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Back in Black / AC/DC
殺戮の聖典 ★★ (2006-07-20 00:49:00)
前作「HIGHWAY TO HELL」は紛れもない名盤であったが、結果的にボン・スコットの遺作となってしまった。
バンドは意気消沈することなく、ボンの後任の座に英国はニューキャッスル出身のブライアン・ジョンソン(元GEORDIE)を据えて活動を再開。
結果、全英で1位、全米でも4位といった空前の大ヒットを記録したのが'80年発表の本作だ。
プロデュースは前作に引き続き名手ロバート・ジョン“マット"ランジ。
新加入のブライアンの歌声については好き嫌いがハッキリと分かれるところであろうが、そのカミソリ・ヴォーカルは強力無比だ!!
ボンへの追悼の意を表すような鐘の音のイントロがあまりにも有名な超名曲「HELLS BELLS」、その余韻覚めやらぬままに抜群の疾走感で聴き手を惹き込む「SHOOT TO THRILL」、ロック界屈指の超有名ギター・リフがインパクト絶大な「BACK IN BLACK」、キャッチーなコーラスが秀逸な「YOU SHOCK ME ALL NIGHT LONG」といった代表曲を始め、ビッグなサウンドと力強いコーラスが魅力の「WHAT DO YOU DO FOR MONEY HONEY」、ブライアンとバック・コーラスとの掛け合いがかっこいい「GIVEN THE DOG A BONE」、AC/DCにしてはあまりにもメロディアスな隠れた名曲「LET ME PUT MY LOVE INTO YOU」、トリッキーなギター・リフを聴かせる「HAVE A DRINK ON ME」、駆け上るようなリフがかっこいいハイ・テンション・ナンバー「SHAKE A LEG」、ルーズで気だるい感じがたまらないヘヴィ・ロック「ROCK AND ROLL AIN'T NOISE POLLUTION」と、バラエティに富んだ楽曲のいずれもが超強力。
バンドの代表作であることは勿論、ロック史に残る名盤である。

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