この曲を聴け! 

Metropolis Pt.2: Scenes from a Memory / DREAM THEATER
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-09-15 21:05:00)
このアルバムが出る前までは、僕は『AWAKE』→『FALLING INTO INFINITY』と続いた音楽性がこれでどうなるのかという不安もあり、また同時に、このまま沈んでいくような人たちじゃない、起死回生の傑作を作ってくれるはずだという期待もあった気がします。正直言って僕は『FALLING INTO INFINITY』は好きになれません。現在でもそうです。だからこのアルバムも聴く前までは大丈夫かな~と思っていました。
しかし、レコード屋でこのアルバムを手にした時瞬間、もの凄い言葉が目に突き刺さりました。
「ロック史上に残る名作完成!」
そこまで言うか!?。ここまで自信を持った帯タタキは初めて見ました。HM史上でもなければ、HR史上でもない、「ロック」史上ですよ!!!。なんぼのもんじゃい!!!という挑戦的な気持ちが聴く前から芽生えたのを覚えています。
そして家に帰り、約80分後には僕は死人に口無し状態でステレオの前に倒れていました(笑)。負けた・・・。もう、立合い0.5秒ではたき込みでしたよ!!!。
練りに練られたコンセプトと楽曲。こりゃすげぇもん作りやがった、って心の底から思いました。あの帯タタキが全く嘘ではないことをアルバムの音は証明していました。
しかし!!!、そんな気持ちの中にも何故か釈然としないものが・・・。
すぐに答えは出ました。あの名作、クイーンズライチの『計画名:精神犯罪』アルバムの影が。聴けば聴くほど模倣というか、焼き直しというか、同じようなものを聴いているような気がしてきました。その後のライヴなどのプロモーション展開にしてもあの偉大なる先輩のやったことをそのままやっているような気がしてきて・・・。
でもそんなことを考える僕はちょっとヒネクレなのかもしれません。その時は何故かそういう捉え方しか出来なかったのです。他の事は何も考えず純粋にこのアルバムと向き合えば、僕もあの帯タタキと同じことを言うでしょう。ロックの歴史に残るかはまだ時間が経っていないので分かりませんが、これから何十年か時を経た時にこのアルバムの素晴らしさがまだ語られていることを祈ります。
よく分からない文章になってしまいましたが、とにかく素晴らしいアルバムであることは間違いなしです(笑)。
ちなみにビデオ屋でこのアルバム・ジャケットのパロディのような映画のジャケットを見たことがあるのですが、あれは何なんでしょうか・・・。

→同意