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Come Clarity / IN FLAMES
Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-06-09 21:44:00)
このサイトでの2006年の人気投票、これが一位なんですね。皆さん分かってらっしゃる(笑)
私は別のバンドに入れたんですが、個人の好みを別にすれば順当だと思いますし。
メタルの魅力って、異形性とか暴虐性とか色々ありますが、その中でも「ギターのかっこよさ」
っていうのは最も重要なファクターの一つだと思うんですよね。その点では、このアルバムは
今まで聴いたメタルの中でもトップクラスに位置する作品だと思います。
確かに指摘されているようにモダンな作風で、リフもグルーヴィなんですけど、このバンドは
煽情性やメロディも全く損なわずにグルーヴを出してるのが凄い。こんな扇情的な泣きメロと
グルーヴが一体になったリフなかなか無いですよ…しかも、それが一部のキラーチューンだけ
ではなく、全編通じて出てくるのが素晴らしい。Jesperって天才かもしれないわ…。
また、ヴォーカルもデスヴォイスは鋭く、クリーンヴォイスはエモーショナルでレベルが
高いのも良いですね。ただ、クリーンヴォイスはライブとかで盛り上がるにはいいと思うん
ですけど、インドアで聴くタイプのリスナーの私にとっては余り歓迎しづらいかも。
どうしてもヴォーカルがメロディ取ると、少なからずそっちに意識が行ってしまうんですよね…
リフがそれすら勿体無い、全力で聴きたいと思えるくらいかっこいいので…。
個人的にはARCH ENEMYの3rdやDISSECTIONの2nd、DARK TRANQUILTYの2nd辺りと合わせて、
ギターキッズに聴かせてみたいアルバム。一生メタルの虜になってしまうかもしれませんよ(笑)
全くギターを弾けない私ですら余りのギターのかっこよさに悶絶してしまいましたもん。
私はブラック好きなんですが、これ聴いてやっぱりメロデスって今のメタルの中核を成す
サブジャンルの一つなのかもしれないな…とか思いました。

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