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Like a Rolling Stone / Highway 61 Revisited / BOB DYLAN
てらぴん ★★★ (2005-07-14 11:22:25)
ロック史上最も重要な曲。たしかHank Williamsの"Lost Highway"の一節"I'm a rolling stone, all alone and lost"にinspireされてつくられたと聞いたことがあります。この曲を一聴すれば、歌声・歌詞・メロディのすべてが、陽気な"how you doing?"の挨拶とは裏腹に孤独を抱えながら生きているアメリカ人の心にいかに揺さぶってきたかということがわかります。さて、ここからはどうでもいい話ですが、この曲は僕にとってのRock and Rollのイメージを確立した曲でもあります。ご存知の通り、Rock and Rollは揺らして転がすというノリ(グルーブ感)を表しているのですが、僕は(中学生になるまで)Rockは岩のほうの意味だと思っていました(恥)。Roll(転がる)はDylanのこの曲から、Rock(岩)はZeppelinのStairway to Heavenの一節"to be a rock, not to roll"やS&GのI Am A Rockからイメージしていました。岩のような固い意志を貫きながら(ときに自分と他人との壁に苦しみ)、転がり続けること(下から上へは転がれない・堕ちていくのは楽じゃない)、これがMy Rock and Roll。そういう間抜けで不器用な僕にDylanはいつも問いかけてくる"How does it feel?"。

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