この曲を聴け! 

Aqua / ANGRA

名無し ★★★ (2011-11-19 20:39:38)
このアルバムは不思議なもので、最低の駄作という意見も、ANGRAの最高傑作という意見も両方納得してしまう部分があります。僕にとっては最高傑作はTEMPLEであって、このアルバムが最高傑作とは思っていませんが、ANGRAのなかではこれが2番目にお気に入りになっています。
そもそも僕はANGRAに疾走を求めていません。というよりANGRAは、代表曲に疾走曲が多いので勘違いされがちだけれど、疾走曲が多いバンドというわけではありません。まあ復活作であったREBIRTHが疾走曲が多かった、というのが一番の原因でしょうが。実際ANGRAはREBIRTH以外のアルバムでは疾走曲は全体の1/3ぐらいでミドル、バラードも同じくらいの割合で入っています。これはANGRAが好きな人なら多分知っている事実でしょう。
少し長くなりましたが、つまるところ僕がANGRAに求めているものは、民族的な、もしくはドラマティックなメロディです。さらに加えるならキコとラファエルのギター。ANGRAはほかのメロスピバンドと違い、バラードも泣きの一辺倒ではなく、癒しのバラードなんかもあってしかも聞きやすい。まあ、ようするに僕がANGRAを聴きたくなる時といいうのは癒されたいときなんです。
さて、このアルバム、確かに最初聞いたときはあまりぱっとしませんでした。しかし、なぜか僕は家に帰ったらこのアルバムを毎日のようにかけました。そして一週間もすると、大好きなアルバムに変貌していたのです。このアルバムは前述の3つのポイントをきちんと満たしてくれています。3~7、そして10が個人的にお気に入り。特に6と10は涙線を刺激しつつ、癒しを与えてくれるので大好き。2も好きだけど、アルバムから見たら2がすごく浮いている様な気がしたのでそれが残念なところ。EDUのボーカルは確かに音域は残念なところもあるけれど慣れたらあまり気にならないし、低中音域での表現力はさすがといったところ。ちなみに買ってから結構たつけど、いまだに一日一回聞いてます(笑)中毒性がなかなか高い
わかりやすいメロスピを求めている人にはこのアルバムは不評で最低の駄作という意見を出すでしょう。しかし、昔からの、僕と同じように癒しを求めて聴いている人、今までのアルバムのバラードなどが気に入っている人なら、少なくとも何回か聞き込めばいいアルバムだと思えるものに仕上がっています。