④DORO - Total Eclipse of the Heart ドロ姐さん ロブ・ハルフォードと共演です こういう共演はけして奇をてらったものではありません ドロ姐さんの人望があってこそ ジム・スタインマン作曲でボニー・タイラーがヒットさせた 名曲をドロ姐さんヴァージョンで仕上げました 名曲は色あせないね
⑤Survivor - Eye Of The Tiger 運動不足解消にピッタリの一曲ですね この曲を聞くと何故かシャドーボクシングしたくなります アポロの姿を思い出すんだよなぁ 歌い出しが大好き 歌メロと声も凄く好きです なんかホロリとなるんですよねぇ 魂を鼓舞する曲なのにチョイキュンと胸に染みる
⑥KUNI - When We Rock (It Feels like Thunder) スリリングなギターソロ その前後で奏でられるドラマ 力強い歌声も後押しとなり レフティスナイパーKUNIの凄技が冴えます 良いミュージシャンだったなぁ
⑦DEATHSLAYER - Cry Of The Swords ダークな設えの硬派なUS産アングラメタル 女性ヴォーカルのあり方がジャパメタチックでワタクシは大好きです 正式な音源を残せなかった幻のバンド コンピ作に参加したりしたんですけどね こういうの嫌いになれないねぇ
⑧AGENT STEEL - Destroy the Hush イマイチ影の薄い三枚目のアルバムのオープニングナンバー 不穏なる空気に包まれるスピードメタル 轟音轟かせ空間を切り裂きます これはこれでありだと思いますよ
⑨GAMA BOMB – THUNDER OVER LONDON 鋭利に切り刻まれる重厚なサウンド 闘争心を煽る小気味の良いビート どこかファニーな空気感があり親しみやすさもあるが 触れたら火傷するぜ な気合いは漲っている
⑥Fatima Hill - Aiesis and Your Bible 女性シンガーYuko嬢がフロントを務める暗黒系様式美メタルバンド オリエンタルなメロディが怪しげな魔の世界へと誘う 専任キーボードがいるだけに音楽性の骨格実にしっかりとしたもの 個性的なバンドサウンドを武器にギターオリエンテッドな作風は 何度聴いてもワクワクゾクゾクとさせられる 大作ナンバーも多いバンドだが飽きさせない技術がある 女性シンガーもパヤパヤした歌声で逃げないのが頼もしい
⑧Silverback - What a Wonderful Life 今でも現役で活動する北海道の古参メタルバンド 音楽性の変遷はあるのだが今も攻めの姿勢を崩していないのは頼もしい 今回は伊熊がいた時代の楽曲を選びました 本当に日本人離れしたパワフルな声を持つ歌い手でしたね 北海道からは刺激的な歌い手が登場するなぁ そしてヘヴィなリズムプレイもさることながら 熱を帯びたエモーショナル溢れるリードギターのアイデアが素晴らしい
④Mazeran - What You Do To Me 外国人が歌っているのでホンマもんの空気が充満 ギターソロは少々粗めだが この洗練されたアーバンな空気はなんとも言えない魅力がある スローナンバーも手なずける実力はインディーズ止まりではない プロデューサーは今は亡き白田一秀 良いバンドだったなぁ
①BREEZE LEAST - BREEZE LEAST 国産様式美メタルバンドとしてマニアから愛されるバンドの代表曲 今回はあえて女性シンガーにシフトチェンジしたSCREAMヴァージョンを選びたい 女性らしい魅力を前面に出したパワフルな歌声は実に頼もしい限りでした マボロシの作品なんで正式に再発して欲しいなぁ
②Magenda - Star 本格派の女性によるメタルバンド エアロスミスのカヴァーをやったりとイケイケだったね 日本のバンドらしい叙情的なサウンドで魅了 ギターも前に出てくるが弾きキレていない場面もある ドラムも派手だがドシャンバシャンと歯切れが悪かったりするのだが 男なんかに負けてたまるかという気迫を凄く感じる
⑥Mazeran - Take me Away オムニバスアルバムにも提供したスケールの大きいアメリカンなロックナンバー そこに日本人的なエッセンスを落とし込む無理なく機能させている オリジナルヴァージョンも外国人が歌っているがパワー不足 ここはアルバムヴァージョンで行きたいがサビメロはオリジナルの方が好きだったりする
⑦魔女卵 - Catch Love ポップでキャッチーなハードナンバー 耳馴染みの良いメロディは歌謡曲風味も満点 女性シンガーの声質にもフィット こういう蓮っ葉な不良娘風ロックがチョイ切ない響きを奏でるのが好きだ
⑧ELIZA - STREAM OF THE RIVER 歌うのはデモ音源しか残さなかった横内執一 癖になるリズムと情緒のあるメロディを奏でるツインリード ヨーロピアンテイストの強い初期の彼らが好きなので この歌でも全然苦にならない この時代の音源って世に出ないんだよなぁ
⑨GUARDIAN'S NAIL – Passion Red パワー/スピード/メロディそして哀愁 関東のメタルシーンを支えた正統派のメタルバンド 線は細いが真正面からパワフルな楽曲と対峙するシンガーも嫌いになれない やはりメロディに対する拘りがこのバンドを押し上げている 運も実力のうちと言うが時代が違えばメジャー行きも夢じゃなかったろう 哀愁のツインリードが駆け抜ける様とパッション爆上げの闘牛士なテーマ曲をモチーフに 起承転結を設け魅了する
⑩THE LANE - YOU CHANGE MY LIFE ギターは黒木政彦 ドラムの山波もウルフへと参加 おセンチな歌詞を書くシンガー兼ベースの西條幸男はプレシャスへ ウルフにも通ずる硬派なスピードナンバーだが この曲を挟む形の2曲の方がTHE LANEらしい これもデモテープのみなんですよね 配信して欲しいマニア向けのデモなんだよなぁ
①WIRED - Love comes through your mind ダンサンブルなリズムと哀愁のメロディ しなやかでハード なによりダイナミックなロックサウンドに魅了される 歌メロも秀逸
②ALL FOR METAL - Run キャッチーでメロディアス いかにもAFMレコードなサウンド 一聴して耳に残るサビメロ やり過ぎ感は否めないが好きモノにはたまらん 愛すべき80年代型メタルである 北欧神話をコンセプトにしているのも正解 豪快かつ壮麗な聴きやすいサウンドも魅力 いかにもロックアンセムだ
④The Big Deal - Top Heaven この曲とABBAのカヴァーは良く聴きましたね あとEUROPEのROCK THE NIGHTもいいなぁ オリジナルソングも勿論素晴らしい 新譜を心待ちにしているメロディックメタルプロジェクト しなやかでハードな唄モノ疾走ナンバー 聴かせどころを押さえています スゴイ聴きやすいダイナミックなロックサウンドが肝
②Violator - Addicted to Mosh オールドスクール丸出しです 一気呵成に突っ走るスラッシュサウンド ただ速いだけじゃないのがポイント 聴かせる部分がちゃんとある
③METAL CHURCH - Ton of Bricks イントロからガツーンときますよね 短い曲ですが起承転結がある コンパクトながら十分に迫力が伝わる このバンドの魅力を詰め込んでいますね
④LAAZ ROCKIT - FIRE IN THE HOLE スリリングですよね 手に汗握る興奮と爆発感 一皮むけた印象を与えました タイトルは皆で声を揃えて大合唱ですよ
⑤EXCITER - Feel The Knife やかましいです けたたましいです ドタバタと大暴れの大衆剣劇ですね あたしゃね こういうの大好物なのよ
⑥LIEGE LORD - WALKING FIRE スリル満点のインストナンバー メイデン風味も隠し味にアメリカンパワーメタラーの 最高峰に立ったと言えるアルバムの中でも一際インパクトを残している 歌が入っても成立するような曲調も魅力
⑦Warlord - Child of the Damned 勢いに満ちあふれていますね メロディックかつハードなUS産パワーメタルサウンド リフはあれなんですけど 素直にカッコイイですよ
⑧Tokyo Blade - Night of The Blade NWOBHMですよね メロディックに駆け抜ける疾走感と 中盤に設けられたエモーショナルなブレイクパート この対比が楽曲の魅力を増していきます 時代に翻弄され音楽性の変遷もあったが ピュアな時代の初期作はいまだ語り継がれるだけの魅力がある
⑨LOUDNESS - Light in The Distance サイケなカラーを打ち出してきた高崎サウンド 当時は気がどうのこうのとおかしな事を言い出した時期でもあります 貴乃花洗脳騒動を思い出しますが この曲の持つ悲しみが好きなんですよね フリーフォームなラウドネスの可能性 まぁアルバムの中ではしっかりしている方なんですけどね
⑩LEATHERWOLF - The Calling 重量感のあるリズムの上にメロディックな歌が乗ります アメリカンなダイナミズムと繊細なメロディを組み合わせ 互いが睨み合い均衡する そんなスリルがたまらない
『2023年に良く聴いた』Ken Tamplin Vocal Academy Gabbi GunことGabriela Gunčíkováが歌っていた動画から トライアンフやTOTOはオリジナル曲がたまらなく好きなので どうしても聴いてしまいます
①Triumph - Lay It On The Line 豪華ミュージシャンがバックを担当 Joel Hoekstra - Rudy Sarzo - Ken Maryですからね オリジナルにあった哀切はなくなっているが 彼女のパワフルな歌声はそれとは違う力強い印象を与え 違う角度の悲しみが深まったと言える 名曲を壊さなかったし新たな魅力を引き出したと思える
②Guns n' Roses - Welcome To The Jungle この曲を歌うのは難しいアクセルのアドリブっぽいノリはなかなか再現できない 女性でありながらも力負けしないパワフルな歌声 本家とは違う味付けで聴き手をノックアウトしてくれた 才色兼備とはこのことだろう 素晴らしい女性シンガーだ
③Toto - Hold The Line オリジナルはあのボビー・キンボール パワフルかつちょいブルージーなボビーの歌声は凄く良かった 流石の彼女も分が悪いがオリジナルの良さを損なってはいない 改めてボビー・キンボールの凄さを確認した オケに合わせて歌っているだけだからね 彼女あんまりTOTO喰っていないな
⑤Dream Theater - Another Day 語尾のヴィヴラードの掛け方が好きですね 本家とは違うアプローチです 彼女の芯が強い声質は新たある魅力を付与 ストレートで突き抜けるロングトーンに唸ります
⑥Helloween - Eagle Fly Free Marc Hudson -Michael Gilbert -Ken Mary -Gary Schutt マーク・ハドソンってこんなにマイケル・キスクなのか チョイと笑えるほどソックリに歌っていましたね 両者のコラボは見事でした 少々マーク・ハドソンに喰われ気味ですが真っ向勝負は清々しい パワーメタルを歌う女性シンガーがキャンディス・ナイトみたいなのじゃねぇ ブラザーなんとかメタルみたいな情けないのになっちまうからね
⑦Whitesnake - Still Of The Night Rudy Sarzo - Alex Skolnick - Ken Mary - Gary Schutt もう本家がヘロヘロなんで 彼女の歌いっぷりに驚かされました 今年になってからのUPなんですけど 再生回数も凄いよね 確かにこのパフォーマンスは話題になるだろう パワフルかつブルージーな歌声に惚れ惚れする
⑧Iron Maiden - Trooper メタル界イチ有名なリフ そして勇ましいメロディをディッキンソンの力強い歌声 カラオケ大会かも知れませんが 彼女の歌声は素晴らしいですよね
⑥Black Sabbath - Ear in the Wall ロニーがサバスに戻り制作された新曲 他にも2曲作られベストアルバムに収録された 名義の関係でロニーではサバスと名乗る事が許されなかった 多くのファンが期待したのはベストに収録された3曲のような路線だろう バンドHEAVEN AND HELLはモダン過ぎたかもしれない
⑩ALL FOR METAL - Born In Valhalla 分かりやすいリフレインを用いる手法は聴きやすさを誘発 見た目も歌声も異なる二人のシンガーが絶妙なコントラストを描く グロウル一歩手前で止めた歌声も大正解 北欧神話をテーマにするとは 完全にブラザーオブメタルにトドメを刺した 同じレーベルなのにAFMは血も涙もないな
②ALL FOR METAL - Raise Your Hammer 北欧風のフォーキーなサウンド ドイツ産なのだが北欧神話がモチーフだからだろう グロウル一歩手前の咆哮が絶妙な タイプの違うイケメンシンガーの伸びやかな歌声との対比もバッチリ ギターを女性にしたのも画的に正解 マイノリティ問題をクリアしています 日本じゃいまだに性別を売りにしているからね 鎖国しているのかと錯覚するよ
④Lorence Hud - Sign Of The Gypsy Queen April Wineがカヴァーして大ヒットした曲 こちらがオリジナルなんです メロディに変わりはありませんが オリジナルはフォーキーなテイストが強めです バンドアレンジとは大違いですが 根幹となる哀愁のメロディに変わりなしです
⑤MEMENTO MORI - Morbid Tears ごっついヘヴィですよね サバスの血が流れる北欧的暗黒サウンド 陰影を上手く描いた中盤の展開 ドラマを上手く凝縮している バンドの魅力が端的に伝わるだろう
⑥SAVATAGE - Beyond The Doors of the dark ダークですね闇が広がっています でも陰惨な空気ではありません そこがアメリカ産たる所以か シアトリカルなヴォーカルパフォーマンスも含め この異形の世界へと誘うロックサウンドに翻弄される ギターも弾くねぇ
⑦MADAM X - Stand Up and Fight 裏街道を走りアメリカンメタルにグラマラスな空気を持ち込んでいる ド派手はメイクとは裏腹に音楽性はしっかりしていた 今でのメンバーショットを見るとわらけてくる この音は想像できない 毒気とおどろおどろしさはまぁ出ているけどね 演奏がしっかりしているのがアメリカ産の強み
⑧Vow Wow - Too Late To Tune Back 1stアルバムの中でも大好きな曲 頭3曲の出来は本当に素晴らしかったが埋もれがちである ドラムの新美のペンによる一曲 コンパクトながらドラマティック 哀愁のメロディとメジャー感が上手く絡み聴きやすいが 視聴感はけして安っぽいもんではない もっと評価されるべきアルバムである
辰年的十曲 01. POWER OF THE DRAGONFLAME / POWER OF THE DRAGONFLAME / RHAPSODY 02. THE DRAGON LIES BLEEDING / GLORY TO THE BRAVE / HAMMERFALL 03. KILLING THE DRAGON / KILLING THE DRAGON / DIO 04. CALLING THE DRAGONS / VENGEANCE IN BLACK / DRAGONHEART 05. CHASING THE DRAGON / THE DIVINE CONSPIRACY / EPICA 06. CHASING THE DRAGON / DRAGONSLAYER / DREAM EVIL 07. DRAGONCHASER / DRAGONCHASER / AT VANCE 08. DRAGON KING / RISE OF THE HERO / IRON SAVIOR 09. 雲は龍に舞い、風は鳳に歌う / 風神界逅 / 陰陽座 10. THE LAST DRAGONBORN / EXTREME POWER METAL / DRAGONFORCE
①Rock You Like A Hurricane - 配信シングル ドイツの新興レーベルREIGNING PHOENIX MUSICに移籍 1発目が北欧神話のコンセプトを捨てたカバー曲 スコーピオンズのカバーは悪くないが ハッキリ言って原曲が凄く良いので 余計な事をしなければ失敗はしないが 今後の方向に少し疑問が生じた
②Gods Of Metal で次に公開された曲がこれ 見事に1stの路線を踏襲 そのまま過ぎて逆に不安になるが スコーピオンズのカバーで大幅な音楽性の変更を予感させていただけに 杞憂な出来事になって良かったが まだ余談は許しませんね
③Born In Valhalla グロウルせずに男臭く咆哮するティム・シュミット イケメン細マッチョのアントニオ・カラナの抜けの良い歌声 そしてギターは脱退したが紅一点のヨハンナ・アイカー コンパクトながらソロでは見せ場を作っている PVも悪くない このバンドらしい勇壮でキャッチーなミドルナンバー
④ALL FOR METAL - Raise Your Hammer ドラマ仕立てのPVも悪くないですね このバンドは最初から随分とメディア戦略を仕掛けている AFMとしては何とかして成功したかったのだろう 勇壮かつメロディックなミドル 耳に残る歌メロ 同じ歌詞を何度も繰り返すことで印象に残るのでしょうね ヨハンナの方がギターは巧者だ
⑤ALL FOR METAL - Goddess of War ツインギター体制にスイッチ 異なるタイプの男性シンガー二人に 女性ギタリスト二人 そして女性ダンサーが二人の大所帯になるのだが この曲はその過渡期だね 哀愁のメロディとキャッチネスさを散りばめた 曲調はこのバンドの真骨頂だろう