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Tribute / OZZY OSBOURNE
アレキむ・ライホ ★★ (2007-08-07 08:38:00)
自分的最強ライヴ盤。何百回聴いたことやら。。。
Ozzyライヴお馴染みのオープニングSE、オルフ作曲「カルミナ・ブラーナ」から自分のテンションが上がっていき、I Don't Know のリフで頭の中が真っ白になり、ギターソロでアッパーカット喰らって悶絶して、気が付くとラストのDee、という感じ。
今となっては絶対叶わない、「ランディ・ローズのライヴ参戦」を体感できる奇跡の名盤。
もはやスタジオ盤よりもこちらがデフォの演奏として刷り込まれている。
このライヴで聴けるランディのプレイは決して技巧的に完成されているとは言いがたい。
しかし、遥かに技巧的に洗練されたZakkのプレイに比べて、音に込められた質量がとてつもなく大きく、圧倒される。
ピッキング・ハーモニクスやベンディングのエモーションもまるで生命をもってむせび泣くような渾身のプレイである。
思うに、クラシック・ギターへの転進を真剣に考えていたランディは、実は物凄く繊細で、危ういガラスのような感性を持っていたのではないだろうか。
だからこそ、このライヴから聴かれるプレイが激しくもはかないものである気がしてならない。
それは決して、彼の早すぎる死によってもたらされる同情票ではないはずだ。
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