Too Hot to Sleep以来実に18年ぶりとなるSURVIVOR名義の新作。プロデュースにFRANKIEの名しか載っていないのに一抹の不安を覚えたが、聴いてみたらそこはSURVIVORらしいメロディックロック&バラードのオンパレード! フランキーが前面に出てギター・オリエントな曲作りである点は前作の延長線上にある感じがする。流石に瑞々しさや煌めきは薄れたね。中心メンバーが50代ともなれば期待する方が無理というもの。この調子でアダルトなメロディックロックを続けて欲しかったのに、JIMI JAMISONよ、サッサと脱退しちゃうとは。まぁ彼もその2年後再び名を上げることになるから、敢えてどうこう言わない。SURVIVORもJIMIも、末長く自由にいい音楽を作り続けてもらいたい。 追記:JIMIの没後も折に触れて聴き返している。当時の事情や力関係はもはやどうでもいいこと。JIMIのソロ作と同率首位だヨ本作は。
VAN HALENの曲名をバンド名にしてしまったメンフィス出身の4人組・TORA TORA の、1989年夏発表の1stフル。R&Rを基本にブルース、R&B、カントリーを上手く採り入れた、ベタだけど良質のアメリカンハードロックを聴かせてくれます。シンプルなようで意外な展開を見せる曲もあり、その様はまるで爆撃機、正にサプライズ…おっとこりゃライナーノーツでも言っていました。最後にチャチャッと描かれたみたいなジャケも、今見ると「らしく」てイイですね。