この曲を聴け! 

Cryptic Writings / MEGADETH
190 ★★ (2001-12-23 15:28:00)
俺もこのアルバム好きよん。・・・って言うか個人的にMyメガデスNo.2!
「COWNTDOWN TO EXTINCTION」に次ぐ“傑作"と言ってよい出来である。流れ自体も何となくあっさりしててあのアルバムに似た感じかも? ・・・特に8曲目から最後までがイイ!
疾走スラッシュナンバーの中にも楽曲の良さ、素直さが見受けられるね!・・・どちらかと言うとシンプルでストレートタイプかな?・・・
他のミドルナンバーも意外と質が高く、バラエティー豊かな教科書通り?の内容になってます。
まず、オープニングナンバー①。このドラムイントロのカッコよさは鳥肌モノです!
疾走スラッシュナンバー⑤もなかなか。キャッチーで楽曲の良さが光る⑧。またハープが印象的な⑨なんかも今までにないタイプで新鮮。
そして何と言っても⑩~⑫の流れは圧巻! カッコ良すぎ! 最高~!!
・・・オープニングである程度のインパクトと聴き易さを残しつつさわやかに2曲続けておいて、次に変化のある曲を2曲、・・・期待を裏切らないよう、ここらで一発爆走ナンバーを注入・・・、中休み的な曲を挟んで後半の8曲目からエンディングに向けて徐々にギアチェンして行き最後に疾走ナンバー3連発!
う~む・・・立ち上がりを無難に始めといて後半へ行くにしたがって盛り上げて行き、最後にパワー集中。ある意味、分かりやすい組み立て方ではないだろうか?
アルバム全体の「流れ」や「バランス」等、トータル面からみてもかなり良質だ。 そして、曲の中でのギターやドラムなど各パート毎のバランスも絶妙だぞ!!
サウンド自体は微妙に丸っこく感じるが、一アルバム作品として様々な角度から見て聴いてみると良い作品だと思います。
強いてマイナス面を言えば、良い曲がいっぱい揃っているにもかかわらず「インパクト」という面ではもうチョいだったかなぁ・・・というところ。・・・きれいにまとまりすぎていているせいもある・・・
それと「音」がちょっとまろやか過ぎるのが難。・・・せめて前作ぐらいザクザクしてた方が迫力があったのでは?・・・(せっかく楽器のサウンドバランスがイイ感じなのに)
あとは、クセがもっとあってもいいかな?って所かな?
要するに聴きやすくなりすぎてるって事。
それともう一つ。オープニングの次に大事な位置でもある2~4曲目あたりのインパクトが弱いのも問題点かも・・・。1曲目の出来が良く“つかみはOK"だった分2曲目への期待が大きくなり過ぎた・・・正直、2曲目聴いてがっかりした人は多いだろう。自分はガックリきた・・・3曲目なんかもイイ曲なんだけど結構ダレる。・・・やはりこの位置に早々と必殺の疾走ナンバーをもってきてインパクトを出す作戦もありだったのでは?と思う・・・(ありきたりではあるけどね)
まぁ、全体的に綺麗にまとまり過ぎた感じなので、「メガデスのアルバム」という部分では少々物足りなさを感じるかも知れない・・・。
↑この意味は熱烈なファンの方に聞いてみれば分かるはずよん!・・・もっと複雑かつ荒削りでザクザクしてた方が彼ららしさが出るんです・・・
そういう意味では、“「MEGADETH」としてのアルバム"という観点では、それほどでもないのかも知れないが、普通に「HM/HRアルバム」いや「音楽アルバム」というデカい視点から言えばかなりハイレベルの作品と言えるだろう。 完成度的には過去1~3ぐらいの仕上がりにはなってる思う。
オススメナンバーは「Trust」「She-Wolf」「Vortex」「A Seclet Place」「The Disintegrators」「Use The Man」の順。(ってか何気に全部イイ曲ですがね)
・・・この作品、もっと頑張ればメタリカのブラックアルバム的存在になっていたかも知れないぞ!! ・・・ってそれは言いすぎかな?・・・
・・・しかしマジ何でこんなまろやかなドラム音で録音してしまったのだろう・・・丸っこくてやわらかすぎだよ~・・・それが一番残念でならない・・・せっかくイイ曲揃ってんのに・・・

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