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DARKLY, DARKLY, VENUS AVERSA (2010年)
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DARKLY, DARKLY, VENUS AVERSA
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解説 - DARKLY, DARKLY, VENUS AVERSA
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-11-19 22:03:48)

2010年発表の9thアルバム。

前々作ではメタル方向に舵を切り(すぎて?)メロデスに接近、前作ではメタル的魅力をしっかり引き継ぎつつシンフォブラックに方向を戻した感じでしたが、今作はABIGAIL WILLIAMSのキーボーディストが加入し、シンフォ要素を増強させつつも、前作の路線を引き継いでますね。

ただ、この作品がエクストリームメタルの作品としても、CRADLEのアルバムとしても、何らクオリティに問題は無いというのは大前提として言いたいんですが、あと一歩何かが足りないという印象もあるんですよね…。よく聴くとキーボードが悶絶級のメロディを奏でてたりするし、リフとの
絡みで聞き惚れる部分もあるし、Daniのヴォーカルは相変わらずだし…。

でも、いつもどおり過ぎて物足りない気がする。
特にDIMMU BORGIRがハリウッド映画系サントラブラックメタルの最高到達点とでも表現したいアルバムを作ったのに比べると、こっちは余りにも平常運転過ぎるような…せっかくキーボードが加入して、レーベルもPeacevilleになったことだし、何か変化が欲しかった所。

まあ安心して聴ける一枚だし、ここから入るのも全然アリな作品だと思う。でも個人的には「Midian」「Damnation~」ほど熱くなれない一枚かも。買うなら、ボーナスディスク付き二枚組の輸入盤がオススメです。




2. Spleen ★★ (2010-12-08 00:51:03)

「夜の魔女」「アダムの最初の妻」として語られるリリスをテーマとしたコンセプト・アルバム。とはいえバソリー夫人やジル・ド・レイのように元ネタとなる歴史記録はないので、リリスの神話をもとにした暗黒物語となっています。
音楽の方向性はUsherさんも仰っている通り、前作『Godspeed…』路線の正統メタル&シンフォの融合です。それ自体に文句はないし、これまでと違う試みも見受けられたりするのに、どこか「物足りなさ」があるのがもったいない。
例えば、クレイドルのコンセプトものにつきもののイントロ、インタールード、アウトロなし。物語の主役(ここではリリス)の語り部分が少ない。最初のPVになった「Forgive Me Father(I Have Sinned)」のキーボードよりギター主体のメロディ。このあたりの変化球をもっと上手く活用してたら、それはそれで賛否両論あったかもしれないけど、面白味は増したんじゃなかろうかと思ってしまいます。
あと、単に私が聴き慣れただけかもしれませんが、「あ、ここらでブラスト入って疾走始まるな」とか曲の展開が読めてしまうので、ここらでまた変化に富んだ10分級の大曲を作ってみてはどうだろうとも思います。

しかしこの作品もまた『Thornography』同様、文句をつけながらもメロディセンスの抜群さには頭が下がります。キーボードもいいけど、上記の「Forgive Me…」に代表されるギターメロディもいい。さらに綜合評価でいえば『Thornography』より高いでしょうし、ストーリーも面白いし。

ちなみに私が買ったのもボーナスディスク付きの輸入盤です。国内盤はボーナストラックが輸入盤ボーナスディスクから2曲しか入っていないので、歌詞対訳重視でなければ輸入盤2枚組のほうがいいかも。




3. depressionist ★★★ (2013-01-01 14:44:59)

cruelty- 時代のサウンドは明らかにメロデスよりの"なんちゃって"シンフォブラックといった感じでしたが、このアルバムはスラッシーなリフに重厚なシンフォニックサウンドを加え本格的なものに仕上がってるんじゃないでしょうか?!
lilith- を聞いたときはそのキャッチーさに驚きましたが、それ以外の曲は聞き込めば味が出てくるようなスルメタイプの曲が多く買って良かったです。


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