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KILLERS (1981年)
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KILLERS
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解説 - KILLERS

1981年2月2日、EMIよりリリースされた2ndアルバム。
音楽性に馴染まなずに脱退したギタリストのDennis Strattonの後任としてAdrian Smithを迎えて制作された。
また、ヴォーカリストのPaul Di'Annoにとっては最後のアルバムになった。フロントマンとして、初期のバンドの個性を引き立てたものの、諸般の事情(技術上の問題が最も有力とされている他、コカインとアルコールの問題もあった)により、アルバム発表後にバンドを解雇された。
また1992年までプロデューサーとして関わることになるMartin "Headmaster" Birchが参加するのもこの作品からである。
オリジナル盤は10曲収録だが、アメリカ盤、リマスター盤には「Twilight Zone」が追加されている。

Recorded:Battery Studios, London, November 1980 – January 1981
Producer:Martin "Headmaster" Birch
→解説を作成・修正
コメント・評価 - KILLERS

Selected Comments


2. KUZU ★★ (2000-04-21 00:00:00)

多分、ポール・ディアノさんは、スティーブ・ハリスさんと一緒にこのアルバムのタイトルtune'Killers'を作らなかったら、その後IRON MAIDENネタ、NWOBHMネタで食ってはいけなかったんだと思います。
初期IRON MAIDENでは、出色。出足のThe Ides Of MarchからWrathchildになだれ込むあたりもガッツポーズもの。タイトルTuneは、本当に永遠の僕のKiller Tune、ボーナスに'Twilight Zone'が入ってるけど、これもディアノの格好ええ雄叫びが最高。
ブルース・ディッキンソンとは違う、PUNKを通過した破壊力がみなぎるVoは、聴いて損は無いよ。




4. demmy ★★ (2000-09-05 01:45:00)

メイデン初期の名盤っすね。ポールディアノはブルースディッキンソンとはまた違うヴォーカルを聞かせてくれる。とても80年代前半に発表されたなんて考えられないぐらい現在でも通用するカッコよさ。



9. Metropolis ★★ (2002-09-07 23:25:00)

「鋼鉄の処女」と並ぶ、NWOBHMの名作。「ラスチャイルド」、「モルグ街の殺人」、「KILLERS」などは未だに「怒り」が全面に出ている恐ろしい曲だ。ディッキンソン時代の超人的な歌唱力に裏打ちされた安定期も好きだが、このKILLERSの殺気が好きだ。確かに現在の音に比べて音はショボイかもしれない。
だが、そんなことは関係ない。HMに埋もれて死にたい人はこの作品とJPの「BRITISH STEEL」を聞いてほしい。




10. アゴ 勇 ★★ (2002-11-15 18:37:00)

ディアノ時代のIRON MAIDENはメタルであり、プログレであり、尚且つハードコアでありました。ファーストとセカンドは今でも愛聴します!



13. ローランDEATH ★★ (2003-03-03 22:14:00)

NWOBHM勢の中でも他と間違いなく一線を画していたIRON MAIDENの2nd。
何と言ってもWRATH CHILDのインパクトは凄かった!ビデオを見てさらにぶっ飛びましたな!!
まさに鳥肌モノ。
何を隠そう私はデイヴ・マーレイの密かなファンです。




16. HIGASHI ★★ (2003-09-28 23:15:00)

MAIDENを初めて聴いたのは、この2ndだった。
正直その当時は全く受け付けなかった。なにせうるさい、リズムチェンジは激しい、ベースラインがうとっとうしい。なんでこんなモノを友人Mは大絶賛しているのか不思議でしょうがなかった。しかし、こいつにテープにバンドの新作をとってもらう度に余ったところに必ずこの2ndからの曲が強引に入れてあり、次第次第に耳に馴染んで来て、いいなぁ、っと思い始めたのだった。
しかし文化祭の時、クラス代表で出した“KILLERS"のジャケットを丸写しにした友人Mの絵は学年の人気投票でたったの2票しか入ってなかった。なんでクラス代表なのに2票なんだ!っと怒り狂う友人M、やっぱり信じられるのはおまえだけだ、とそれ以来さらに仲良くなった。
が、実は2票目を入れたのは僕じゃなかったりして(笑)友人Mの勝手な勘違い。
大体僕はSAXONファンだぞ、MAIDEN関係に票を入れる訳ないじゃない、甘いぞ友人M(笑)




18. 0フレット ★★ (2003-11-10 21:41:00)

個人的にだけど、このアルバムはH/Mの教科書3枚の内の一枚である。
1Stの衝撃も冷めやらぬまま、2ndではそれを更に進化(少し大人になったような)させて
いる。さすが名手「マーチン・バーチ」!(たしか、もう1枚の教科書も彼のプロデュース
だったな)。今は何してんだろう?
しかし、現在までのアルバムは殆どが「メイデン節(核はファントム・ジ・オペラ)」を継承
しているのに対し、このアルバムだけはあまり「メイデン節」を感じられない。音的にも最も
ヘヴィかもしれない。このバンドはこの先どうなってくんだろう?私の予測を不能にしてし
まったアルバムである。
捨て曲なし!この言葉がピッタリであり、メイデンというよりもH/Mとしての名盤として私は
推奨したい。




19. z-zz ★★ (2003-11-28 22:01:00)

特にラスチャイルドがたまらない。



21. STORMBRINGER ★★ (2003-12-15 17:10:00)

サウンドは1STと特に変わらないが、これも名盤。
ポールディアノ時代ってけっこうパンキッシュな感じがしますね。
「WRATHCHILD」は今でもライヴの定番ですが、「MURDER IN THE RUE MORGUE」「KILLERS」はブルース時代もたまにライヴでも登場しました。
「DRIFTER」「TWILIGHT ZONE」「ANOTHER LIFE」「GENGHIS KHAN」etc...好きな曲だらけですね。




23. ★★ (2004-02-14 03:08:00)

IRON MAIDENで一番最初に聴いた想い出深いアルバム。
個人的に彼らの最高傑作。




24. 酒とバラの日々 ★★ (2004-03-01 16:45:00)

メタリカを除けば今も昔もアイアン・メイデンはヘヴィメタルの象徴であり、ナンバーワンバンドだ。
アイアン・メイデンというバンドの姿勢は、時代を敏感に察知する皮膚を持った、計算高いメタリカとは対極にあるスタンスかもしれない。
20年経っても一般人にはいまだもってイロモノ扱いだとしても、そんな外野の声には目もくれずに、徹頭徹尾同じスタンスで音楽をやっているし、
実際ステージでの彼らはすごく幸せそう。(もちろんオーディエンスも)
これだけの長い期間、自分たちの流儀にこだわり続け、なおかつ質の高い作品を作り上げ、ファンの根強い支持を獲得してきたのはとてつもなくスゴイことだ。
時代への皮膚感覚に優れたメタリカ、唯一無二のキャラクターのオジー…みたいな強みはアイアン・メイデンにはない。
だけどまさしく頑固と猪突猛進のアイアン・メイデンであり、そういう痛快さに自分は感動する。
カッコいいオヤジたちですね、この人たちは。
自分が今更言うまでもないけどアイアン・メイデンは最高のヘヴィメタルバンドです…




25. 地獄葬戦士 ★★ (2004-03-23 02:00:00)

デニス・ストラットンが脱退し、後任にエイドリアン・スミスを迎えて制作された2nd。
1st発表前からLIVEで披露していた曲を中心に構成されているため、音楽性は前作の延長線上にあるが、DEEP PURPLE等を手がけたマーティン・バーチをプロデューサーに迎えたことで音質が格段にアップしている。
JUDASの「THE HELLION」よりもいち早くやっていた劇的なインスト曲のオープニング「THE IDES OF MARCH」、スティーヴのベース・ラインを聴いているだけでも心地よい「WRATHCHILD」、MAIDENにしてはややストレートな「MURDERS IN THE RUE MORGUE」、サビがないにも関わらず、とてつもないかっこよさの「ANOTHER LIFE」、ヘヴィなリフとツイン・ギターのハーモニーが絶妙な「GENGHIS KHAN」、イントロのトリッキーなベースが印象的な「INNOCENT EXILE」、ベース・ラインとポールのシャウトが不気味なまでの緊張感を生んでいる「KILLERS」、アコースティック・ギターの音色ががあまりにも美しいバラード「PRODIGAL SON」、抜群の疾走感を誇る「PURGATORY」、「IRON MAIDEN」にも似た構成の、ツイン・ギターで奏でるリフがかっこいい「DRIFTER」、リマスター盤は10曲目に「WRATHCHILD」と両A面シングルだった、明るいギター・リフとポールの高音がかっこいい「TWILIGHT ZONE」を収録。
アルバム全体の完成度は高いが、個々の曲の出来に関しては1stの方が好き。




27. marmyi ★★ (2004-04-19 20:59:00)

個人的には、ブルース時代の方が好きなんだけど、ポール・ディアノ時代も、いいです
よね。1stと2nd、ともに同じくらい好きで、昔はよく聴きました。
俺的に大好きな曲。「Murders In The Rue Morgue」、重たいイントロから、過激に
疾走しだす展開は、むちゃくちゃかっこいいですね。グルーヴ感というかノリがいい。
「Another Life」、これも前の曲同様、疾走感があってかっこいいですよね。
「Killres」、1stの「Prowler」とともに、ポール・ディアノさんを象徴する超名曲。
「Prodigal Son」、この曲ぜんぜんメイデンらしくないけど、なぜか大好きですねぇ。
他の曲もいい曲なので、アルバム一枚通して聴けますね。
あと、ジャケットについてだが、メイデンの全てのアルバムの中で、このジャケが、
一番好きです。2ndのエディが、一番かっこいい。俺はこのLP盤のジャケを部屋に、
長年飾っております。
最後に。俺的にブルースさんの方が好きだが、ポールさんのヴォーカルで、アルバム
が2枚だけ、というのも実を申しますと、ちょっと寂しい気がします。
このアルバムも随分聴き込んだし、付き合いも長い。当然超名盤ですね。




28. ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-09-21 01:00:00)

もし僕が誰かに「メイデンのアルバムの中で一番好きなアルバムはどれ?」と尋ねられたら、「3日待ってくれ!」と言って家に帰り、全アルバムをもう一度聴き返した後に「KILLERS。」と答えると思います。
はぁ・・・何なんでしょう。特に凄い曲はないんですよね、このアルバム。でもアルバムを全体を通してうねるような勢いがあるんです。AEROSMITHで言えば『闇夜のヘビイ・ロック』『ロックス』に当たるでしょうか。とにかく、その勢いが止まらない。
まだメイデンが若々しく、ハチャメチャで、スティーヴも大作を書き始める前で、毒々しさが漂っています。そして過激な胡散臭さ。
ジャケも最高ですよね。正に危険な不気味さが出てます。エディーの佇まいも「人を殺すところ」ではなく、「人を殺した直後」というのがいいですね。後方では今宵も娼婦シャーロットが見知らぬ男にその汚い体をあずける様子も窺えます。
メイデンには曲単位で言うと好きな曲は他のアルバムに沢山存在するのですが、アルバム一枚の統一感、コンセプト、個人的思い入れから判断すると、やっぱりこれだにゃ~。




29. アノニマス ★★ (2004-10-07 22:53:00)

2nd。
前作よりも好き。
このアルバムは完成度が高く
通して聴けば、すぐに良いと思えるはず。




31. ヤング・ラジオ ★★ (2005-01-03 15:42:00)

よくポール・ディアノ時代こそ、メイデンだという人がいる。1st、2ndで見せつけたサウンドに漲るおどろおどろしい怪しさは、確かに初期2枚限定の世界である。だけどもしポールがずっとメイデンに居たとしても、サウンドは変わったはずである。あの時代だからこそ作れたサウンドであり、初期のアルバムだからこそ、この世界が作れたのである。
僕も初期の2枚は大好きであるが、アイアン・メイデンはやはりブルースの貢献があったからこそ今があると、個人的には思う。ポールも好きだしブルースも好きだし、ブレイズだって嫌いではない。確かにこの作品だって名作である。でも一流アーティストには、数多くの名作があり、だからこそ一流なのである。




32. せーら ★★ (2005-01-13 21:35:00)

親しみやすさ、完成度の高さで言えば次作「NUMBER OF THE BEAST」が一番だろうが、一番好きな作品は?と聴かれたらわたしは迷わず本作を選ぶだろう。
いくら「NUMBER~」が凄くとも、本作における燃えたぎる激情には到底及びはしない。
NWOBHMの中では当然NO.1、全てのメタル作品の観点から見てもTOP OF TOPSの輝きを放っている。何時聴いても、あらゆる名作を超越した至高のBIBLEであることを思い知らされる。
「ACES HIGH」「THE EVIL THAT MEN DO」あたりだけを聴いて「サイコー」何て言ってるヤツには、「ふざけんな」と言ってやりたい。
「PHANTOM OF THE OPERA」と双璧を成すMAIDEN史上最強の名曲「PURGATORY」をまずは黙って聴けぃ!




34. POOYAN ★★ (2005-02-14 08:52:00)

ディアノ在籍の2枚では「IRON MAIDEN」よりこっちのが好き。音がこっちの方がいいし、曲も好きなのが多い。特に「KILLERS」、「PURGATORY」は郡を抜いて素晴らしい。僕はやっぱりメイデンを大きくしたのはブルースだと思うし、実際ブルースの方が好きなんですが、ディアノはディアノで素晴らしいし、もちろん彼がいなけりゃ、後のメイデンもなかったろうって気もする。精神的なヤバさはディアノの方がかなり上だと思うけど。



37. Murphy ★★ (2005-03-24 02:11:00)

自分にとってのベストは間違いなくこれ! こんなに殺気立ち、血なまぐさいアルバムはそうそう出会えないと思う。捨て曲なし! 最初から最後まで血の匂いがする超名盤。
コレを聴くと殺人者にもなれるし、殺人鬼に追われるスリルも味わえる(笑)
さんざんHM/HRのアルバム聴いたけど個人的にはいまだに3本の指に入ります。




38. 鉄の処女 ★★ (2005-07-22 18:33:00)

鋼鉄の処女の次に好き。間違いなく名盤。



39. 泡沫 ★★ (2005-07-22 21:12:00)

これもまた隙の無い名盤。1stと比べてだいぶサウンド的に進化しているのもわかる。
が、僕には少々ジミに感じる。手が伸びる回数が多いのは1st。一度聴いてすぐ「これいい」って思う曲が多いのも1st。そう考えると1stって音は悪いけど凄く曲がキャッチーだったんだな~て思う。
1stより進化した、全体的なまとまりもいい快作。HMを聴いている人はみんな持っていると思うが、必聴、必携盤のひとつ。





Recent 50 Comments



40. メタル伝道師 ★★ (2005-08-26 18:06:00)

2nd
ポール在籍のアルバムはこれが最後になってしまった。
まあメイデンのアルバムはどのアルバムもほとんど捨て曲は存在しないがこのアルバム
も例外では無く捨て曲はありません。
実にバラエティ豊かな曲が立ち並びクライヴのドラム(メイデンの歴代ドラマーの中ではもうダントツでクライヴが好きです)とポールのボーカルがその楽曲に
よりキレとワイルドさを与える、ポールが抜けて路線変更してからのメイデンも大好き
だが「疾走感」という観点で見るとこのアルバムの疾走感が一番だろう。
なにより聞いていて単純に楽しめる、やはりこういう点はパンクのいい点だろう、
そのパンキッシュな楽曲の中にもときおり垣間見えるメロディの良さ、この辺りは
この頃のアルバムも現在のアルバムも全く変わる事の無いメイデンの魅力だろう。
ブルース時代のアルバムも当然必聴なアルバムばかりだが、このアルバムもメイデン
を聞くうえでは絶対に外す事のできない超名盤!




41. dave rodgers ★★ (2005-09-09 19:03:00)

1stはPRIESTの「BRITISH STEEL」と同年に発表されたことでも知られる名盤。どこか宿命的出会いみたいなものを感じてしまうのはなんだろう。。さておき、エイドリアン・スミス加入の2nd。
ポールのラフな歌唱が初期メイデンの独自性でもあり、パンキッシュな音や荒々しいスピード感が心地良かったこの頃のメイデンだが、これを最後にポールが脱退しブルース・ディッキンソンへと交代したことによって後の方向性は様式美、大作志向へとバンドのイメージは大きく変わっていく。ただ、攻撃的且つそのメロディの良さはさらに後のメイデンへと、すでに楽曲の緩急に具備されている点が大きい。それに名曲も多い。ポール・ディアノ時代の初期2作ともにブルース時代も大好きだが、アルバム全体の勢いとノリなら「IRON MAIDEN」とこれがずば抜けて凄い。でも、メイデン独自の様式美は「IRON MAIDEN」頃からすでに成り立っていたように感じられたが、プログレからのいわれのような変則的な曲展開、流麗で独特な疾走感を持つツインリードの響きであったり、スティーヴの大胆不敵かの如く奏でるベースのメロディと、より様式への推進力が発揮された今作の楽曲はわりあい1stよりコンパクトな印象だがどれもが強烈な個性で魅力的だった。
メイデン像の




42. noiseism ★★ (2005-09-22 14:46:00)

前作の延長線上。
今になって真面目くさって語るのもアホらしいので、簡単に言う。名盤である。




43. karuha ★★ (2005-09-24 20:44:00)

81年発表の2nd。
ポール・ディアノ在籍時最後の作品。
期待を高ぶらせてくれる#1、
Baがアクセントになっている#2.#3
「泣き」と「疾走」が見事に合わさった#9
など名曲ぞろいです。




44. 更迭の名電 ★★ (2005-10-02 10:45:00)

正直言って、ヴォーカルがポールディアノではないメイデンには魅力がありません。ポールディアノ脱退後の曲調のセンスはかなり落ちました。



45. 絶叫者ヨハネ ★★ (2005-10-31 22:28:00)

ほとんど神格化されている初期、しかもポール・ディアノ在籍時の最後のアルバムということもあって、世間的にはたいへんな名作との評価ですが、実際聞いてみると意外と平凡な印象。出来のよい「ごく普通のアグレッシヴなロック」という感じで、ぼんやり聴いているうちにあっさり終わってしまいます。はっきりいって……VirtualⅪよりはずっとよいものの……結構凡作ですよ、これは。

一聴して、曲の雰囲気がいつものMaidenと違うことに気がつきます。どことなく「世俗的」というか、昔のロックによくあるようなあまり「頭がよくなさそうな」感じが漂っています。そのせいでサウンドから3rd以降のような、「透徹した知性」を感じさせる音使いはもちろん、無愛想なまでの格調の高さと厳粛さが欠けています。Meidenのカリスマ性の源であり、彼らを唯一無二の存在へと押し上げていた、「音の響きによぎる神秘の影」のようなものが感じられないのが痛いところです。いまだ独自の世界観が形作られる以前の段階、というところでしょうか。(ついでに言えば、歌詞も浅くてつまらないものが多いです。やはり「知性」ではブルース>>ポールなのでしょうか。「カリスマ」なら反対になるかもしれませんが)。

楽曲のスタイルもまだ開発途上、未完成だと思います。ブルース加入後の楽曲の、ロックとは思えぬほどの構築性と比べると、ずいぶん粗く、ぎこちなく聞こえる箇所がいくつもあります(これぐらいが普通なのか)。この「若さゆえの拙さ」を、いかにもあの時代の新人バンドらしく、パンクの長所が素直に生かされていて良いと評価する向きもありますが、曲の完成度という点ではやはり数段落ちてしまいます。
例外的な数曲を除くと、どの曲にも展開に「足の生えたおたまじゃくし」のような不自然さがありますが、これは曲中の各パートの切れ目がはっきりしすぎているせいです。いかにもリフやフレーズを張り合わせて、最後に一曲にしてみました、というのがありありとわかります。しかも、各々のパーツがあちこちでズレたりはみ出したりしていて本来あるべき位置にないのに、力わざでムリヤリねじ込んだ跡さえあります。

加えて今作のウリである「衝動性にあふれたストリート感覚のサウンド」の方ですが……リリース当時はこれはこれでインパクトがあったかもしれませんが……、どう聴いてもMortorheadを始めとするその筋の大物に比べると迫力不足という感は否めません。
ちょうど上流育ちの根がお嬢さんな女の子が、例の思春期の嵐に吹き流されて、無茶してBガール風になってみました、みたいな「さまになっていない」感じがするのがいただけません。外見はそれらしく決めていても、ふと髪を撫でる動作がお嬢さんそのもので、すぐ出目がばれてしまうあの構図に似てます。アグレッシヴに走ろうとする勢いが、本来の構築美とあちこちで激突して止められたり、急ターンさせられたりしています。この段階では、まだパンク・ハードコア的な攻撃性をうまく消化できないでいるようです。

次作Number of The Beastを聴いた後でこれを聴くと、全体の構成力と展開のスムーズさのあまりの差に唖然とさせられますが、同時に「ディアノ時代こそMaidenの絶頂期!!」、「Maidenは最初の二枚で終わった!!」と叫ぶ人たちの気持ちがなんとなくわかります。Voはもちろんのこと、曲の組み立て方からして3rd以降とは別モノといっていいほど異なるのもありますが、なによりスタイリッシュに様式化される以前の、オリジナルの熱さと輝きみたいなものがあるのです。楽曲の完成度や音楽としての洗練度とは別の次元でのパワーというか、ロックミュージックが原初にもっていたであろう、「アグレッションとアーティスティックな閃きが溶け合ったような強烈な熱さ」のようなものがあるのは事実です。人によっては、これは作曲面での未熟さをカバーして余りある、と感じる方も多いのではないのでしょうか。

以上、純粋な楽曲の完成度という点では、残念ながらMeidenの全作品中最低クラスの作品といってよいでしょう。同じ初期でも、1st(こちらは評判通りの名作でした)に比べて、曲のクオリティが大きく落ちます。水準以上と呼べるのはライヴでおなじみWrathchild、勢いのあるMurder in Rue Morgue、 緊張感あふれるタイトル曲Killers、疾走&メロディアスなPurgatoryの4曲のみ。
しかし、これらはどうもMeidenというより、Meidenの前身バンドの未発表曲のような気がするのが不思議です。確かにありますが。実際、グルーヴ感重視の曲やストレートなノリのR&Rなど本作で見られる曲調の多くはほぼ今作かぎりで消滅し、それらの要素は以後楽曲の中の一要素としてのみ生き残りました。これは1stが初期特有の荒さを残しつつも、3rd以降のMeidenにずっと近い作風でその後の彼らの音楽性の基本となったのと対照的です。



46. MR.sick ★★ (2005-11-09 19:23:00)

これこそ名盤!独特の雰囲気と曲の流れがある
メイデンはこれだ!



47. Painkiller ★★ (2006-03-04 21:58:00)

ディアノのボーカルは最高にかっこいい。これがメイデンなのかと思える
ほどに危険な空気が漂っている。このアルバムは不良っぽいパンキッシュな
乗りと、メタルの要素を見事に融合させた傑作だ。プログレッシブな展開もす
ばらしい。アイアンメイデンは2ndで終わったという人の気持ちもよく分かる。
自分が生まれる5年も前から出ていたことが信じられん(笑)



48. 絶叫者ヨハネ ★★ (2006-03-11 19:51:00)

上に書いたことの補足になりますが。

1stと2ndの楽曲は、レコーディングに際して新しく書かれた曲ではなく、バンドの結成当初からレコードデヴューまでの間に書かれ、数年に渡ってすでにライヴで演奏されていた曲を収録したそうです(例外的に、Murder in the Rue Morgueは2ndリリースに際して書かれた新曲だそうです)。
これは私の推測ですが、どうもハリス先生は1stの時には自信作というか、これからのIron Maidenの方向性に合ったベストと思われる曲を入れ、残りのクズ曲……、いえいえ、微妙に方向性のずれる曲をこちらに回したのではないのでしょうか?
実際、1980年の2月、すなわち1stの発売の二ヶ月前にリリースされたコンピレーションアルバムにWrathchildが提供されています。またPurgatoryに至っては76年ころに書かれた曲で、デビュー当時すでに、「昔の」曲ということでライヴのレパートリーから外されていたそうです。(このあたりの詳細はiron maiden commentaryという海外の有名なファンサイトに詳しく載っています。またここは、各曲の背景や元ネタとなった映画や文学についてくわしく振れられており、たいへん勉強になります。興味のある方はどうぞ行って見てください。)

つまり、これらの曲を1stに収録することが可能だったわけで、出来から見て収録されて当然の曲をあえて外したのは、これらがハリス先生の考える「これがIron Maidenだ!」というヴィジョンから少しズレたところにあったからではないのでしょうか。そう考えるとWrathchildやInnocent Exile、Drifterのようなタイプの曲がその後消失した理由もわかりやすくなります。つまり今作はIron Meiden誕生前夜、いくつかあった彼らの音楽的発展の可能性のなかで、後に捨て去られた部分を保存している作品というわけです。

というわけで、ブルース加入後の3rdが今日に続くIron Meidenの実質的なデビュー作であり、1stはそこへつながる彼らの原点だとすると、この2ndはさらに原点以前という位置づけがふさわしく、新旧さまざまな音楽的エレメントが混在するカオティックな作風といえるでしょう。若き日のバンド(というよりスティーヴ・ハリス)の自らのスタイルを確立するための試行錯誤の足跡がうかがえるという資料的な側面からすれば、たいへん興味深い作品といえるかもしれません。



49. 鋼鉄仙人 ★★ (2006-03-13 05:49:00)

絶対に聴くのじゃ!



50. ドニントン ★★ (2006-04-23 09:09:00)

キラーズ、このアルバムを初めて聴いた当時の感動は今でもはっきり覚えている。
本当に捨て曲が無い。20年以上経った今でも、無性にこのアルバムが聴きたくなりノスタルジーに浸っている。このアルバム以降のメイデンは、俺の中では別のバンドだ。ブルースのメイデンは未だに、どうしてものめりこめない。ブルースとヤニックにご退散ねがい、ポールが復活したら、想像しただけで興奮する。



51. おいたん ★★ (2006-06-16 05:14:00)

猟奇的。超猟奇的。聞いててゾクゾク。



52. チャ~・アズナブル ★★ (2006-06-16 12:32:00)

超名曲と地味な曲があって、それはつい飛ばしちゃいます。。1枚目の方が断然好きですが、外せない名盤!!



53. cozy_ima ★★ (2006-06-19 22:24:00)

このアルバムの印象を一言で言えば、やはり『うるさい』になるだろうか。
いかにもパンク全盛期を経た作品だと思う。
ただ、発売当時ギタリストだった私は、このアルバムのナンバーをいくつも
コピーしたので、当時からよくは聞いた。
1曲目から2曲目への流れは絶妙だ。
3曲目はゴキゲンなナンバーだ。クライヴバーの流れるようなドラムが印象的。
そして極めつけは、7曲目『KILLERS』。
このタイトルナンバーの衝撃度は、今も昔も変わらない。
イントロから何かを予感させるムードで満ち満ちている。
そしてそのキンキンとしたバッキングには、ただただ唖然とするしかなかった。
全くジャンル的には異なるかもしれないが、VAN HALENをはじめて聴いたときの
衝撃と同じだった。
そしてその衝撃に続いては、一服の清涼剤ともいうべき『Prodigal Son』
やはり私にとっての、メイデンの名盤はこれで決まりだ。




54. aceo ★★ (2006-07-21 14:59:00)

先日、友達からDVDを借りて昔から現在の曲までのPVを見たら、確かにブルース加入以降のほうが明らかに垢抜けて曲の作りもこなれているのは理解できたが、やはり1stと2ndこそがハートに直撃する感じ。1stは評価されているようだが、2ndはこんな下?と思ったので1票!。
ファン層的にもこれ以降が好きな人の比率が多いと思うが、HMの歴史的名盤としてぜひ聞いて欲しい1枚。何せ Killers behind you! ですから



55. くららー ★★ (2006-09-11 00:48:00)

しまった!!!!
この歳になるまでこのアルバムの素晴らしさがわからなかったなんて・・・
ディッキンソンの評価があまりに高いこともあって、まあいいやって思ってんだけど、ポールディアノのボーカルってこんなにかっこよかったんだ。そして何より名曲揃いだ。今のMAIDENの音楽性と全然矛盾しないしディッキンソンが歌ってもいいだろうなと思う曲もあるけど、ポールディアノのパンキッシュなボーカルが見事にハマってる。今聞いても全然へヴィで疾走感というか緊張感あふれるアルバムだ。これは名盤の評価もわかります。
ああ、もっと早く聴くべきだった。



56. 10倍太陽拳 ★★ (2006-09-27 20:18:00)

ポールディアノ最後の作品。そしてエイドリアン初加入。
このアルバム、たまに1stのアウトテイクだだのといった
所謂「1stで漏れた曲の寄せ集め的作品」といわれていることがある。
確かにデビュー前からライブでやっていた曲を数曲入れているみたいだが
そんな気にすることじゃないだろう。
全体的に大人しくなったが前作よりメロディアスになったと思う。
楽曲自体も前作より地味かもしれないが粒揃いです。個人的にPURGATORYは超名曲。
個人的に完成度は前作よりやや低いが名盤には変わりない。




57. 3割2分5厘 ★★ (2006-12-11 12:41:00)

こちらも1st同様、凄まじいパワー溢れる大傑作!!
メロディアスでヘヴィで、激しく展開するドラマティックなメタル。
今のメタルバンドとは格が違いすぎる。本当に、どうしてこんな奇跡的なメタルがやれるんだろうか。
ヘヴィ・メタルファンならメイデンの作品は全部聴くべきだろう。




58. ハイネケン ★★ (2006-12-26 19:59:00)

このCDは自分が生まれて初めて買ったCD!
Iron Maidenはこういう雰囲気だと思ってほかのアルバムも聞いたがこれが一番でしょう!(1stもいいけど…)
アルバム全体から漂う雰囲気は他のアルバムからは感じられない
1曲目から2曲目の流れは本当に泣けますよ!



59. HOLY Y ★★ (2007-01-06 18:04:00)

メイデンのなかで絶対に一番いいアルバム!



60. ドッペル原画 ★★ (2007-01-21 01:53:00)

コンパクトで激しい曲ばかりでとても聞き易く、何よりかっこいい。
しかしこの荒々しさ、本当に最高です。4thら辺からこの勢いが無くなり大作が増えていってしまったのが残念でならない。
初期の片割れの本作は超名盤の1stと比べると一歩遅れるように思われますがPurgatoryというとんでもない名曲が収録されてますのでやはり二枚揃ってこそ最高の初期と言えるでしょう。




61. WINGS OF STEEL ★★ (2007-01-24 22:40:00)

1stとこの2ndは良く「荒削りだ」とか言われますけど、
この荒さ激しさこそ、ヘヴィメタルという新しい音楽を人々に印象付けるのに必要不可欠なものだったんじゃないでしょうか。
問答無用の名盤!




62. 帝王序曲 ★★ (2007-01-27 19:17:00)

すんなりと聴かせては貰えない、荒々しいポール・ディアノのヴォーカルと唐突に展開する曲と演奏。
後の世においても、世紀に残る名盤として展示されることさえ拒む程のトンガリ具合。
それこそがヘヴィメタルの原点であり、傑作だと思わせられる。
ジャケットを見ただけでいろいろな思いが込み上げてくる~。




63. グルグル ★★ (2007-02-08 01:49:00)

1stよりさらに殺気が増した感じ。総合力で一番好きなのは3rdだけど、一番カッコいいのはこのアルバムかな。



64. Dr.Strangelove ★★ (2007-04-16 20:05:00)

荒々しさではこっちの方が上なんだが・・・
どうも1stと違ってあまり好きではない。
いや、もちろん良いアルバムだとは思うけどね。




65. Deuce ★★ (2007-04-17 19:27:00)

プロデューサーがマーティン・バーチに変わって1stより格段に音像が分厚くなった。
スティーブのベースが超~分厚い!全アルバム中で最も目立っている。
リードギターならぬリードベースみたい。
ポールも凄く上手くなってて、ブルースより人気があるのも頷ける。
後期より曲はコンパクトだから聴きやすいが、独特のリズムの変調は随所にある。
若干、音が篭り気味なのがマイナスだが、インストの殺傷力は十分あり繰り返し
聴けないアルバムではある。
私的にはメイデンでNo.1



66. クリスオリヴァ ★★ (2007-05-14 20:34:00)

何と言ってもデイヴマーレイのギターが冴えてます!(もちろんエイドリアンも)
そして、上の方もおっしゃってますがスティーヴハリスのメロディーに張り付いて
まわるようなベースも素晴らしいです。今度のLIVEでは、
BRAVE NEW WORLD以降のつまらない曲よりもこちらの曲ををやって
欲しいです(ブルースがやるとしょぼいのだが)。特に3~4曲目の勢いは凄まじい。



67. 桐しま ★★ (2007-05-23 00:25:00)

エッジの鋭さと攻撃性をむき出しにする1st・2ndの鋼鉄音。欠けた刃物で強引に切りつけるようなポールの声質と唄いっぷり、英国の湿った夜を思わせるGのトーンも魅力的だが、クライヴの叩き出すラフな暴れビートがこの鋼鉄音に爆発的な躍動感を与えている点にも注目してみたい。消えないアザが残るまでビシビシと引っぱたくようなスネアといい、PURGATORYなど曲のラストを引っ張るときのゴロゴロゴロ・・っと地に巻き込むようなタムのロールといい、クライヴのドラムはいつだって暴れている。4thからニコに交代となるが 小奇麗に整い過ぎた彼のドラミングには聴き手を叩きのめすような衝撃は感じられず、以後 鋼鉄音がおとなしくなってゆく原因のひとつと言える。同じスティーヴのBaだとしてもリズム体の出音がガラリと変わったものだ。



68. ウカア ★★ (2007-07-04 09:14:00)

タイトル曲サイコー



69. 元メキッズ ★★ (2007-10-27 23:36:00)

その昔、渋谷公会堂に、ブルースに変わった直後のライブに行った。3月15日!!のテープ演奏で幕が開けて、そしてモルグ街の殺人の静かなイントロが始まり、暗いステージにクライブが現れ、必殺のドラムのところで残りのメンバーが現れ、ヘヴィーメタルショウの始まりーっ!!て感じで怒濤のライブが始まりましたっ!!演たけなわの、NUMBER OF THE BEASTを演ってるあたりはあまりの大音量に真剣に耳がつぶれるんじゃないかととっても怖くなりました。(RAINBOWも音量はすごかった!!)
この当時、まっとうなMUSIC LIFEの読者だった僕にはMAIDENは正統的なNWOBHMすぎて、アルバムは持ってたが、ちょっと激しいし、暗いというイメージがあった。(このムードは元メタルおっさん連中には理解できるはず)、でもこのライブは本当に凄かって(後、NEW YEARS DAYの頃のU2と!!)色々行ったヘヴィメタのライブでは一番、印象に残っている。
で、このアルバムはここ5、6年前から聞き直し始めてずっと、マストアイテムになっているが、聞く度にあのライブを思い出す。昔は憤怒の子供やKILLERSが好きだったけど、今、聞いたら有名な曲より、マイナーな曲が良くて、MURDERS IN THE RUE MORUQUEなんかはイントロと歌詞がおどろなだけで、ほんまGOOD ROCK`ROLLやし、ANOTHER DAYは昔は最初のドラムだけしか印象に残ってなかったが、これもほんまにかっこいい!!INNOCENT EXILEもエンディングは必殺な終わりやねー!!ジンギスカンもカッコいいねー!!最後の2曲は時々、どっちがどっちか分からなくなるけど、これまたROCKやねっ!!
一回り下のヘヴィメタファンの後輩に聞かせたらギターがあまりハードじゃないけど、ベース凄いっすねーやって!!でも、ブルース以降のアルバムは重そうで、長そうで今は聞く気になりません。
ちなみにライブは最後の曲、IRON MAIDENでドリフのマックスくんやったけ?のような巨大なエディが暴れ回ってヘヴィメタルショウは幕を閉じました。
おまけに、1stのTRANSYLBANIAもあのライブを思い出させてくれます。鬼気迫ってた!!



70. 既出ならすみません ★★ (2007-11-14 17:06:00)


★注意事項★
古い輸入盤の「Killers」持ってる方へ
(既出ならすみません)
タイトルの内容が狂ってます。
「Prodigal Son」で「Twilight Zone 」がかかります。
「Purgatory」で「Prodigal Son」がかかります。
「Twilight Zone 」で「Purgatory」がかかります。
無茶苦茶です・・・。他は問題ないです。



71. モグ ★★ (2008-01-13 02:20:00)

さっきBSでメイデンの85年のライブやってたけど、何となく物足りなくて。
で、昔の聴いてる。1stと2ndはやっぱ熱いわー。このカッコよさがメイデンだよ!
パワーや空気までもが伝わってきて震えを感じる。すごいアルバム。



72. やの ★★ (2008-01-20 13:24:00)

すごい意見ばかり
わしはドリフター(ライブプラスワン)が大好き



73. かんと ★★ (2008-03-23 15:38:00)

よ~いよいよいよい。ボクが高校生のとき名古屋で観たコンサートは、メイデンジャパンというレコードになりました。
あんなに楽しかったライブ、今でも経験してません



74. ワイルドライダー ★★ (2008-05-15 17:31:00)

現B!誌発行人の酒井氏がその著作の中でポール・ディアノ在籍時のIRON MAIDENの作品からは火の吹き出るような勢い(感じ)があったと書いてあったのを読み、今度IRON MAIDENの作品を買うなら、このKILLERSだと思い定め買ったんですが......。
確かに初めてIRON MAIDENを聴いたのが8thだったんで、それに比べると火の吹き出るような感じはあると思いました。
NWOBHMのIRON MAIDENというのは80年代初頭の時点においては“これまでになく過激なHM/HRバンド"だったらしいですが、その空気感は充分に伝わってきます。
METALLICA,ANTHRAX,SLAYER等のスラッシュメタル勢に比べればメロウですが十分カッコイイ作品、バンドだと思います。



75. クソアゴ ★★ (2009-02-10 14:24:00)



76. モブルールズ ★★ (2009-06-01 22:03:00)

全体的にファーストの方が上だと思うがこれも熱いです。



77. ムッチー ★★★ (2009-06-10 01:48:00)

超名盤の1stに続いて、1981年に発表された2ndアルバム。
さすがに前作にはわずかに及ばないかもしれませんが、これも非常に良いアルバムだと思いますよ。
②"Wrathchild"・③"Murders In The Rue Morque"・⑦"Killers"などは特に素晴らしいですね。
④"Another Life"・⑤"Genghis Khan"・⑥"Innocent Exile"なんかも聴き込むほどに惹きこ込まれます。
うん、改めて思いますが、本当に捨て曲無しで良い曲ばかりですね。
初期らしい攻撃性も色濃く残ってて,強く抒情性を感じさせるリードギターも光ってる,こういうの大好きです。




78. 朱雲 ★★ (2010-01-01 18:20:00)

1stの匹敵する出来映え。世間的な扱いは微妙だが、さすがHMのサイト、わかっていらっしゃる。
「Iron Maidenは1stと2ndで終わった」という人の気持ちがよくわかる。
3rd以降がイマイチというより、1st、2ndが凄すぎるだけか。
アルバムに漂うスリルは、ただ事ではないね。




79. モブルールズ ★★ (2010-02-04 18:28:00)

完成度で言うと間違いなくブルース期が上だが、ディアノ期に思い入れのある人達の意見もわかる。でもディアノがこのバンドに居続けたらここまでメイデンはビッグにならなかったろうなとも思う。スティーヴはパンクのことが大嫌いだったので、パワーで押すディアノより正統派メタルシンガーを入れたいと思ったのだろうか?当時の事に詳しい方がいたら教えて下さい。ちなみに僕はブルースが入ってよりすごいバンドになったと思っています。二人のメイデン以外で作ったものを比べると、明らかにブルースの方がミュージシャンとしての才能は上。ディアノの重要度も認めてますけどね。



80. マスCASBAH ★★ (2010-08-08 23:50:00)

maidenの1st~2nd無くしてthrash無し
と、metallicaの2nd~3rd、megadethの1st~2nd、slayerの1st~3rd
がフェイバリットで直撃世代の自分は思うのでした・・・
ブルース以降も大好きだけど、ディアノ時代は素晴らしすぎますね、神です。ホント



81. vuoy ★★★ (2010-10-02 01:45:54)

個人的にはPaul Di'Annoの方がBruce Dickinsonより好きかな。
パンク通過後の、メタルとは別の意味での力押しヴォーカルが聴いていてかっこいい。



82. テカプリオ ★★★ (2011-02-19 20:09:04)

MAIDENのアルバムの中ではブルース期に埋もれて影薄い気がするけれど、秀逸なメタルアルバムだと思います Powerslaveとかより全然完成度高い気がします
どの曲もレヴェル高くて一気に聴けます ポール・ディアノ大好き!




83. フレディ・ヴィーナス ★★★ (2013-02-20 21:42:38)

衝撃。



84. 失恋船長 ★★★ (2014-01-27 06:08:10)

デニス・ストラットンが抜けエイドリアン・スミスが加入、前作以上にツインリードが強化され緻密なアレンジセンスの向上に一役も二役も買っています。プロデューサーにマーティン・バーチを向かえ制作費も増えたのか音質も格段に良くなり楽曲の完成度も魅力も今まで以上に光り輝き1st同様の荒々しい尖りまくったサウンドは健在、激烈な疾走ナンバー⑨なんて初期を代表する名曲へと仕上がっています、特にポール・ディアノの吐き捨てスタイルとの相性も抜群で個人的にも今作のペストテイクと言えるでしょう。他にもTHEメイデンなインスト⑤や初期らしい③⑦この曲はディアノかなと思わせるパワフルな②など収録され前作以上に焦点が絞り込まれ質が向上しています。あの初期衝動を突き上げる破天荒さは1stに譲りますが、今作もまた輝かしきNWOBHMを牽引する凄味を増した代表作であることに変わりはありません。



85. スラッシャー少佐 ★★★ (2014-06-21 23:04:00)

1stのあの荒々しさはもう薄れています。どちらかというと狂気に似てきた血生臭さがアルバムを覆っています。(ジャケットがそう思わせるのか?)このアルバムは曲のバランスが素晴らしく、一気に終わりまで来てしまいます。バランスのよさはこのバンドでも1,2を争うものだと思います。"Killers" is coming for you!!



86. GOD ★★★ (2015-03-12 22:28:09)

メロウさと荒々しさ、殺気などが上手い具合にブレンドしたアルバム。
私はこのバンドに関しては完全に後追いなのですが、今のところこのアルバムが一番好きかもしれません。
歌唱力ならブルースの方が完全に上だと思うんですが、ポール・ディアノの吐き捨てるようなヴォーカルもよくマッチしてますね。
クライヴ・バーの荒々しいドラミングもこのアルバムの殺気をパワーアップさせていると思います。
個人的には1stよりも激しくてより殺気立ってると思います。
このバンドのアンケートで、このアルバムを最高という人が結構多いのも頷けます。




87. DioTheWorld ★★★ (2015-11-13 11:20:27)

最高傑作である1stの流れを継いだ正統なる2ndにして、より狂気に満ちた明るさと攻撃性を備えた超名盤。
1stに比べると個々の曲の派手さは少し薄れるが、以降のMaidenには残らなかった圧倒的なリフは健在で、どの曲も良く出来ている。
そして何より、全Maiden中最高傑作である「Purgatory」を収録しているというのが、このアルバムの素晴らしさを決定づけている。

1番はやっぱりPurgatory、それにKillers, Wrathchild, Murders in the Rue Morgueが素晴らしい。



88. 名無し ★★★ (2017-12-02 17:49:08)

THE HELLION~ELECTRIC EYEの流れより好きだな(ジューダスFANの皆様ごめんなさい)



89. きなこ ★★★ (2019-04-14 10:43:52)

1曲目は、Arch Enemyのカヴァーで知っていたのですが、やはりこの1曲目は「Wrathchild」とセットで聴いてこそ真価を発揮する名曲だと思います。
この1曲目と2曲目の幕開けで、本作の名作としての価値は決まってしまったようなものです。
ポール・ディアノはブルースとは全く異なるタイプのヴォーカリストですが、ディアノのメイデンも非常に格好いいです。
こんなにレベルの高いヴォーカリストを切ってしまうという決断を、スティーブ・ハリスはよく出来たものだと思います。
まあ、ブルースのレベルが突出して高かったからこその決断だったのでしょうが。


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