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873. 失恋船長 (2023-11-22 05:28:32)

『胸キュン/胸熱ロック 47』10選


①Saxon - Hell, Fire And Damnation
来年リリースされる新作から先行公開
今のサクソンらしいパワーを内包したブリティッシュメタル
威厳に満ちあふれた王道サウンドはNWOBHM時代とは違う魅力がある
前作がアメリカンナイズド日本では叩かれまくった時代を踏襲した一枚だった
手のひらを平気で返すアメリカンナイズド信者を見るのは痛快であったが
今作もまた揺るぎなき信念にもとづく一曲である
アッサリ終わるのがサクソンなのよ



②ANTHEM - Blood Brothers
再結成後は定番化しているメロディアスでキャッチーな疾走ナンバー
定番過ぎるのだがご新規さんには馴染みやすいだろう
PVも個人的にはすべり気味
たのむぜアンセム
もっと突き抜けてくれ!!




③QUEENSRŸCHE - Rebel Yell
個人的には随分とご無沙汰のクイーンズライク
で最近はこんなんになっちゃったの?
ビリー・アイドルのカヴァーですか




④DORO - Total Eclipse of the Heart
ドロ姐さん
ロブ・ハルフォードと共演です
こういう共演はけして奇をてらったものではありません
ドロ姐さんの人望があってこそ
ジム・スタインマン作曲でボニー・タイラーがヒットさせた
名曲をドロ姐さんヴァージョンで仕上げました
名曲は色あせないね




⑤Survivor - Eye Of The Tiger
運動不足解消にピッタリの一曲ですね
この曲を聞くと何故かシャドーボクシングしたくなります
アポロの姿を思い出すんだよなぁ
歌い出しが大好き
歌メロと声も凄く好きです
なんかホロリとなるんですよねぇ
魂を鼓舞する曲なのにチョイキュンと胸に染みる




⑥KUNI - When We Rock (It Feels like Thunder)
スリリングなギターソロ
その前後で奏でられるドラマ
力強い歌声も後押しとなり
レフティスナイパーKUNIの凄技が冴えます
良いミュージシャンだったなぁ




⑦DEATHSLAYER - Cry Of The Swords
ダークな設えの硬派なUS産アングラメタル
女性ヴォーカルのあり方がジャパメタチックでワタクシは大好きです
正式な音源を残せなかった幻のバンド
コンピ作に参加したりしたんですけどね
こういうの嫌いになれないねぇ




⑧AGENT STEEL - Destroy the Hush
イマイチ影の薄い三枚目のアルバムのオープニングナンバー
不穏なる空気に包まれるスピードメタル
轟音轟かせ空間を切り裂きます
これはこれでありだと思いますよ




⑨GAMA BOMB – THUNDER OVER LONDON
鋭利に切り刻まれる重厚なサウンド
闘争心を煽る小気味の良いビート
どこかファニーな空気感があり親しみやすさもあるが
触れたら火傷するぜ
な気合いは漲っている





⑩SIGH - Gundali
キーボードがいいんですよね
凍り付く世界へと誘います
オカルト神秘主義だけじゃないのよ
エンディングへ向けて美しい調べが続きます
ハッとさせられますよね




875. 失恋船長 (2023-12-06 18:56:26)

『道産子メタル』10選


①Eliza - Scorpion
欧州風味タップリの叙情派サウンドだった時代の代表曲
後期は完全にアメリカンだったもんなぁ
でもツインギター編成からシングルに変更した時代も大好き
今年に入り金田充さんの訃報を聞きとても残念でした






②SCREW DRIVER - 激愛
サーベルタイガーの最初期に歌入れした今井理浩
このギリギリのハイトーンとチープな歌詞に目眩がする
究極のダサかっこ悪さ
80年代でも許されないぞ
しかしこのクレイジーな臭さがジャパニーズメタルなのである
後年全く違う音楽性でコンテストに参加して旧来のファンを驚かせた




③SaberTiger - One Night Dream
デモテープSaber Tiger IIでは滝沢貴幸 がリードヴォーカルを担当
そっちは聞いたことないのだが現行はCD化されたParagraph 2で短期間バンドにいた
小泉なる男性シンガーが歌入れを行っています
四畳半フォークみたいな歌詞だが木下と武田による泣きのメロディとよく似合う
何故か好きなんですよねぇ
たまに口ずさんじゃうワンナイトドリーム♪セクシー♪リップ~






④Androgenus - Running Wild
希代の名シンガー下山武徳がヴォーカルを務める本格派のメタルバンド
ツインギターによるダイナミックなサウンドは王道を押さえている
荒削りなパワーを内包しつつも日本人らしい木目の細やかなサウンドは
時流も飲み込み上手く立ち回っている
下山の歌声も素晴らしい
上手いヤツは最初から桁が違うよなぁ
そしてMCが長いのも最初からだったんだなぁ





⑤Maverick - Maverick
北のメタル戦士として知られ
道外から人気のバンドを招聘
でも会場を埋め尽くし力は無いのだが
関東圏では人気があり招聘されたバンドは何故
マーヴェリックは地元で人気が無いとクビを傾げたという逸話がある
詳細は不明だが噂話はヤバかったなぁ
北欧にも通ずる凍てつくメロディは硬派
この熱気と永久凍土とも言うべき冷ややかな感触は
土地柄だと思う
個人的には1stデモを聴いて大好きになったバンドだった
ツインギターも熱い
リズムプレイもパワフルでカッコ良い
音質など糞食らえである




⑥Fatima Hill - Aiesis and Your Bible
女性シンガーYuko嬢がフロントを務める暗黒系様式美メタルバンド
オリエンタルなメロディが怪しげな魔の世界へと誘う
専任キーボードがいるだけに音楽性の骨格実にしっかりとしたもの
個性的なバンドサウンドを武器にギターオリエンテッドな作風は
何度聴いてもワクワクゾクゾクとさせられる
大作ナンバーも多いバンドだが飽きさせない技術がある
女性シンガーもパヤパヤした歌声で逃げないのが頼もしい





⑦FAST DRAW - モルモット (Camp 731)
スラッシーかつパワフルな疾走ナンバーからドロドロウネウネのヘヴィな曲まで
多様性を持ち合わせる北海道を代表するバンド
フラットバッカーに負けない個性とインパクトを放っていた
個人的には大好きなバンド
この曲は第二次世界大戦中民間人を含む捕虜に対して
人体実験を行った石井中将率いる731部隊
公ではなかったことになっているのが怖い
実際に石井は戦犯として扱われることはなく
アメリカに情報を渡し朝鮮戦争では渡米して兵器の開発に携わったとさえ言われている
後年松本清張が小説を書いたことでも有名な帝銀事件の主犯は
石井部隊の残党だったと書いたことでも有名な闇の部隊
スローな出だしはこの絶望的な世界から一筋の光明を信じ明日の人生を占う人々の悲しみ
そして中盤からヘヴィに転調するのは絶望に対する怒りか?
襟を正して聴くしかない一曲






⑧Silverback - What a Wonderful Life
今でも現役で活動する北海道の古参メタルバンド
音楽性の変遷はあるのだが今も攻めの姿勢を崩していないのは頼もしい
今回は伊熊がいた時代の楽曲を選びました
本当に日本人離れしたパワフルな声を持つ歌い手でしたね
北海道からは刺激的な歌い手が登場するなぁ
そしてヘヴィなリズムプレイもさることながら
熱を帯びたエモーショナル溢れるリードギターのアイデアが素晴らしい



⑨Captured - Vicious Lover
1989年にリリースされた1stアルバムから
当時の背景を意識したスリージーでパワフルなロックナンバーは
なかなか様になっておりハッタリだけじゃない
芯のある姿を見ることが出来る
現在も活動しているが音楽性は違う





⑩HARDGEAR - DIVE INTO HARD GROUND!
ドラムは現ラウドネスの鈴木あんパンさんがいた時代のデモ
ストレートに打ち鳴らされる楽曲は
それまでの複雑なスタイルからは一線を画す
これくらい分かりやすい方が馴染みやすいだろうが
物足りなさも若干あるのだが好きな曲調だ
ストロングスタイルな渡辺徹の歌がカッコイイ
マシーンさんのギターもストレートな曲の中でも刻んでいますねぇ
クールなソロも耳を惹きます




876. 失恋船長 (2023-12-11 20:25:36)

『麗しのジャパニーズ』10選


①Bad Loser - Wild Beast
小気味よく繰り出されるリフとリズム
グルーブ感もそこそこにノリの良いリズムで魅了
南の歌はいつでも温かみがあり
聴いていて心地よい
良いバンドだったがギタリストが変りすぎた


②Terra Rosa - Battle Fever
この曲を聴いたときの衝撃は忘れられない
今なお名曲として体中に刻まれていますね
このドラマティックな展開に胸が焦がれますねぇ
THE様式美メタル
エンディングまで完璧であろう
島のギターも岡垣の鍵盤プレイも最高
プライドをぶつけあうソロバトルに悶絶




③ELIZA-HEART BREAK
コンピ作に提供したアメリカンでノリの良い一曲
カッコ悪い歌詞も含め大好物である
この伊藤竜吾の歌もハマっているんですよね
コンパクトにまとめた楽曲だが
当時の彼らの魅力を端的に伝えている
アメリカンだけじゃない叙情的なメロディが好き
まるでドブネズミみたいだぜ♪からの
タイトル連呼も好きです




④Mazeran - What You Do To Me
外国人が歌っているのでホンマもんの空気が充満
ギターソロは少々粗めだが
この洗練されたアーバンな空気はなんとも言えない魅力がある
スローナンバーも手なずける実力はインディーズ止まりではない
プロデューサーは今は亡き白田一秀
良いバンドだったなぁ





⑤樋口宗孝 - Tiger
リードギターは山本恭司
ヴォーカルは片山圭司
キャッチーだが爽快で勢いのある一曲
主役は俺だと言わんばかりにド迫力のドラムを披露する
ワガママ放題の樋口が大好きだ





⑥Ebony Eyes - Final Fight
RAINBOW過ぎるぞ
いい加減にせいよ
でも歌っているが藤本朗だ
このラインナップで1stやりなおしてくんない
RAINBOWなんで真面目に聞くとズッコますが
憎めないのがマニアの性なのです




⑦Saber Tiger - MABOROSHI
個人的にサーベルタイガーでいうところのスモーク・オン・ザ・ウォーターみたいな曲です
ぜったいやってほしい一曲なんですが今の彼らが出す音楽性には合わないよなぁ
起承転結のある展開と木下のギターワークの素晴らしさ
胸がキュンキュンなりっぱなしです
色んなヴァージョンがあるのですが
ここはParagraph 3 でお願いします




⑧Zenith - The Last Betting
のちにコンチェルト・ムーンが取り上げるのですがオリジナルはこちら
尾崎の歌メロが哀切があっていいんですよね
ブルースティーラーで一足先にデビューを果たす戸谷勉
彼のギタープレイも必聴ですよ
デモですがまとまっています
良いバンドでしたねぇ
こちらのアレンジの方が繊細です




⑨Hollywood – Wild Life
アンセムを辞めた森川之雄と清水明男が組んだバンド
二人とも金髪にしていた記憶がある
一年足らずで解散した記憶がある
アンセムを辞めてまでやる音楽かという悪口も多かったが
時代が悪かった
1993年にワイルドでメロディックなメタルでは分が悪い
でもこのニッポンのメタルっぽさが好きだったなぁ
正式な音源として復刻して欲しいねぇ







⑩HURRY SCUARY - I'TS JUST A RADIO
哀愁タップリですよねぇ
そして甘口のキャッチーなハードサウンド
初期型ハリー・スキュアリーも大好きです
森岡保次の世界観なんでしょうね
歌詞と曲調の微妙なズレはあるのですが大好物です
昭和ジャパニーズメタルですねぇ




877. 失恋船長 (2023-12-13 15:47:42)

『麗しのジャパニーズ』10選


①BREEZE LEAST - BREEZE LEAST
国産様式美メタルバンドとしてマニアから愛されるバンドの代表曲
今回はあえて女性シンガーにシフトチェンジしたSCREAMヴァージョンを選びたい
女性らしい魅力を前面に出したパワフルな歌声は実に頼もしい限りでした
マボロシの作品なんで正式に再発して欲しいなぁ


②Magenda - Star
本格派の女性によるメタルバンド
エアロスミスのカヴァーをやったりとイケイケだったね
日本のバンドらしい叙情的なサウンドで魅了
ギターも前に出てくるが弾きキレていない場面もある
ドラムも派手だがドシャンバシャンと歯切れが悪かったりするのだが
男なんかに負けてたまるかという気迫を凄く感じる




③Excuriver - Dirty Angel
ラフなパワーを内包した関西様式美サウンド
この手のサウンドは丁寧に唄えるシンガーが良いのですがね
日本のメタルシーンは常に人材不足だったよ
でもこの根暗な叙情派テイストは大好きです
ハードなバックの演奏も様になっています
インディーズなんで割り引きますがカッコいいです




④Eliza - 聖・戦士
叙情的なメロディと哀愁
ズンズンと進んでくるリズム
ワビサビのある初期のイライザらしいミドルナンバー
聴かせてくれますねぇ





⑤Fast Draw - 熱帯夜
猟奇的な世界観を演出するハードナンバー
押しの強い歌声も迫力が増しています
以前か歌詞カードがないと何を唄っているのか聞き取れませんでしたが
改善されたのもポイント
ウネウネドロドロと地を這うヘヴィなサウンドは唯一無二の個性を感じさせます






⑥Lawshed - FACES
スラッシュメタルから影響を受けてスラッシュメタルをやっている
先を読ませない展開もスリリング
このプログレッシブさが魅力だった
まだまだ荒削りだが期待値の高さを伺わせてくれた一曲





⑦夜叉 - 現ナマ
レイトバックした後ノリで叩き出される菊池のドラムが好き
ちょっと合わないかも知れないが好きですね
成田のパワフルな歌声
ザクザクと刻まれるギターとグイグイと押し込んでくるベース
彼らのカタログとしては一番キャッチーで親しみやすい




⑧Moon Struck - The Last Justice
ザ・ネオクラ様式美メタルですねぇ
迫力のあるバックの演奏も素晴らしい
少々力み気味だがバックに負けじと踏ん張る女性シンガーも嫌いになれません
解散しましたが日本人好みのサウンドでしたね





⑨MOONDANCER – ARABESQUE
ロマンチックですねぇ
厚美の歌もセンチメンタルですよねぇ
○○歌劇団みたいでチョイハズいのですが
ジャパニーズプログレハードですよね
うーんロマンティックが止まらない




⑩HELL DUMP - HELL DUMP4
究極のおふざけメタルバンド
知らないうちにドラマーがいなくなりベースが女性に変っている
メイクしているが熟女系の匂いがするぞ
アメーバ伊藤が安定のへなちょこ感を出しているのが大好きだ
J-POPとメタルの融合
ある意味アニメタルの意思を継承する音楽性でもある
細かい事に目をつむり楽しむのが一番
演奏はしっかりしているのが逆にオモロイ




878. 失恋船長 (2023-12-18 13:09:44)

『麗しのジャパニーズ』10選 3



①Dancer - Thunder And Lightning
無理に英詩にしなくても良いのにね
キャッチーでメロウな曲も良いが
こういう硬派な曲も魅力だ
ストレートに打ち出された硬派なメタルナンバー


②Wolf - Last Word
オムニバスアルバムに提供したパワフルでノリの良いミドルナンバー
松本らしい歌メロが耳を惹きますねぇ
叙情的なメロディを速弾きも印象に残るが
大味で終わらないノリがWOLFらしい



③Sleazy Wizard - You Must be the Star
解散したのが残念でしたね
スラッシーさも加味したパワフルなメタルソング
拘りのある展開もガチッとハマった時の破壊力は相当なもの
日本人離れしたパワフルな歌声もカッコイイ




④Stone Edge - Young Blood
一筋ならではいかない展開に身体が汗ばむほど興奮させられます
センスと世界観で勝負できるバンドだった
女性シンガーがイマイチ唄いキレていない面もあるのだが
それだけで否定することは出来ない
もっと評価を受けるべき国産メタルバンドである




⑤Saber Tiger - Recollection
阿鼻叫喚
絶望的なシチュエーションを歌い上げる珠玉のパワーバラード
サーベルタイガーはこういうドラマティック曲を手なずけるのが上手い
渡辺徹の絶唱に胸打たれます





⑥Mazeran - Take me Away
オムニバスアルバムにも提供したスケールの大きいアメリカンなロックナンバー
そこに日本人的なエッセンスを落とし込む無理なく機能させている
オリジナルヴァージョンも外国人が歌っているがパワー不足
ここはアルバムヴァージョンで行きたいがサビメロはオリジナルの方が好きだったりする



⑦魔女卵 - Catch Love
ポップでキャッチーなハードナンバー
耳馴染みの良いメロディは歌謡曲風味も満点
女性シンガーの声質にもフィット
こういう蓮っ葉な不良娘風ロックがチョイ切ない響きを奏でるのが好きだ




⑧ELIZA - STREAM OF THE RIVER
歌うのはデモ音源しか残さなかった横内執一
癖になるリズムと情緒のあるメロディを奏でるツインリード
ヨーロピアンテイストの強い初期の彼らが好きなので
この歌でも全然苦にならない
この時代の音源って世に出ないんだよなぁ





⑨GUARDIAN'S NAIL – Passion Red
パワー/スピード/メロディそして哀愁
関東のメタルシーンを支えた正統派のメタルバンド
線は細いが真正面からパワフルな楽曲と対峙するシンガーも嫌いになれない
やはりメロディに対する拘りがこのバンドを押し上げている
運も実力のうちと言うが時代が違えばメジャー行きも夢じゃなかったろう
哀愁のツインリードが駆け抜ける様とパッション爆上げの闘牛士なテーマ曲をモチーフに
起承転結を設け魅了する




⑩THE LANE - YOU CHANGE MY LIFE
ギターは黒木政彦
ドラムの山波もウルフへと参加
おセンチな歌詞を書くシンガー兼ベースの西條幸男はプレシャスへ
ウルフにも通ずる硬派なスピードナンバーだが
この曲を挟む形の2曲の方がTHE LANEらしい
これもデモテープのみなんですよね
配信して欲しいマニア向けのデモなんだよなぁ




879. 失恋船長 (2023-12-22 13:33:47)

『麗しのジャパニーズ』10選 4




①Sniper - Fly By the Wing
マリノの板倉とLEOが合流
オランダでのライブも成功とバンドとしてはメンバーチェンジも成功かと思われたが
結局は正式な音源をリリースすること無く解散
最強のインディーズメタルバンドとして無冠の帝王と呼びたくなる存在だった
その為に知名度は低いのだが
今聴いてもオーセンティックなサウンドには時代を超越した魅力を感じる



②Wolf - Never Surrender
フルアルバムのラストに収録された叙情派ハードナンバー
黒木のリフワークと直情的に叩き出されるビート
そして松本の特徴的な歌声とメロディライン
ウルフでしか味わえないキャッチーさも加味した一曲
黒木のギターはスリル満点
リズム隊もテクニカル
コンパクトながら見せ場は多い



③Magnesium - Magnesium Lady
シケシケの哀愁系NWOBHMスタイルを極める日本のバンド
上手い下手では語れない味で勝負する
とにかく胸がキュンと締め付けられるシケシケ具合がたまらん
湿度100%




④MURBAS - DRIVIN' WILD
ムルバスの代表曲に推す人もおおいでしょう
ワイルドでスリージーながら日本人らしい折り目の正しさが肝
インディーズ止まりだったが多くの有名アーティストは輩出している





⑤Jewel - Top Secret
勢い弾き出されるリフとリズム
そのテンションを最後までキープしていくパンチの効いた一曲
ギターソロもド派手
リズムも暴れています




⑥Fast Draw - DAMIA
久保田陽子さんが歌う貴重なデモ音源
パワフルかつスラッシーな勢いのある疾走ナンバー
歌の上手さは折り紙付きなので違和感がない
そしてメロディックに感じますね
この音源も正式な商品として世に出して欲しいヤツですよね



⑦TABBASA - 牧神のマドリガル
沖縄のメタルバンド
歌詞は日本語
彼らのスタイルは実にユニーク
おどろおどろしさだけじゃない神秘的な音
オカルティックなメタルなのだが
どこか崇高な精神性を感じさせる
そしてどこか民族的な個性を感じさせる
独自性の高いサウンドを聴かせていた





⑧Flying Vision - Dancin'
早過ぎた本格派の女性によるメタルバンド
時代的に女性がメタルと言うのに偏見があったのは間違いない
それは今もあるのだが音だけで十分勝負できる存在だった
鹿鳴館で行われた画期的なライブ
あれ再発ならんかねぇ





⑨ANTHEM – Holy Fighter
森川之雄時代に提供されたゲームミュージックのメタルアレンジ
どこを切ってもアンセム流のパワフルかつメロディックなメタルになっている
歌詞の世界観はゲームだが
そんなもんは問題なし
なかったことにできない一曲だ
最近のアンセムよりもカッコいいぞ



⑩JESUS - THE SHINE OF FOREVER
足立祐二が在籍していたマボロシのバンド
この曲はテラローザへと引き継がれるのだが
オリジナルはこちらになるのだろう
惜しいギタリストを失った独特のトーンを操る天才だった
ここでも片鱗を感じさせる




880. 失恋船長 (2023-12-26 13:58:50)

『麗しのジャパニーズ』10選 5


①MELL ROSE - City of ruin
女性シンガーのさざ波ヴィブラードも気になるが
国産様式美らしい叙情的なフレーズはマニア泣かせ
キーボードも前目に出ており理想的なスタイルを構築
インディーズですから音質的な面には目をつむって楽しんで欲しい



②PLANET EARTH - War Machine
清水保光が遂にメジャー盤をリリース
参加メンバー的にも期待値が上がったのですが
思いのほかJ-POP風のアルバムに仕上がった
それでもこの曲のようなギリギリでメタルを感じさせる曲もあり
嫌いになれなかったなぁ
ドリル奏法はなくても良いけどね



③Defyer - Loving Woman
少々軽めのサウンドでしたね
アメリカン志向ですがもっと情緒のあるジャパニーズサウンドを披露
ギターだって巧者
時代的にこうなるのは運命だろう
ヴォーカル的にもフィットしている




④BAND-MAID - Shambles
早い段階で海外から認められた女性だけのバンド
純粋なるメタルとは違うアプローチ
グランジ以降のハードシーンに馴染みのある人にはベストなサウンド
テクニック的にも申し分ない
サウンドに厚みがあるし日本的なエッセンスに無理がない
ネモフィリアよりも自然体
活動的も長くもはや
やらされている感はない
日本一権威のある商業誌はベットするバンドを間違えたね
アメリカで成功するのはコッチだろう





⑤Eliza - Too Wild To Tame
哀愁タップリですよね
警戒に疾走するライトな感性も絶妙
いい意味でアメリカンな要素も取り込み音楽性の幅を広げてきた
日本人好みのハードサウンドである
ドラムもベースも巧者
ツインギターもイイセンスしている




⑥Fortbragg - Now!
スリリングな疾走ナンバー
歌うは小野正利
彼のハイトーンが生かされているかは微妙だが
日本人らしいキメの細やかな叙情派サウンドである
ダイナミックさが伝わらないのがインディーズとは言え辛いよね



⑦Saber Tiger - All My Fear
サーベルらしい引っかかりのあるリズム
その緊張感のある展開に興奮を覚えますね
ストレートな作風なのですが単純ではない
久保田陽子さんの歌メロも素晴らしい
ジャジーなパートもカッコイイがサビメロにもっていかれるね





⑧金谷幸久 - Dirty but So Beautiful
素晴らしいギタリストではあるがルックスが良くない
やはり華は必要だ
難しい問題だが超一流のギタリストなのに残念である
なんどかステージを見ているが腕利きのギターヒーローだ
こういう日本人好みの叙情派ハードサウンドを作らせても一流
RAINBOWやインギーファンがグッとくる楽曲だろう


⑨Zodiac - Shake My Heart
マボロシの沖縄産メタルバンド
宮永英一の歌声は伸びやかでマイルド
それでありながらもハードなサウンドに負けない力強さがある
英詩だが違和感など皆無
スケールの大きなサウンドに本場の空気を感じる


⑩Shellshock - Money
国産スラッシュメタルの黎明期を支えたバンド
ライブでも重要なレパートリーとして知られる今作をチョイス
紆余曲折を経て復活しているが
初期の作風が個人的には好み
でも常に革新をもたらす姿勢は大好きであり大いに支持する




881. 失恋船長 (2023-12-31 05:22:06)

『2023年に良く聴いた』10選


①WIRED - Love comes through your mind
ダンサンブルなリズムと哀愁のメロディ
しなやかでハード
なによりダイナミックなロックサウンドに魅了される
歌メロも秀逸



②ALL FOR METAL - Run
キャッチーでメロディアス
いかにもAFMレコードなサウンド
一聴して耳に残るサビメロ
やり過ぎ感は否めないが好きモノにはたまらん
愛すべき80年代型メタルである
北欧神話をコンセプトにしているのも正解
豪快かつ壮麗な聴きやすいサウンドも魅力
いかにもロックアンセムだ




③WRABIT - Anyway, Anytime
奇跡の復刻盤がリリースされましたね
しかも3枚とも!メロディ派のマニアは歓喜の涙を流したでしょう
何度聴いてもイイ曲ですねぇ
ジャパメタに聞こえる?
ザラキを唱えられましたパーティーは全滅です
ワタクシは即死しました





④The Big Deal - Top Heaven
この曲とABBAのカヴァーは良く聴きましたね
あとEUROPEのROCK THE NIGHTもいいなぁ
オリジナルソングも勿論素晴らしい
新譜を心待ちにしているメロディックメタルプロジェクト
しなやかでハードな唄モノ疾走ナンバー
聴かせどころを押さえています
スゴイ聴きやすいダイナミックなロックサウンドが肝








⑤Aphasia - CRUSH & BURN
西川健のベースも好きです
スコーンと抜けるドラムも悪くない
等身大の魅力を詰め込んだサウンドに無理目を感じさせないのがいい
この哀愁タップリのメロディがたまらんのよねぇ
確かアンドレ・アンダーセンがキーボードでゲスト参加したはずである



⑥BALANCE - In For The Count
近未来的なイントロからハードなリフが主導権を握る
このリズムが大好き
歌メロも秀逸
手練手管の寝業師集団によるサウンドに抜かりなし



⑦Rose Rose - There's No Realism
どうもひき肉です
ワタクシの理性を踏み潰し破壊するスピードサウンドに轢死
木っ端微塵のバラバラミンチ死体である
今以て刺激を受ける大好きな一曲です
ファーストインパクトが大きかった


⑧ELIZA - HEART BREAK
アメリカン志向に進んでいるがヨーロピアンな匂いも若干残っている
色んな意味でギリギリの歌声だが曲調にあっている
昔よりも今の方が好きだ



⑨W.A.S.P. - Chainsaw Charlie
ドラマティックな展開と意味の深い歌詞
そこにダイナミックなブラッキー節が乗り盛大なロックミュージックへと昇華する
サビメロも秀逸
何度聴いても興奮する
ミュージックビジネスを揶揄するブラッキー
華やかな80年代のL.Aシーンはミュージシャンの人生を食い潰し
彼らの人生を粉々に砕いた屠殺場だったのだろう


⑩LOUDNESS - Clockwork Toy
アメリカンナイズドされたアルバムの中で欧州風味を感じさせる曲
ただ流れることなくブレイクするパートも大好き
ギターリフも耳に残ります
ソロも大好き
ソロのインパクトはLIKE HELLだが構成力には毎度ながら目を見張ります
我らがタッカンは永遠のギターヒーロー
クールだけど聴くと汗が噴き出るよね




882. 失恋船長 (2024-01-01 05:36:40)

『2023年に良く聴いた』10選


①RIOT - Magic Maker
この埃っぽさのあるメタルナンバーが大好きです
リズムとメロディも癖になる
とにかく大好きな一曲で理屈など関係ない
昨年はハリー・コンクリンヴァージョンを楽しみました



②LOVEBITES - Stand And Deliver (Shoot 'em Down)
PVをよく見ました
新ベーシストをフィーチャーしたイントロ
私服姿で演奏するというのがイイよね
高齢化が叫ばれる日本のメタルシーン
彼女達には頑張って欲しいねぇ
こういう等身大の姿を見せることで親近感も沸くでしょう
あとは何をきっかけに一般人の間でバズるのかだ
スケベ根性丸出しのおじさん
我々の購買欲は性欲に左右されるという情けない話
だからワシは原始人である





③ANTHEM - Holy Fighter
最新作はつまらなかった
なにより福田洋也問題は重大な事案である
ケツの穴の小さい話ではないか
福田洋也もアンセムである
ゲームのサントラなのにまるでアンセムだ
この自我が素晴らしい





④Chez Kane - Too Late For Love
ROCKET ON THE RADIOも良く聴きましたね
弾けるポップセンスと哀愁のメロディ
胸がキュンとなる切なさとハードロッキンさが絶妙
2曲を続けて聴きますね








⑤DOKKEN - Fugitive
やっぱこういうドッケンにトキメキますよね
すっかり枯れてしまったドンだが
懐かしい空気を纏ったメロディと曲調
ノスタルジックだが否定できない



⑥Van Halen - Humans Being
なくなったエディを偲んで
ヘヴィでモダンな一曲を
サビではパッと開けるのがらしい
ギターヒーロー然としたエディのギターは華やかだ



⑦SAMSON - Test Of Time
メロディックなリードプレイと攻撃的曲調
渋目の歌声がメロディを追いかけ歌い上げます
アンセムのあの曲の元ネタとしてマニアの間では知られていますよね
こういう哀愁のあるハードナンバーは大好物です


⑧URGENT - Running back
洒落てるわ
めかし込んでいます
そして職人技のメロハーなんですよね
産業ロックと言われる音楽性ですが
それを差別的に捉えるのは一部の人
売れる音楽なんて簡単に作れませんよ
でも産業ロックって売れていないとそう呼べないって
馬鹿も休み休み言え



⑨Fortune - Thrill of It All
名曲は色あせない
その一言に尽きますね
メロディ派のマニアならばマストな一曲



⑩藤原正紀 - なくすものはなにもない(Nothing To Lose Anymore)
昭和です
昭和の世界です
マックス藤原の哀愁の歌唱スタイルがグッと迫ってきます
十二単ヴァージョンよりスッキリしていますが
藤原の歌声は熱い涙を流している




883. 失恋船長 (2024-01-01 17:47:47)

『2023年に良く聴いた』10選


①OVERKILL - ELIMINATION
目まぐるしく変る場面展開
先を読ませないスリルに満ちた筋書きこそスラッシュメタルの魅力
クールに感じるのはニューヨーカーたる所以か



②Violator - Addicted to Mosh
オールドスクール丸出しです
一気呵成に突っ走るスラッシュサウンド
ただ速いだけじゃないのがポイント
聴かせる部分がちゃんとある







③METAL CHURCH - Ton of Bricks
イントロからガツーンときますよね
短い曲ですが起承転結がある
コンパクトながら十分に迫力が伝わる
このバンドの魅力を詰め込んでいますね





④LAAZ ROCKIT - FIRE IN THE HOLE
スリリングですよね
手に汗握る興奮と爆発感
一皮むけた印象を与えました
タイトルは皆で声を揃えて大合唱ですよ






⑤EXCITER - Feel The Knife
やかましいです
けたたましいです
ドタバタと大暴れの大衆剣劇ですね
あたしゃね
こういうの大好物なのよ



⑥LIEGE LORD - WALKING FIRE
スリル満点のインストナンバー
メイデン風味も隠し味にアメリカンパワーメタラーの
最高峰に立ったと言えるアルバムの中でも一際インパクトを残している
歌が入っても成立するような曲調も魅力



⑦Warlord - Child of the Damned
勢いに満ちあふれていますね
メロディックかつハードなUS産パワーメタルサウンド
リフはあれなんですけど
素直にカッコイイですよ



⑧Tokyo Blade - Night of The Blade
NWOBHMですよね
メロディックに駆け抜ける疾走感と
中盤に設けられたエモーショナルなブレイクパート
この対比が楽曲の魅力を増していきます
時代に翻弄され音楽性の変遷もあったが
ピュアな時代の初期作はいまだ語り継がれるだけの魅力がある



⑨LOUDNESS - Light in The Distance
サイケなカラーを打ち出してきた高崎サウンド
当時は気がどうのこうのとおかしな事を言い出した時期でもあります
貴乃花洗脳騒動を思い出しますが
この曲の持つ悲しみが好きなんですよね
フリーフォームなラウドネスの可能性
まぁアルバムの中ではしっかりしている方なんですけどね



⑩LEATHERWOLF - The Calling
重量感のあるリズムの上にメロディックな歌が乗ります
アメリカンなダイナミズムと繊細なメロディを組み合わせ
互いが睨み合い均衡する
そんなスリルがたまらない




884. 失恋船長 (2024-01-10 01:05:35)

『2023年に良く聴いた』Ken Tamplin Vocal Academy
Gabbi GunことGabriela Gunčíkováが歌っていた動画から
トライアンフやTOTOはオリジナル曲がたまらなく好きなので
どうしても聴いてしまいます



①Triumph - Lay It On The Line
豪華ミュージシャンがバックを担当
Joel Hoekstra - Rudy Sarzo - Ken Maryですからね
オリジナルにあった哀切はなくなっているが
彼女のパワフルな歌声はそれとは違う力強い印象を与え
違う角度の悲しみが深まったと言える
名曲を壊さなかったし新たな魅力を引き出したと思える


②Guns n' Roses - Welcome To The Jungle
この曲を歌うのは難しいアクセルのアドリブっぽいノリはなかなか再現できない
女性でありながらも力負けしないパワフルな歌声
本家とは違う味付けで聴き手をノックアウトしてくれた
才色兼備とはこのことだろう
素晴らしい女性シンガーだ



③Toto - Hold The Line
オリジナルはあのボビー・キンボール
パワフルかつちょいブルージーなボビーの歌声は凄く良かった
流石の彼女も分が悪いがオリジナルの良さを損なってはいない
改めてボビー・キンボールの凄さを確認した
オケに合わせて歌っているだけだからね
彼女あんまりTOTO喰っていないな




④Heart - Barracuda
肩の力が抜けていいですね
それでもストレートに伸びる力強い歌声
声質的にもハートを歌うのに適していますね





⑤Dream Theater - Another Day
語尾のヴィヴラードの掛け方が好きですね
本家とは違うアプローチです
彼女の芯が強い声質は新たある魅力を付与
ストレートで突き抜けるロングトーンに唸ります





⑥Helloween - Eagle Fly Free
Marc Hudson -Michael Gilbert -Ken Mary -Gary Schutt
マーク・ハドソンってこんなにマイケル・キスクなのか
チョイと笑えるほどソックリに歌っていましたね
両者のコラボは見事でした
少々マーク・ハドソンに喰われ気味ですが真っ向勝負は清々しい
パワーメタルを歌う女性シンガーがキャンディス・ナイトみたいなのじゃねぇ
ブラザーなんとかメタルみたいな情けないのになっちまうからね



⑦Whitesnake - Still Of The Night
Rudy Sarzo - Alex Skolnick - Ken Mary - Gary Schutt
もう本家がヘロヘロなんで
彼女の歌いっぷりに驚かされました
今年になってからのUPなんですけど
再生回数も凄いよね
確かにこのパフォーマンスは話題になるだろう
パワフルかつブルージーな歌声に惚れ惚れする




⑧Iron Maiden - Trooper
メタル界イチ有名なリフ
そして勇ましいメロディをディッキンソンの力強い歌声
カラオケ大会かも知れませんが
彼女の歌声は素晴らしいですよね





⑨Rainbow - Stargazer
改めてカッコイイ曲ですよね
そしてロニーは凄かった
ミドルレンジを駆使してパンチを効かせて歌い上げていますねぇ
高いキーも歌い上げていますよ
オリジナルの妖艶さは出せていませんが
十分です
あれはバンドでの音でコッチはカラオケだからね



⑩Jane - Jefferson Starship
これも本家がカッコ良すぎるのよ
彼女らしい力強い歌声で応酬
本家の持つアメリカンなグルーブとは違うフィーリングで勝負




885. 失恋船長 (2024-01-28 13:46:40)

『胸キュン/胸熱ロック 48』10選


①Dokken - So Many Tears
哀愁の叙情派ハードナンバー
ドッケンらしいソフトケイスされたサウンドですが
絶妙なバランス感覚で聴かせてくれます



②VOWWOW - Waited For A Lifetime
印象的なキーボードフレーズで始まる
先を読ませない展開
パワフルかつ表情豊かな歌声
スケールの大きなバンドサウンドだ




③RIOT - Black Leather And Glittering Steel
曲間のSEが無駄すぎで仇となったアルバム
当時のパワーメタル路線を象徴する一曲
個人的には声が軽すぎるのが苦手
でもアルバムの流れは悪いが曲単位では良質なモノが多い
これもその一つ






④陰陽座 - 鳳翼天翔
ベタなメタルですね
初期のアルバムにはこういうのが多くありました
歌詞の世界観で他者と明確な違いを見せつけた
そのアイデアとキャラで成功を収めたバンド
黒猫ちゃんの歌が素晴らしい




⑤Saxon - Madame Guillotine
不穏なるイントロから中盤ではメロウな味付けへ
屈強なリフワークはSOLID OFを思い出させる
新ギタリスト加入は成功でしかない





⑥Black Sabbath - Ear in the Wall
ロニーがサバスに戻り制作された新曲
他にも2曲作られベストアルバムに収録された
名義の関係でロニーではサバスと名乗る事が許されなかった
多くのファンが期待したのはベストに収録された3曲のような路線だろう
バンドHEAVEN AND HELLはモダン過ぎたかもしれない





⑦ANTHEM - RAGING TWISTER
パワフルかつ情緒のある哀愁のミドルナンバー
やはりメロディに対する拘りが耳を惹く
坂本英三の男の哀愁を背負った歌唱も素晴らしい
バンドの演奏もフィーリングがイイねぇ




⑧ROYAL HUNT - The Final Lullaby
柔軟に歌いこなせるD.Cの加入はバンドサウンドを著しく底上げした
彼の歌声無くしてこの感動を生まれなかったろう
ドラマティックな一曲です




⑨Deathblow – SWORD DANCE
幻の国産スラッシャー
未消火な部分はあれどもっと認知されるべきバンドだ
海外のスラッシャーにも負けないだけの力量とアイデアはあった
しっかりとしたプロデューサーがつけばきっと問題点も整理されたろう
この曲で聴かせた可能性は確かなモノである





⑩ALL FOR METAL - Born In Valhalla
分かりやすいリフレインを用いる手法は聴きやすさを誘発
見た目も歌声も異なる二人のシンガーが絶妙なコントラストを描く
グロウル一歩手前で止めた歌声も大正解
北欧神話をテーマにするとは
完全にブラザーオブメタルにトドメを刺した
同じレーベルなのにAFMは血も涙もないな




886. 失恋船長 (2024-02-05 02:01:44)

『胸キュン/胸熱ロック 49』10選


①人間椅子 - 疾れGT
人間椅子らしい疾走ロックナンバー
遊び心満載のアレンジが大好き
ジャパニーズメタルですねぇ



②ALL FOR METAL - Raise Your Hammer
北欧風のフォーキーなサウンド
ドイツ産なのだが北欧神話がモチーフだからだろう
グロウル一歩手前の咆哮が絶妙な
タイプの違うイケメンシンガーの伸びやかな歌声との対比もバッチリ
ギターを女性にしたのも画的に正解
マイノリティ問題をクリアしています
日本じゃいまだに性別を売りにしているからね
鎖国しているのかと錯覚するよ




③ALFEE - ジェネレーション・ダイナマイト
RAINBOWじゃない
様式美系メタルだよ
ドラム坂崎さん本人のテイク?
こんなにハードに叩ける化ねぇ?
桜井さんリードヴォーカル
タカミーが派手目のソロをかましています
中世ヨーロッパ風のフレーズも魅了しますね




④Lorence Hud - Sign Of The Gypsy Queen
April Wineがカヴァーして大ヒットした曲
こちらがオリジナルなんです
メロディに変わりはありませんが
オリジナルはフォーキーなテイストが強めです
バンドアレンジとは大違いですが
根幹となる哀愁のメロディに変わりなしです





⑤Judas Priest - Crown of Horns
新作アルバムからの先行公開された一曲
次のアルバムはFIREPOWERのような80年代マルパクリにはならなそうだ
あれは随分な悪ふざけだったぞ
自分で自分のカバーをするのは一度しか通用しない
バンドで一度
ロブもソロでやった
三度はやりすぎだ
その反省を生かしたアルバムになりそうですね
FIREPOWERなんてクソだ





⑥兀突骨 血気ニハヤラバ - When My Blood Boils-
彼らのカタログの中では一二を争う聴きやすい曲
ここまでキャッチーなヤツありました
でもカッコイイ
殺伐とした侍メタル
人間らしい有機的なダイナミズムが息づくサウンドに引き込まれる





⑦すかんち - 恋のマジックポーション
とびきりポップでロックしているハードナンバー
このバンドらしいカラフルな色彩美
苦労して掴んだメジャーデビューでしたね
ギターフリークとして知名度を上げ続けるローリー寺西
彼の活躍の場がないのが残念である

ごっつええ感じを思い出す昨今です



⑧Bow Wow - Rollin' Free
ジャパニーズロックですねぇ
クサイ歌詞も大好きです
光浩さんの男臭い歌声もバッチリハマっています



⑨Triumph - Lay It On The Line
最近はヘビロテで聴きまくっている
とにかくこの哀切極まりないメロディが大好物
ギターソロも涙もの
テクニック云々じゃないんだよなぁ
パッションですよね
何度聴いても感動するわ





⑩Uriah Heep - Illusion
ドラマティックですねぇ
ファンタジーです
まさにイリュージョンですね
イイ時代の音楽ですよ




887. 失恋船長 (2024-02-07 14:44:22)

『胸キュン/胸熱ロック 50』10選


①HITTMAN - Metal Sport
パワフルかつメロディック
良く動くベースにメロディックなギター
欧州風味もそこそこのパワフルなサウンドが全開
これぞヘヴィメタル
日本のバンドにも十分に通ずる魅力があるだろう



②ARTCH - Another Return to Church Hill
妖しげなメロディが跋扈するヘヴィなミドルナンバー
エリック・ホークの捲し立てる歌声もクール
破壊力満載のメロディックなミドルナンバーだ






③HELIX - Young & Wreckless
豪快さの中に緻密に組み込まれる繊細さとメジャー感
聴きやすいワイルドサウンドを確立
大地を華麗に踏み鳴らすロックアンセムだ





④二井原実 - I'll Never Hide My Love Again
ラウドネス時代とはアプローチの違うヴォーカルスタイル
このソウルフルさが二井原実先輩の魅力
少々クサイ歌詞だがオジサンには丁度良い
涙がちょちょぎれます






⑤THE RODS - Burned by Love
沸々と燃えさかる哀愁の炎
いい意味でのメジャー感も巧みに取り込み聴きやすさを誘発している
こういうやり方もありだろう
自肩の強いバンドは何をやっても様になる
コーラスワークも印象的






⑥HEAVY LOAD - The Guitar is My Sword
初期スコーピオンズ風味の泣きナンバー
北欧風の冷ややかさと熱の籠もったロックスピリット
これぞ元祖北欧メタルである
EUROPEはセカンドまで3枚目からはアメリカンナイズドされたメジャーロックです





⑦Exumer - Destructive Solution
一気呵成にツッコんでくるスピードナンバー
忙しい場面展開
先を読ませないのもスラッシュメタルの流儀
古典的なサウンドが今となっては逆にクールです




⑧Vow Wow - Nightless City
このグルーブがイイねぇ
日本人離れしたスケールの大きいサウンド
人見元基の歌声が更なる拍車を掛けている
ワールドクラスの世界最高峰にイチするバンドだった
こういう規格外の曲を作れるバンドはそうはいなかったハズである
もっと日本のメディアが正当に扱えば今日の評価も違ったろう
キャピトルレコードが作った意味不明なPVも懐かしい




⑨F355 Challenge - Passion Rossa
SAGAのゲームソフトのサントラ盤にも収録されている
ゲーム自体はやったことないのだが
ここで歌うは我らが人見元基
パワフルな歌声と疾走するロックナンバーの相性は抜群
豪快なアメリカン寄りのハードサウンドに全く負けない歌声が素晴らしい





⑩兀突骨 血気ニハヤラバ - When My Blood Boils-
やっぱり聴きやすい
こうキャッチーさを加味した曲をやってくれるとは予想外でしたね
でも彼らのスタイルの範疇ですので問題なし
テクニカルなバンドサウンドから繰り出される緊張感
こういう曲でも手抜きなしです
しばらくは聴き続けるな




888. 失恋船長 (2024-02-13 14:57:41)

『胸キュン/胸熱ロック 51』10選


①BLACK SABBATH - TURN TO STOEN
ロニーの声が聞こえてきそうな疾走ナンバー
歯切れ良く刻まれるドラムのビート
こういうアタッキーなサウンドメイクもサバスらしくない
トニーのソロ用に作られたアルバムだというのがよく分かるのだが
グレンのファンキーになりすぎないロックな歌声は素晴らしい
仕掛けの少ないシンプルな曲だが
忘れて欲しくない一曲だ



②十二単 - LOVING WOMAN
このバンドの名を知らしめた一曲
英国寄りの暗く湿ったメロディ
生活感のある歌詞は昭和臭がキツメだが
こういう曲は大好きだ
身体に刻まれている






③TRAVELER - SPEED QUEEN
現代に蘇ったNWOBHMと呼ぶべきスピードナンバー
タイムトラベラー温故知新サウンドである
歌いキレていないギリギリの歌唱も込みで
マイナー臭がたまらん





④DAMZEL - ACES
プロペラ機が飛び立つSEなのかな?
そこからフリーフォームなギターで予想外な展開に
そして一気呵成に突っ走るパワーメタル路線へと変更
と小技を効かせた一曲
長めの曲が多いのでこういうコンパクトながら
見せ場の多い曲はありがたかった
曲順も含め削れるパートなど見直すべき点はあったアルバム
その中で印象に残るクロージングソングである
キャッチーなんですよね






⑤MEMENTO MORI - Morbid Tears
ごっついヘヴィですよね
サバスの血が流れる北欧的暗黒サウンド
陰影を上手く描いた中盤の展開
ドラマを上手く凝縮している
バンドの魅力が端的に伝わるだろう



⑥SAVATAGE - Beyond The Doors of the dark
ダークですね闇が広がっています
でも陰惨な空気ではありません
そこがアメリカ産たる所以か
シアトリカルなヴォーカルパフォーマンスも含め
この異形の世界へと誘うロックサウンドに翻弄される
ギターも弾くねぇ





⑦MADAM X - Stand Up and Fight
裏街道を走りアメリカンメタルにグラマラスな空気を持ち込んでいる
ド派手はメイクとは裏腹に音楽性はしっかりしていた
今でのメンバーショットを見るとわらけてくる
この音は想像できない
毒気とおどろおどろしさはまぁ出ているけどね
演奏がしっかりしているのがアメリカ産の強み




⑧Vow Wow - Too Late To Tune Back
1stアルバムの中でも大好きな曲
頭3曲の出来は本当に素晴らしかったが埋もれがちである
ドラムの新美のペンによる一曲
コンパクトながらドラマティック
哀愁のメロディとメジャー感が上手く絡み聴きやすいが
視聴感はけして安っぽいもんではない
もっと評価されるべきアルバムである



⑨陰陽座 - 夢虫
黒猫ちゃんの歌声に毎回泣かされる
○○の○○な曲だったりするのだが
この世界観に引き込まれるあ
アレンジと黒猫ちゃんの歌声に尽きる






⑩TOKYO BLADE - I Am Unbroken
何がどうってことはないのだが
このメロディと濡れた感じが好きなんですよね
彼らなりに工夫して聴きやすくしている
そういう努力も見逃せません
今更ヒットなんてないだろうけど
中盤のベースをフィーチャーしてからのギターソロだって大好き




889. うにぶ (2024-02-17 22:16:31)

辰年的十曲
01. POWER OF THE DRAGONFLAME / POWER OF THE DRAGONFLAME / RHAPSODY
02. THE DRAGON LIES BLEEDING / GLORY TO THE BRAVE / HAMMERFALL
03. KILLING THE DRAGON / KILLING THE DRAGON / DIO
04. CALLING THE DRAGONS / VENGEANCE IN BLACK / DRAGONHEART
05. CHASING THE DRAGON / THE DIVINE CONSPIRACY / EPICA
06. CHASING THE DRAGON / DRAGONSLAYER / DREAM EVIL
07. DRAGONCHASER / DRAGONCHASER / AT VANCE
08. DRAGON KING / RISE OF THE HERO / IRON SAVIOR
09. 雲は龍に舞い、風は鳳に歌う / 風神界逅 / 陰陽座
10. THE LAST DRAGONBORN / EXTREME POWER METAL / DRAGONFORCE




890. 失恋船長 (2024-02-19 01:18:12)

『胸キュン/胸熱ロック 52』10選


①Flotsam and Jetsam - Grey Dragon
パワフルですねぇ
打ち鳴らされる剛毅なサウンドはテクニカルな要素も大
メロディアスなサウンドで逃げない
この力強さと奥行きのあるサウンドメイク
迫力あるねぇ



②Attakk - Ride the Dragon
幻のEPに収録された一曲
KUMAの歌心溢れるリードギターもソロも耳を惹きますねぇ
構成もしっかりとしている
スリルもある
でも時代が正統性の強いサウンドを望んでいなかった
マイルドで伸びやかな歌声も癖がないから馴染みやすいんだけどね



③FATIMA HILL - Ares Dragon
暗黒様式美メタルバンドの2枚目になるアルバムのオープニングナンバー
この荘厳なる神秘的な世界観
世の理を垣間見る異形なる世界が口を開けて待っていますねぇ
女性シンガーもミドルレンジを生かした歌声で頼もしい
ソプラノヴォイスでお茶を濁す昨今のメタルとは大違い




④Crimson Glory - Dragon Lady
オープニングの笑い声も印象的ですね
パワフルかつメロディックなミドルナンバー
派手にキメていますよ






⑤Manilla Road - Dragon Star
アルバムの流れ的にも絶妙でしたね
そこはかとなく流れる儚さ
そしてロックバンドとしての力強さが
ロマン溢れるリリシズムなサウンドを構築
流石はマニラロードである
一筋縄ではいかない




⑥Manowar - Ride the Dragon
雄叫びを上げる三つクビのドラゴンが想起されます
闘争心を駆り立てるストレートなメタルソング
少々芸がないのだが
その武骨さが漢MANOWARであろう




⑦Jaguar - Chasing the Dragon
迸るブリティッシュビート
シングルのB面に収録
NWOBHMマニアならば避けては通れないバンドであり
こういう曲にグッと引き寄せられますね
煮え切らないメロディと沸々と燃えさかる沸騰型サウンド
懐かしいですねぇ



⑧Sortilège - Chasse le dragon
攻撃的なサウンドでデビューを果たしたが
2枚目のアルバムでは音楽性の幅を広げてきた
NWOBHM仕込みのフレンチメタルバンド
優美なロマン溢れるサウンド
様式美系メタルに傾いているが
攻撃性は失っていない




⑨Gyze - 龍吟
世界へと羽ばたいた北海道のメロデスバンド
このメロセンスに東洋を感じたのだろうか
アニメソングにも通ずる親しみやすさと
苛烈なるサウンド
ハイテクニックな演奏力も世界を凌駕したのだろう






⑩Dragonslayer - Dragon Drums
ドラゴン括りならば
サクソンやソドムもあるしグレイブディガーもあるが
再後はバンド名で
元はステイヤーと名乗るも権利の関係でドラゴンスレイヤーに改名
ゲームのタイトルみたいだが
そこまでインパクトのある存在になれず
NWOBHMあるあるの正式なデビューは叶わなかった
こういう音にマニアは惹かれますよね
派手に打ち鳴らされるイントロ
調子っぱずれの歌
バランスの悪いごちゃつく音だがそれも味




891. 失恋船長 (2024-03-27 01:48:49)

『ALL FOR METAL』10選


①Rock You Like A Hurricane - 配信シングル
ドイツの新興レーベルREIGNING PHOENIX MUSICに移籍
1発目が北欧神話のコンセプトを捨てたカバー曲
スコーピオンズのカバーは悪くないが
ハッキリ言って原曲が凄く良いので
余計な事をしなければ失敗はしないが
今後の方向に少し疑問が生じた



②Gods Of Metal
で次に公開された曲がこれ
見事に1stの路線を踏襲
そのまま過ぎて逆に不安になるが
スコーピオンズのカバーで大幅な音楽性の変更を予感させていただけに
杞憂な出来事になって良かったが
まだ余談は許しませんね



③Born In Valhalla
グロウルせずに男臭く咆哮するティム・シュミット
イケメン細マッチョのアントニオ・カラナの抜けの良い歌声
そしてギターは脱退したが紅一点のヨハンナ・アイカー
コンパクトながらソロでは見せ場を作っている
PVも悪くない
このバンドらしい勇壮でキャッチーなミドルナンバー




④ALL FOR METAL - Raise Your Hammer
ドラマ仕立てのPVも悪くないですね
このバンドは最初から随分とメディア戦略を仕掛けている
AFMとしては何とかして成功したかったのだろう
勇壮かつメロディックなミドル
耳に残る歌メロ
同じ歌詞を何度も繰り返すことで印象に残るのでしょうね
ヨハンナの方がギターは巧者だ





⑤ALL FOR METAL - Goddess of War
ツインギター体制にスイッチ
異なるタイプの男性シンガー二人に
女性ギタリスト二人
そして女性ダンサーが二人の大所帯になるのだが
この曲はその過渡期だね
哀愁のメロディとキャッチネスさを散りばめた
曲調はこのバンドの真骨頂だろう




892. 失恋船長 (2024-03-27 02:08:38)

『ALL FOR METAL』10選


①All For Metal
このバンドのお披露目となった1発目
ガツーンと疾走ナンバーではなく
ミドルナンバーで攻めたのがバンドの姿勢なんだろう

MANOWARスタイルを圧倒的に洗練させた事により
聴きやすくなっている
プロジェクトチームなので失敗は許されないからね




②Fury of the Gods
ティム・シュミットがメロディに乗せて咆哮
サビメロではアントニオが突き抜ける
このコントラストが成功している
新加入した女性ギタリストがコーラスで参加するも目立たない
彼女はプレイも地味目なんだよなぁ
もう一人は小太りだしなぁ





③Mountain of Power
きっとPVの世界観を歌上げているのだろう
大胆さと繊細さを上手くミックスさせている
このバンドの持つ華やかさ
軽やかでしなやかなメタルを見事にやり切っている
コンセプトの勝ちだろう





④Run
親しみやすいメロディが疾走する
お茶目な表情も織り交ぜた大きな会場で行われたライブ映像
いいPVだ
そしてこのバンドの魅力が端的に伝わる


⑤Hear The Drum
ティム・シュミットをフィーチャーしたミドルナンバー
フィーキーなメロディから発せられる勇壮さ
本来はグロウルの使い手なのだが
ここでは一歩手前で止めている
だから万人受けの可能性があるのだ
しかしどの曲でもベースの音が聞こえてこない
ワシの耳がおかしいのか?
そこは改善点だよねぇ



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