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Burning Bridges / ARCH ENEMY

エガラー ★★ (2010-07-09 19:57:00)
ARCH ENEMYといえば女性ヴォーカルのアンジェラ ゴソウが有名だが、マイケルとクリストファーのアモット兄弟のことを忘れてはならない。ヴォーカルのアンジェラ ゴソウのデスヴォイスには好きなやつは絶賛、嫌いなやつは酷評(失礼)などなど、ものすごく賛否が分かれやすいのが特徴だ。そこで今回薦めるのはアンジェラの加入以前のアルバムで、前ヴォーカルのヨハン リーヴァ(男ですから)の在籍最後の作品で3rdアルバム、すなわち本作である。ARCH ENEMYのサウンドスタイルといえば正統派メタル要素に、メロディックデスメタル要素を追加したサウンドで、そこがメタルファンから支持される大きな理由である。個人的にはメロディック臭すぎるのが、あんまり好まないところがあるが、(またも失礼)正統派メタル要素がある程度それを吹き飛ばしてくれる。そして本作はそのサウンドスタイルが最も良く表現されており、全体的に聴きやすく、本作を最高傑作として挙げられていることが良くわかる。矢張りアモット兄弟のツインギターは素晴らしいものだと思う。そして肝心のヴォーカルのヨハン リーヴァだが、個性面としてはCHILDREN OF BODOMのアレキシ ライホなどのデスメタル系ヴォーカルと比べると劣ってしまうが、決して悪くはない。どちらかというと聴き易い。賛否が激しいアンジェラと比べると、こっち方がデメリットが低いんではないかと思う。矢張りARCH ENEMYはアモット兄弟(特にマイケル)がいないとなりたたないことを考えると、ARCH ENEMYの最大の売りは矢張りサウンドである。本作はデスメタルを敬遠しているメタルファンは聴いてみてくれ!
評価85p