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Rockhead (失恋船長)
Hell's Back Door / Rockhead (火薬バカ一代)
Warchild / Rockhead (火薬バカ一代)
Rockhead (火薬バカ一代)


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Rockhead

エンジニアからプロデューサーとして活躍し一時代の音を築き上げた男として知られるボブ・ロックが中心となり1992年にリリースしたバンドの1st。このアルバムには彼が手がけてきたモトリー、ボン・ジョヴィ、メタリカ的な音が溢れている。一流のプロが集まり作り上げただけに、洗練された中に土着的なアメリカンロックのニュアンスねじ込む流石の音作りと楽曲が目白押しで、飛び抜けたリーダートラックはないが、ソツなく纏めあげた楽曲群の数々の質は高いです。

アメリカンなポップセンスとロックな力強さが同一の力で押しあいへしあう感覚は実に面白い、そしてシンガーのスティーブ・ジャックが情感豊かな歌声で楽曲の魅力を倍増させていますね。エモーショナルなメロディ、サビを彩る色彩豊かなコーラスワーク、パッと広げる解放感のある展開などなど、ボブ・ロックやないかーいとなるわけですね。

メインストリームへと押しあがったアメリカンハードサウンド。その旨味を抽出したサウンドは、どこかファーストフード的なお手軽感とリーズナブルさが備わり、底の浅い音に聴こえてしまうのだが、逆にこの時代ならではのサウンドであるのは間違いない。昨今のリバイバルブームに感化された若いファンには、80年代後期の音の代表格みたいなアルバムだと進めたいですね。


失恋船長 ★★ (2018-10-06 15:59:44)


Hell's Back Door / Rockhead
THE CULLTのビリー・タッフィー(G)がゲスト参加。
本編中最もヘヴィ・メタリックな質感を宿して
快活に弾む逸品。個人的にアルバムでも1、2を争うぐらい
お気に入りの楽曲です。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-07-05 22:02:47)


Warchild / Rockhead
7分以上に及ぶ大作ナンバー
ストリングスも取り入れた、少々エキゾチックな雰囲気漂わす重厚な曲調は
国内盤の解説で指摘されている通り、ちょっぴりLED ZEPPELINの
“KASHMIR”に通じるものを感じなくもないという。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-07-05 21:59:15)


Rockhead

METALLICAのブラック・アルバムを始め、次々にビッグ・ヒット作品を手掛けて敏腕プロデューサーとしての地位を不動のものとしたボブ・ロック。その彼が立ち上げたバンド、ROCKHEADが’93年に残した唯一のフル・アルバムがこちら。
知名度を活用して有名人を山ほど招集し、ゴージャスなソロ・プロジェクトに仕上げることだって出来たでしょうに、飽くまでバンド形式に拘りゲストは必要最小限。また機を見るに敏な売れっ子プロデューサーゆえ、90年代の流行に沿ったモダンなサウンドを提示してくるものと思いきや、さに非ず。ビッグなドラム・プロダクション、厚めに重ねられたギター、目の前で歌っているかのように生々しく録られたVoという、まさしく「ボブ・ロック印」の音作りを得て展開されるのは、80年代アリーナ・ロックを思わせる、ソリッドでパワフルな高揚感に満ちたアメリカンHRだったという。シングル・カットされたOPナンバー①や快活に弾む②を始め、のっけからピアノのフィーチュア度が高めなのも評価ポイントで、本作を聴いてボブ・ロックに対する好感度が一気に高まりましたよ。
センス良くまとめたGソロの腕前を披露する④、ハーモニーに聴き惚れるアコースティック・バラード⑤、重厚な大作ナンバー⑥等、プロデュースだけでなく曲作りの才能も確かですし、特にノリ良くキャッチーな⑧(THE CULTのビリー・タッフィーがGで参加)は本編ハイライトに推した逸品。またジョン&リッチーのBON JOVIコンビとの共作曲⑬もアルバムの締め括りに相応しいスケール感が備わっているのではないかと。
今となってはあまり顧みられる機会がないのが勿体なさ過ぎる1枚です。

火薬バカ一代 ★★★ (2018-06-12 23:51:37)