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POWERHOUSE (1977年)
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解説 - POWERHOUSE
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2020-09-01 01:04:51)

AMERICAN TEARSといえば、メロディ愛好家にとって信頼のブランドであるマイク・マンゴールドが率いていたTOUCHの前身として知られるバンド。本作はマイク以外のメンバーを刷新するというドラスティックな編成替えを経て、’77年に発表された彼らの3rdアルバムにして最終作。(この後TOUCHと改名することとなる)
マイクのプロ・キャリアの出発点となったVALHALLA時代同様、英国勢からの影響を伺わせるプログレッシブなアプローチも目立っていた(それはそれで大層魅力的だった)1st、2ndに対し、本作では一気にアレンジがアカ抜けて、キャッチーなメロディや印象的なハーモニーが大幅増量。当時チャートを席巻していたBOSTON、KANSAS、STYXといったアメリカン・プログレ・ハード勢のサウンドに触発されたような、より大衆性を意識し洗練された方向へと大きく舵が切られています。
包み込むような暖かみに溢れたバラード②は本作ならではのコマーシャルな魅力を発散していますし、後にTOUCHでもリメイクされることになる③は、7分以上に及ぶ大作ながらも大仰にならないドラマ性とポップな親しみ易しさが自然な融合をみた、AMERICAN TEARSの新機軸を分かり易く伝えてくれる名曲です。勿論、泣きのメロディを奏でるGが活躍する重厚な⑤のような、プログレ・テイストを濃いめに漂わす楽曲も健在で、こっちも当然グッとくる仕上がりなのは言うまでもありません。
TOUCHにビビッときた方なら、本作含めてAMERICAN TEARSのカタログもチェックしておいて損はないのではないでしょうか。



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