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In the Court of the Crimson King / KING CRIMSON

Sylphy ★★ (2004-03-31 15:51:00)
発売以来35年を経た今も全く古びず輝き続ける伝説のアルバム。KCの音楽的変遷については別途述べる機会を設けるとして・・・。現在、芸術作品と一般に認められ広く聴かれているクラッシク音楽がそもそもは中世貴族の晩餐時のBGMであったのは有名な事実である。そして、ロックという20世紀の大衆芸能の一環として登場したKCのこのアルバムが数百年後に同じようにクラッシクとなり人々から賞賛されるのもまた事実であると私は確信する。/「プロゲレ」というものは正確には「HR/HM」のような音楽の「一ジャンル」では無い。「様式」として「プログレ」を捉えるのはその音楽的な成り立ちから考えた場合、明らかな誤解である。「Progress(進化、進歩)し続ける音楽」=「その時代で最も進化した音楽」が「様式化」するのは明らかな自己矛盾である。簡単に言えば、その偉大さは認め私も心底愛してはいるが今のP・FLOYDはその意味からも明白に「プログレ」では無いということである。また、DTがよく「プログレ・メタル」と称されるがそこで言われている「プログレ」的な要素とはおそらく変拍子を多用した複雑な構成を言うのであろうが上記の意味からして誤りである。(DTを貶している訳では無いので誤解無き様。DTも私の愛聴しているバンドである)ぐだぐだ文句を言うな、KCマニアは屁理屈ばかりだ、とお思いの方も多いと思うが、世間一般の人に「X-JAPANってメタルなんでしょ?」と訊かれ貴方が憤慨した経験があるなら、私の気持ちは理解戴けると思う。(因みに私はX-JAPANのマニアでもあるので誤解無き様。そちらにも書き込みをしていますのでお時間が有れば参照下さい)余談ではあるが、今の時代の真の「プログレ」とはJINMOなどの「前衛音楽」のようなものを指すのか、KORN、R・A・T・Mなどを指すのか・・・。個人的には後者かな、と思うのですが皆様は如何お考えでしょうか?