奇っ怪コミカルなジャケ絵も然ることながらEvery Rose Has Its Thornの№1ヒットで悉く有名な作品である。1988年にして彼らこそがLAメタルの頂点を極めたことになるのだろう。相変わらず音は軽いし演奏は覚束ない所もあるけど、そんな素人っぽさの中にもアメリカンドリームを登り詰めた風格すら伺える好盤だと思う。Fallen Angel は誰にでも薦められる超名曲! コレだけのために本作をお求めになっても損はないゾ。まあ裏を返せば理屈こねて音楽聴いたり知識が必要とほざく輩には決してお勧めしないバンドであり作品なのである。
LAメタル全盛の1984年リリース、メジャー3作目。70年代から活動していただけあって、作りはシンプルだけど底力を感じさせる楽曲ばかりである。尤もこれメタルではなくて飽くまでもHRだよね。だけども素晴らしい! WE'RE NOT GONNA TAKE IT に釣られて(?)ゲットした方は必ず他の曲も賞味してやっておくんなせえ。ポップというオブラートに包まれた、ディー・スナイダーの派手な恰好とは裏腹のHUNGRYたらんアティテュード、実はこれも演出なのだが、それを差し引いても世間へのアンチテーゼが感じ取れる筈だよ。