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Desert Call (2010年)
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Desert Call
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解説 - Desert Call
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2024-04-23 00:00:49)

初期メンの一人で、1st『HOPE』ではVoも兼任していたエリエス・ブシューシャ(Key)の脱退という一大事を乗り越えてリリースされた新作『KARMA』も好評を博しているチュニジアのプログレッシブHMバンドMYRATH。本作は彼らが、盟友ケヴィン・コッファート(ADAGIO)をデビュー作に引き続いてプロデューサー/エンジニアに起用しレコーディングを行い、フランスのインディ・レーベルXⅢ BIS RECORDSから’10年に発表した2ndアルバムに当たる作品です。
本作より現フロントマンのザヘル・ゾルカディ(Vo)がバンドに加入。この時点で既に卓越した歌唱力を披露する看板シンガーを得て陣容が整い、OPナンバー①のイントロから早くもアラビックな旋律全開で迫り来る本編は、(未だSYMPHONY Xからの影響の残り香を端々に残しつつも)これまで以上に妖艶なメロディと、ストリングスを有用した優美かつシンフォニックなアレンジが乱舞する、MYRATH独自のしなやかなプログレ・メタル・サウンド確立に大きく前進した仕上がりとなっています。
とりわけ、ザヘルの情感豊かな歌声と弦楽器の奏でる泣きメロが胸に沁みる叙情バラード⑥、スピーディ&パワフルに畳み掛ける曲調からはハッキリとSYMPHONY Xの影響が顔を覗かせる――そこが魅力でもある⑦、物悲しくも劇的なメロディを纏ってドラマティックに展開していく⑧といった名曲が畳み掛ける本編中盤には惹き込まれずにはいられませんよ。
欧米において「チュニジアにMYRATHあり」との評価を定着させたというのも納得の力作。1st『HOPE』共々、なんで未だ国内盤リリースが実現してないんでしょうかね?



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