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ポルノグラフィティ (2007年)
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ポルノグラフィティ
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解説 - ポルノグラフィティ
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 名無し ★★ (2011-04-05 21:41:08)

シングルはリンク1曲のみ。
全11曲45分の、ポルノにしては短めのアルバム。

シンプルなジャケットやアルバム名が物語るように、素のポルノが詰まっている1枚。

昔ほどのハードさは無いが、バンドとしての一体感が生み出すクオリティの高い楽曲が並ぶ。


また、何曲かのテーマや情景がリンクしているという遊び心にも注目。



2. 名無し ★★★ (2015-05-08 18:47:44)

曲数が少ないとか、インパクトが足りないとか・・・このアルバムって不評なんですよね。自分は大好きな一枚です。
強いて言うなら、この時期の岡野さんの声がかすれ気味で初期のような余裕を持ってはきはき歌っていたあの独特のギラギラ感が薄れてしまったことは残念です(近年では再び持ちなおした気がします)。

メンバー本人が語っていた通り、過渡期だったんですよね。
この作品のあたりから本間氏から離れ始めていたし、彼らが「バンドとしての地力のなさを痛感した」というのもおそらくこの時期でしょう。
当然、元メンバーのtamaや本間氏が手掛けた楽曲の方が人気曲も多かったですし、まだまだソングライターとしての技量は彼らとしても甘かったと思っていたのではないかと。
初期は正直この二人の手掛ける曲はまだシングルA面にするにはややパワー不足な曲が多いとは感じることはありました。それでも前作までの「ROLL」「プッシュプレイ 」「ライン」「グラヴィティ」などを聴いて彼らの成長ぶりを感じました。
岡野さんはとくにストレートな曲を作りますね。アレンジ次第ではかなりの名曲に化けるものが多いと思います。

そして、今作。なかなか彼ららしい世界観を展開していて面白い作品だと思いました。

まず、2人組になってからのポルノは別バンドとして考えたほうがいいですね。
ですが、リンクのAメロの歌いだしのあの早口の歌いまわしは初期の名盤「foo?」収録のINNERVISIONSっぽく、リフもややハードロック気味でサビは適度に心地よく非常に心地いい曲に仕上がっているし、空蝉のバンド感は「雲をも掴む民」の敵はどこだ?を彷彿とさせるし、それでかつテンポチェンジも激しく実験的で聴いていて楽しい曲です。
そして、何と言ってもこのアルバムの最大の目玉は暗くダークな世界観を展開するハードロック的なバラードナンバー「鉄槌」ではないでしょうか。
これが当時かなり自分にはガツンと来ました。
Tamaがいなくなったポルノは爽やかだと言われるけど、こういう曲にも彼らの真髄が表れているようにも思っています。そういうこともあり、爽やかな前作に比べこういう曲が存在しているだけでこのアルバムは自分の中では外せないお気に入りの一枚となっています。

他にもいかにもビートルズな「ロックバンドがやってきた」、爽快なドライブ感が心地いいロックナンバー「Please say yes, yes, yes 」など・・・十分に聴きどころがあると思います。
Please say yes, yes, yesはとくに英語詞の部分が心地よく、ライブのアンコールでも盛り上がりますよね(さすがにジレンマには劣りますが・・・)。
そして、どこか上の空な心境を表現したかのような・・・でも決してけだるくならず心地よい哀愁を漂うバラードナンバー「そらいろ」でこのアルバムをしめます。
少ない曲数ながら十分すぎるくらいボリュームがあると私個人は思うのですが。

セルフタイトルにするほどの完成度かどうかってのは、考えるだけ野暮です。
リスナーがどんな音を求めるかですね。
初期の本間氏による打ち込みアレンジなどが施された煌びやかな曲が好きな人は好きになれないかもしれないけど、彼らのロックバンドとしての素の音を楽しみたい人にはもってこいではないでしょうか。
彼らのバンド感を味わえるアルバムはロマンチスト・エゴイスト、空をも掴む民とこれかな。

今作は「俺たちはポルノグラフィティってロックバンドやってるんだ!」ってアピールしているようにも見えるし、Tamaが抜けてこれからの決意表明にも見えるんです。
完全に本間氏から離れた今になってこのアルバムを聴くと、やはりこのアルバムがあったからこそ今があるのではないかとも思います(それでも売り上げはすっかり落ちてしまいましたが)。

何はともあれ、個人的に二人組になっても素晴らしい作品を届けてくれる彼らに感謝です。



3. 名無し ★★ (2018-10-19 18:04:56)

やっぱり今聴いても練り込みが足りない
この時期の低迷感をよく表してる
現在の彼らの音楽はかなり調子を取り戻している感が出ているので、そういう意味では一つのターニングポイントとしてよかったのかもしれない
一曲一曲の個性がないわけではなくて、アレンジの問題
本間氏でなく、現在の彼らが起用している若手のアレンジャーに任せたら全然違う完成度になるのかも?
この時期の岡野さんの歌い方はソフトな歌い方にシフトしていたので、そういう部分が悪い意味で影響している曲がいくつかある
残念ながら、悲しいことに未だにこのアルバムで拒絶反応を起こして離れてしまったファンが多すぎたというのも事実だと思う
鉄槌の重苦しさや、空蝉とPlease say yes, yes, yesのシンプルなバンド感は好き
それ以外は正直、二人のソロ作品か?と疑いたくなるほど大人しすぎる
そらいろは単純にいい歌だと思うけど、これをベストに収録するほどの曲かと問われると疑問符が付く


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