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THE LIVING INFINITE (2013年)
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THE LIVING INFINITE
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解説 - THE LIVING INFINITE

2013年2月27日、Nuclear Blastよりリリースされた9thアルバム。
メロディックデスメタルのジャンルの中で、史上初の2枚組アルバムである。
ギタリスト(兼リーダー)だったPeter Wichersの二度目の脱退により加入したDavid Andersson加入後、初の作品でもある。
楽曲の作曲ほどんど全てにBjörn "Speed" Stridが関わっており、David Anderssonも半分ほど関わっている。
リリース後1週間で7,800枚以上を売上げ、ビルボード200において再び自己最高の60位を記録した。

Recorded:23 August-October 2012
Producer:Jens Bogren
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ヤングラジオ ★★★ (2013-03-04 18:21:03)

出来上がった作品について語る時、勿論その結果は大事なんだけど、僕はその過程も今は同じぐらい重要視している。
アーティストがどんな気持ちで作ったのか、その真意は結局は分からないんだけど、それでも自分なりに考えるようにはしている。
僕にとって最悪な作品とは、何もチャレンジする事なく、妙な計算をしながら置きにきた作品である。
例え、失敗してもいい。
アーティストに媚びる感覚だけは、絶対に持ってもらいたくはない。
 
振り返ってみると、前作はソングライターとしての中心であるピーターが復帰した事によって、見事なまでに従来の路線に戻った作品であった。
また、前々作である「SWORN TO A GREAT DIVIDE」は、ピーターが抜けた影響の大きさを感じさせる内容ではあったけど、試行錯誤しながらも自分達らしさを模索していて、僕は案外気に入っていた。
正直に言えば、楽曲の出来は落ちてはいたけれど、今後ピーターが戻らなくても何とかやっていける予感を感じさせる内容ではあった。

そして、メインソングライターを再び失った新作である。 
前々作の場合とは違い、路線そのものは従来のままである。
また、前々作で感じた不安定さが、この作品には無い。これが、凄い。
確かに曲数を絞って1枚にした方が、完成度は上がっていたのかも知れない。
だけど、彼らなりのやる気を示す為の2枚組であり、ファンの方にはそれを理解してもらいたい。

ただ楽曲を個別にみると、バリエーションの少なさとメロディのキャッチーさが足りない点はマイナスポイントである。
辛口かもしれないけど、2枚組から曲を抜粋して1枚にして、前作「THE PANIC BROADCAST」と比較した場合、僕は前作の方が好きだし、完成度も若干高い気がする。
だけど、これはある意味仕方がない事でもある。
中心的なソングライターを失って影響が出ない方が、不思議なのである。

勘違いしてもらいたくないけど、決して失望するような作品ではないし、逆にバンドの底力を感じる事が出来る熱い作品である事は間違いない事実である。
新作の方が上だというファンも、いっぱいいるハズである。
是非ファンの方には、自分の耳で確かめていただきたい。




2. 極太うどん野郎 ★★ (2013-03-05 01:09:23)

ピーター・ウィッチャーズが再び抜けての9thアルバム。
約40分のディスクが2枚。トータル80分強のボリューム。

前作をそのままブラッシュアップしたような曲調。
ギターフレーズの多彩さはピーターに軍配が上がるが、曲自体は前作を下回っている訳ではない。
素直にかっこいいと言えるアルバムだろう。
しかし、かっこいいという事と印象に残るという事は別の話。
3rd~5thの頃と比べてしまうと、頭から離れなくなるようなリフ、歌は少ない。
アコギ、キーボードが効果的な「The Living Infinite I」、頭からクリーンボイスの「The Windswept Mercy」などは良かった。
統一感のあるアルバムに仕上がったが、逆にこの大ボリュームだと、もっと振れ幅があった方が良かったのではないか。
もっとディストーション以外のエフェクトやアコースティック、キーボードなどをアクセントに効かせて欲しい。

文句、というか要望が出てしまうが、この作品は良く出来てる。
メロディー、アグレッション、共に高水準であり、かっこいいことは間違いない。
ただ、まだまだ良くなる余地があるハズ。




3. Arsenal / Gunners ★★★ (2013-03-08 01:07:57)

テンションが上がる作品に仕上げてきましたね 冒頭から疾走して最後まで一気に聴かせてくれます STABBING THE DRAMAやNATURAL BORN CHAOsに近い作風な印象、疾走曲も多く楽しめます 
実験的なアプローチはやってなく複雑なこともやっていないので、いつものソイル節が安心して聴けます せっかくの2枚組なので、20曲をじっくり楽しみたいです




4. ヤングラジオ ★★★ (2013-03-11 15:23:54)

結局、この新作を聞いた限りでは、ピーターが脱退した理由が、音楽的方向性の違いではない事が作風によって証明されている。
僕は前作を聞いた時、やっぱりピーターの存在価値は想像以上に大きいなあと感じた。
それは、前々作で感じた不安定さが全く無くなり、何にもなかったように軌道修正が自然になされていて、作品の完成度も見事に復活していたからである。

そのピーターを再び失ったこの新作の出来は、僕の予想より遥かに良かった。
彼らが目指す方向性はピーターが再び抜けても、全く変わっていない。
それどころか、ピーターが抜けたダメージは最小限に抑えられていて、その事実を知らない人が聴けば、気が付かないのではないかというレベルなのである。
やっぱり、そこら辺のバンドとは一味違う凄いバンドである。

今年に入って購入したメジャーなアーティストの作品は、そのどれもが質が高い。
これが、新人~中堅バンドに何故出来ないんだろうか.......。




5. ハルディン ★★★ (2013-06-09 23:56:52)

バンド史上初の2枚組み構成となる9th。前作で電撃復帰したピーターがまたも脱退したがそんな窮地も何のその、SOILWORKというバンドの旨みがギュギュっと詰め込まれた充実作に仕上がっている。ざっくり言ってしまえば1枚目は初期のメロデス要素の強いアグレッシヴな内容、2枚目は若干のプログレッシヴエッセンスを塗した中期以降のメタルコア寄りのモダンサウンドといった感じで、まさに集大成というべき作品だ。やや精彩を欠いていた一時期と比べ楽曲そのものの質が向上したのも好印象だが、ビヨーンのVoの存在感は依然強力で、一層鋭くそして美しく映える。あえて難点をあげるとしたら、2枚目のラスト曲がちょっと地味なところか。


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