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Seventh Son of a Seventh Son / IRON MAIDEN
One Of Metal Fan ★★ (2005-02-14 19:13:00)
Paul Dianno時代も嫌いじゃないんですが、何かノリがカクカクしてるのと、
インスト部分がすごすぎて、あの特徴的すぎるヴォーカルが入ると個人的に(あくまで個人的に)
ちょっと萎えてしまうのが何となくマイナスです。
初期2枚、ひょっとしたら全編インストでもよかったんじゃないか・・・?冗談ですが(笑)
Bruce Dickinsonに変わってからは、IQの高い、味わい深く飽きないメタルが聴けますね。
初期2枚とは違い、主役をはれるヴォーカルが加入し、主役が一人増えた感じがします。
「The Number Of The Beast」からこの作品までの80's Bruce Maidenは
どれもハズレなし、というか名作の連続ですが、そんな中でも一番スルメなのがこのアルバムです。
キャッチーな「Can I Play With Madness」、お約束の名曲「The Evil That Men Do」、
もひとつおまけに「Only The Good Die Young」と、とっつきやすい曲が3つありツカミはOK。
そして、何回か聴いているうちに、それら3曲の興奮も冷めやらぬままに、
第2の波「Infinite Dreams」、第3の波「The Prophecy」「Moonchild」「The Clairvoyant」がやってきます。
何だか、そういう波の訪れ方まで計算されつくしているかのようです。
そして、このアルバムは、一番キレイなアルバムでもあります。
メタルといえば、荒々しさ以外にも、ピンと張りつめた美しさが魅力のひとつですが、
このあるばむには、静と動の対比がいつも以上にはっきりしていることもあってか、
そんなピンと張りつめた美しさが満ちています。
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