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REDEEMER OF SOULS (2014年)
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REDEEMER OF SOULS
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解説 - REDEEMER OF SOULS

2014年7月14日、Epic Records/Columbia Recordsよりリリースされた17thアルバム。
前作『Nostradamus』に伴うツアーののち、『British Steel』リリース30周年記念ツアーも行い、神戸と名古屋、幕張メッセで行われるLOUD PARKへの参加の3公演を行なった。
そして翌2010年、公式ホームページで、2011年に最後のワールドツアー『Epitaph』(2015年に撤回)を行うことが発表された。
しかし、2011年4月20日、6月から行われるこの『Epitaph』にギタリストK. K. Downingが参加しないことが発表された。これは事実上の脱退であり、最後のツアーを前に、長きにわたって演奏されてきたGlenn Tiptonとのツインリードが過去のものとなった。
バンドは2011年5月25日、イギリス人ギタリストRichie FaulknerをGlennの後任に迎えた。アメリカのテレビ番組でお披露目。オランダ公演を行う。2012年2月には来日ツアーを行い、福岡、横浜、神戸、広島、名古屋、東京と公演を行った。
今作はRichie Faulkner加入後最初にして6年ぶりのスタジオアルバムであり、3年もの時間を費やして作り上げたという。
全曲の作詞作曲がGlenn Tipton、Rob Halford、Richie Faulknerの3名のクレジットになっている。
アメリカのBillboard 200では6位を記録、初のTop10入りとなった。


Producer:Mike Exeter and Glenn Tipton
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 銘菓ひよこ ★★ (2014-07-13 18:53:29)

一言で言うとベテランらしい「安定」かな、新ギタリストもけっこう弾きまくってるし、楽曲の質も
平均点は軽くクリアしてる。ANGEL OF~がリリースされた当初は、このサイトでも絶賛の嵐で、
自分では、そこまでの作品か?と思ってたんだけど、まぁでも、並みのメタルバンドには作れない作品
であることだけは確か。刺激とか興奮とかとは無縁だが、これが今のPRIESTの音だと思って聴くと、
ま、そんなもんかな、って感じ。あ、あと、ANGEL OF~を大絶賛した皆さんは、この作品も絶賛して下さいね。
北島三郎じゃあるまい、大御所ってだけで、傑作!凄い!名盤!とかいうのはアカンよ。




2. 帰ってきたクーカイ ★★ (2014-07-27 20:49:06)

 はっはっは。銘菓ひよこさん、ラスト3行でハードルがガチ上がりまくりですよ(笑)。
 本作に似たアルバムがあったなぁ、と考えていて思い出しました。他のアーティストだけどAEROSMITHの『Music From Another Dimension!』を。
 決定打はないのだけれど、サイクルヒットで得点多し、みたいな。これ、逆に言うと、“この1曲!”っていうのが欲しかったな、ということでもあります。でも“基本的には聴き応えのあるスルメ盤”というのが現時点での印象ですね。『Stained Class』の頃のような、まだPriestが半分HRバンドだった時の曲に似たものも収録されているし。『Painkiller』の後半の楽曲を思い出すというか。ブルージーな楽曲の存在は、このバンドの長いキャリアを思い出させます。
 しかし、本作が発表されたことで、前作の『Nostradamus』は、その価値を上げましたね。壮大でスケールの大きい作品を聴きたければ、そちらを聴けば良いと。で、今作は、その(問題作であった)前作があったからこそ、おそらく広く歓迎されることでしょう。
 上手いことやりました。老獪です。そういう意味で、まさに大御所ですな。




3. 夢想家・I ★★ (2014-08-10 01:43:14)

'14年発表の17thアルバムです。
邦題「贖罪の化身」
私はPRIESTの大ファンで、「ANGEL OF RETRIBUTION」や「NOSTRADAMUS」も絶賛したクチですが(笑)、今回のアルバムに関しては "困惑" というのが正直な感想です。
ハイトーンVo&ツイン・ギター編成の正統派HMバンドが世に掃いて捨てる程いる中で彼等に感じる特別な何か、私にとってそれはそこらのバンドには容易に出し得ないブリティッシュHMらしいたたずまいがサウンドに表れている点だと感じていました。
しかし個人的に本作からは、それを感じる事が出来なかった…。
何をブリティッシュHMとするかは曖昧で解釈にも個人差があると思いますが、私としてはやはり "BLACK SABBATHを通過したサウンド" ということになります。
具体的にはリフの質感の変化が挙げられます。元来PRIESTのリフは '70年代HRっぽさの残るややモッサリとした、タメを効かせた重々しい刻みが特徴で、個人的にそこに魅力を感じていましたが、本作でのリフは刻みが細かくシャープな反面、腹にズシッと来る重さがあまり感じられません、あとギター・ソロがあまり印象に残らない点も気になりました。
それらが原因で私にはどうしてもフォロワーのバンド、HALFORDや欧州のパワー・メタル・バンドのように聴こえてしまい、そこが喉に引っ掛かった小骨のように気になって仕方ありません。
リッパー時代の作品もロブ復帰後の二枚にも、そう感じた事は無かったんですが…。

PRIESTがこの先アルバムを作る事があるかどうかは判りませんが、ロブはHALFORDとの活動を並行して継続していくでしょうから、今後この二つの差別化をどのように図っていくかが重要な課題になってくるのではないでしょうか。

勿論メンバー・チェンジが変化をもたらす可能性は想定していましたし、それなりに覚悟もしていたつもりでしたが、いざ新作に接してみると改めてK.K・ダウニングの存在の大きさを痛感せざるをえません。
これだけだとリッチー・フォークナーを暗に批判しているようにとられそうですが、彼は悪くありません、普通ならK.Kが脱退した時点で終わりですし、EPITAPHツアーでも単なる代役以上の活躍を見せてくれました。
銘菓ひよこさんのおっしゃるとおり曲のクォリティーも水準以上ですし(なぜか本編よりもボーナスDISCの方に良い曲が多い気がするのが謎ですが 笑)、ライヴで観れば印象が良くなりそうな気もします。しかしそれだけに彼等がもうツアーをやらない(LOUD PARKとかあたりだったら来てくれそうですが)という事にもどかしさが募ります。

以上、PRIESTらしさに対する個人的なこだわりとのギャップから生まれた "困惑" についてでした。
恐らく私の感想はマニアック過ぎてあまり共感されないでしょうね(笑)。




4. もぶルールズ (2014-09-01 06:50:50)

これは厳しいアルバムになってしまった。後半にいくほど、曲の出来が下がっていく。これを聴くとエアロスミスのように外部ソングライターを導入するのもありかな、と思ってしまった。ただボーナスディスクの曲はけっこう良いです。



5. ヤングラジオ ★★ (2014-09-15 18:22:28)

全く個人的な意見で言えば、僕の「Angel~」に対する高い評価というのは、ロブが復帰して最初のアルバムという事で、各楽曲に対する個別の評価の高さというよりも、アルバムの作風が今後の方向性を示していて、それがもう一度本線に戻るという意味合いをかなり含んでいて、それに対する高評価となった。

バンド自身が自分達をどう捉えてどう考えているのか、というのは僕にとってはすごく大事で、だからこそ「らしさ」というものに強いこだわりがある。
でも、その「らしさ」の基準は人によって違うわけだから、僕と正反対の意見があっても全く構わない。
そもそも僕は、他の人に同意を求めて書いている訳でもないし、そのアーティストなり作品なりが好きであるから書いているだけであり、だからこそ時には厳しい表現になる。

このアルバムを聞いて「買って損した.....」という感覚は、全く湧かなかった。
だけど、最高傑作であるなんて事も全く思わない。
楽曲を個別に聞いていけば、総じて良く出来ているし、似たような楽曲が多いとか、キラーチューンが無いとかというマイナスを考慮しても、僕の評価は高かったりする。
やっぱり、ロブ復帰後の3作品はよく出来ていると思う。
僕の彼らに対する評価というのは、昔より今の方が断然高い。
新作を出す......ベテランバンドにも、これが案外重要である気がする。




6. 失恋船長 ★★★ (2014-09-22 15:16:30)

K.K.ダウニングの脱退と言う一大事を乗り越え、後任ギタリストにリッチー・フォークナーを迎え入れた制作された第1弾。若手ギタリストを迎えどのような新機軸を打ち出すのかと思ったら、自らが積み上げたオーソドックスなスタイルを踏襲、前作で魅せたドラマ性ではない、いい意味でのストレートな仕上がりに驚かされます。若いギタリストに引っ張られるようにグレンも往年の空気を纏った熟練のプレイで華を添え彼らならではの味のある王道を迷うことなく突き進み前作とは違う威厳を纏い格の違いを感じさせますね。そこが地味に映るともうダメなんでしょうが、ペインキラーパートⅡだけは勘弁して欲しいと思う身としては(あのアルバムはあの時代ならでは、まごうことなき名盤ですが一枚で十分です)聴きこむほどに味わいが深まる一枚です。前作同様ロングトーン一発を派手に決めるのではない、ミドルレンジを活かしたロブの色気ある歌声こそ彼の魅力と思っているので尚更今作は味があるんですよね。彼らの初期の頃に感じた世界観を今の世界に表現した真っ向勝負の一枚、厳つく走らなくても、重厚なメタル魂がそこかしこに漲る入魂の力作です。この時代にここまでオーソドックスとは逆に新鮮に響きますよ。あえて狙いすぎなボートラも好きですよ。



7. ジョージベラス ★★★ (2015-01-04 16:32:15)

KKは脱退してしまったが、前作で失望した後だけに、期待はしていなかったが、
聴いてビックリ、中期の頃のような、メロディアスなメタルに戻っている。ロブ
はもう歳だから高域が出ないのは仕方ないが、中低域の声で頑張っている。この歳
で、これだけやれれば合格点だろう。




8. こ~いち (2015-01-19 22:28:51)

ノストラダムスを傑作と評した私ですが、本作はイマイチに感じました。なんかアウトテイク集みたい。



9. SBI ★★ (2015-01-21 12:04:30)

歴史の長いバンドは多様な価値観を持っているが故に長続きするので、
新譜を出すたびに過去の傑作と比較され、また多様な価値観との差分をあげつらわれるわけですが
高齢のメタルゴッドが新ギタリストの影響で少し若返った、その事実だけで十分でしょう。
少なくとも余計に考えすぎてた前作よりは全編楽しんで聞けましたね。



10. Arsenal / Gunners (2015-01-30 19:49:10)

私はプリーストのファンですが、アウトテイク集(今回も?)と言われてもしかたがない内容に落ち着きました。 
ブルースメタル? 次のアルバムも同じ内容になるでしょうが、それが現代のプリーストなら受け入れるしかないですね。




11. ゾッシャ ★★★ (2015-08-01 18:52:38)

曲数が多すぎるのが難点だが、それ以外は素晴らしい。
唯の我儘だけど、曲順を再考し、半分ずつ別のアルバムにして欲しかった。
次はコンパクトにして、出来ればもっと短いスパンで。待ち遠しいので。



12. ずなきち ★★ (2018-02-11 19:49:35)

おじさんバンド、がんばってますね。私は前作のノストラダムスが受け入れられなかったタイプですので、この作品は「戻ってくれた」という感じです。切れ味こそないものの、ヘヴィなロックを展開しています。


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