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Octavarium / DREAM THEATER
ヤング・ラジオ ★★ (2005-07-07 00:51:00)
ソングライティングに才能がある人は、似たような楽曲なら意外と簡単に書けるのである。つまりは、大ヒット曲のパート2みたいな楽曲である。これは事実である。しかし一流のバンドというのは、例え客観的に良いと感じても過去の楽曲に似ていると、それだけでボツにすることも多い。これは、ある意味アーティストとしてのプライドなのかも知れない.....。
彼らは今回、楽曲におけるバラエティーさを頭において新作を完成させている。自分達らしさを失わずに、その狙いは見事なまでに的確に表現されている。分かりにくいが、実は同じことは繰り返さないというアーティスト精神に満ち溢れた作品なのである。
彼らの凄さは、自分達が気に入らないものは一切やらないという妥協なき精神そのものではないだろうか。ファンよりも前に自分達がきている所をもっと評価して欲しい。僕はこの作品で、彼らの深さをより強く感じるようになった。作品を重ねる毎に間違いなく、大物バンドとしての風格がそこに出てきている.....。
楽曲を「徹底的」に磨き上げていないのも、ある種の狙いである。同じことは繰り返さないという、バンドとしての基本的精神をファンは忘れてはならない........。

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