質も籠ったようで爽快感を損ねているのが難点。個人的に本作の裏ジャケ写がお気に入りだけど、若かりし頃の4人を象徴してるようにも見えるね。
上のお2人、悪く思ってないとか琴線に触れるとか仰りながら☆を付けてないのは何なんでしょう? 荒らしと見做しますよ。自分は丁度30年前のSomebody Like Youがこのバンドにとってアリーナロックバンドとしてのピークだったと思います。また、サザンロックにしてはさほど粘っこくなくメロディックで比較的ハードな点で、メタラーの鑑賞にも十分耐え得るだろうとは思います。自分が言えるのはここまでということで。
Big Onesから5年後、94年リリースのベスト盤である。新曲は一切無い代わりに2nd・Get Luckyから実に7曲、加えてFootlooseのサントラ曲9.も収録され全16曲。個人的に好みでないデビュー曲1.で始まるのはこの手のアルバムとしてはお約束だから耳を塞ぐとして、5th・Wildsideから8.の1曲だけなのは寂しいところ。Classicsと言うだけあって初期作品偏重の傾向はあるけど、80sのLOVERBOYをダイジェストする分には全く問題無し。Big Onesと併用して聴けば完璧だろう。
1981年10月リリースの2nd。実際ヒットしたのは問答無用の代表曲1.ともども年末から翌年にかけてだったと思う。本国カナダで8位、USチャートでも次作と同じく7位まで上がった出世作であり最大のヒット作でもある。 自分もリアルタイムではこの時初めてこのバンドを知り、何やらチャラいポップロックバンドだなと思っていたが、聴き直してみれば上の方も仰るように立派なハードポップではないか! 声質は異なるけどバンダナ兄ちゃんMIKE RENOの歌い方はDANGER DAGERのT.POLEYも真似している節があったりする。 しかし同時に、Queen of the Broken Hearts(次作収録)のレビューで指摘されてる通りLOVERBOYがアルバムアーティストとしては落第であることもハッキリ分かる。決して退屈なバンドではないとは思うが。赤い革パンにラッキーサインの本作に関しては正味の☆2つ。
Be My Babyのレビューで奇跡のユニットなどと言ったが、実際は2人の利害が一致した上での結成だったのだ。だからバブルと歩調を合わせるかの如く崩壊してしまった。 しかしそんな一時的なユニットとはいえ、2年の活動期間にリリースしたアルバム、シングルそれぞれ2枚が全て1位獲得したのだから大ブームだったよ。ただ、やはりBOØWYの時みたいなケミストリーは求めるべくもない。伝説にはなれなかったね。