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BEYOND THE RED MIRROR (2015年)
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BEYOND THE RED MIRROR
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解説 - BEYOND THE RED MIRROR
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ヤングラジオ (2015-01-31 21:16:24)

これを、どう解釈すればいいのだろうか、心は複雑である......。
個人的に非常に楽しみにしていた待望の新作は、その評価に悩む内容に仕上がっている。

サウンドから言えば、楽曲にフックが乏しく平坦な印象が最後まで続いてしまう。
オーケストラやクワイアを大胆に起用した事が裏目に出ていて、ギターやドラムまたはVo.等の本来攻撃的に前面に出ていて欲しいという、彼らに期待するものがことごとく裏切られ、キャッチーさが少なく変化に乏しい楽曲が続くことで、退屈な印象を増長させている感じがする。

この作品を聞いて僕が先ず感じたのは、誰か第三者的意見を言える者がいなかったのかという疑問である。
どんなに中身の濃い内容であろうが、立派なコンセプト・アルバムであろうが、これではその魅力が半減してしてしまっている。
この内容が故に起こった現象なのか、それとも従来のらしさにあまり力点を置かなかったからなのか、その理由はわからないけど、これでは個人的には魅力に乏しい。

ただ、密度の濃さは認めざるを得ないし、作りこんできたその意気込みは高く評価したい。
やっぱりこのバンドの場合、あまり凝りすぎず簡単な方が魅力が出ると思うんだけどなあ~。
ドラマティックさに欠けるこの新作には、熱くなれない自分がいる......。




2. 銘菓ひよこ (2015-02-09 19:28:51)

例えばこれがLOUDNESSだったら、過去みたいな作品は望むべくもないって諦めもつくのだが
BLIND GUARDIANの場合、一貫して劇的ヘヴィメタルを追求してるバンドなだけに、
なぜここまで作り込んで、コレなわけ??ってな疑問が湧くわけで。
単純に、「いい曲」が書けなくなった、才能が枯渇した、とは思いたくないが
ヘヴィローテで聴くには、あまりに曲にフックが無さすぎだし全く印象に残る曲が無い。
厳しい。




3. アディオス SA DA ★★★ (2015-03-05 00:45:19)

前々作の A TWIST IN THE MYTH が好きな私はハマりましたね。
10のGrand Parade は Imaginations~ からの集大成とも呼べるよく作り込まれた
ブラガワールド満載の名曲であると思う。
その他も1の複雑な展開満載で飽きがこないし、2,5のサビも頭から離れないです。

デラックスエディションのブックレートが豪華すぎてビックリ、1曲ごとにその歌の情景を表した絵がついての絵がついてます!!
ディスクが別れているのは納得できないけど、曲以外にも楽しませてくれる1枚だと思います。



4. 失恋船長 ★★ (2015-03-05 20:59:56)

コンサルトで取引している関係者から「○○さんはメタルが好きなんですよね」僕と接点を持ちたかったのか、個人的には苦手な少々押しつけがましいサービス精神から手渡されたのが今作のプロモCD(音楽関係者のコネがあるらしく本リリース前にCD-Rでコピーしたものらしいが真偽は不明)。二ヶ月後には顔を合わせなければ行けないので聴かないわけにはいかない、サラッと聴いて適当に話を合わせれば良いのですが、それではお里が知れてしまう。万が一、突っ込んで8曲目のあのパートは感動的だとか言われた日にゃ、相当な愛想笑いで誤魔化すしかない能無しに人間になるので、舐められるわけにはいかない、「試されているな」そう来たなら迎え撃とう。苦手なシンフォニックかつスピード&パワーメタル路線に打ち勝つ為に試練を乗り越えるべく聴き込む作業を行うのですが、これが今までのイメージとはチョイと違う感触に驚きました。僕が最後に聴いた1998年の「NIGHTFALL IN MIDDLE EARTH」、それまで比較なんですが彼ら特有の重量感のあるファンタジック路線にフォーキーな叙情味溢れるメロディと、電車道一直線な横綱相撲の如き力技な激しい演奏が混然一体となり、レンジは狭いがこれまた激しい歌唱スタイルがぶち込まれる基本路線を踏まえつつ、クワイヤパートの増量は一本気な唄を壮大にサポートし華やかさを極限までに引き上げる事に成功、⑤のようなオールドスクール丸出しのナンバーでもムサ苦しさを緩和することに貢献(ジャーマンメタル特有の少々楽しげなサビメロが苦手コミカルに聞こえるので)、さらには大げさなくらいにオーケストレーションで装飾したパートも導入され剛力さに飛翔感溢れる美旋律と哀愁を盛り込み、ずいぶんと聴き易いが冴えわたるアレンジが高尚なサウンドへと変換されています。2枚組の一曲目The Holy Grail なんて狙いとしては間違いない方向性でしょうし、キャッチーで繊細さが生きるThe Throne など、オーケストラやコーラスパートを際立させる為に、豪胆極まりない演奏を押さえメタリックさに欠ける面と、従来のファンが求めるツインギターを活かした劇画チックなスピードメタルが影を潜めたように感じるアレンジとミックスが評価を分けるのでしょうが、安易なクラシカル路線ではない、全てのパートに必然性が感じられ、またアレンジにおける説得力の高さは目を見張るものがり、ハロウィーン様式の剛毅なスピードメタルバンド群とは全然違うだという壮大な世界観を誇示した力作ですね。ちなみにこの路線は同郷のAXXISが極めているので新鮮味はありませんでしたが、アルバムを通して聴くと見えてくる中世ヨーロピアンな世界観は見事ですね。特にDISC2に当たる後半の流れが印象的でした。彼らが魅せる大衆演劇のような大げさな芝居から、より自然体の演出へと切り替わったシンフォニックさが耳を惹きますね。そういやJUDAS PRIESTの「ノストラダムス」のような雰囲気が漂っていますね。


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