この曲を聴け! 

Under the Sun / Every Day Comes and Goes / Vol 4 / BLACK SABBATH
el ★★★ (2001-05-23 20:16:03)
感無量の一言。
イントロの泥々しくこの上ないヘヴィネスが
たっぷり堪能できるリフは決して他者の追随を許していない。
Aメロからねちっこく刻まれるアイオミの
ダークで神秘すら感じさせるへヴィリフ。
前半だけでも素晴らしいというのに
この曲を名曲に押し上げた最大の理由は
後半から始まるエンディングへの一連の流れでしょう。
堪らなく美しく、途方に暮れていて
孤独な旋律が淋しい表情を乗せ繰り返される。
更にこの上に乗っかてくるアイオミ節満載のご恒例のソロ。
至る曲でアイオミの手癖満載のソロがあるため
聴く人によってはマンネリかもしれないが、
この繰り返される美しい旋律に見事にマッチしていて
ドラマティックな叙情性を見せてくれているので
文句は一切無し。
アイオミ先生がやりたい様にやってくれればそれでいいのです。
更に極めつけは曲の締めにあたる部分。
HR/HMお馴染みの伝統コード進行をただの4分音符でフルダウン。
何のこたない、誰にでも出来るプレイかもしれないが、
こんな音を出して弾いてしまうのは、この御方達にしか出来ない演奏だ。
ただ鳴らぬ魅力となって聴く者の聴覚を刺激しまくる。
劇的でダイナミクス満載。魂で演奏するとはこの事だ。
UNDER THE SUNというタイトルの割にはスポットが浴びられていないのは悲しい。
もっとこの名曲に太陽の光を。

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