この曲を聴け! 

Rocka Rolla / JUDAS PRIEST
はっちゃん ★★★ (2012-06-08 15:04:14)
ある意味、「踏み絵」のような性格を持った作品。

上のいくつかの意見に散見できるように、音質面、曲の構造など若いメタラーにとっては、とても
楽しみ難い作品なのでしょう。無理やり褒めるべき部分を見つけ出すより正直な意見だと思います。
僕がこの作品を購入したのは「DEFENDERS OF THE FAITH」リリース前。この時でさえ
入り込むには時間がかかったように記憶してます。なので「PAINKILLER」以降からのファンは
これを聴くのはぶっちゃけツライでしょう。

たとえば、同じく74年発表のUFOの作品「PHENOMENON」やTHIN LIZZYの「NIGHT LIFE」といった
再デビュー組の作品と一緒に聴くと観点が変わり、すごく楽しめます。
楽曲うんぬんよりサウンド・テクスチャーが駄目という人には何も言いませんが。

ただ、本作はバンドが何を見据えて何処に向かおうとしているのか暗中模索、五里霧中の状態。
そういった「迷い」を汲み取るのも味わい深い楽しみ方ではありますね。
個人的にベスト・チューンと言われると中々厳しいものがありますが、あえて挙げるなら
タイトルトラック「ROCKA ROLLA」かな。耳に残るGソロのフレーズとキャッチ-なサビメロが
印象的なので。

一言でこのアルバムを表すのならば「どんより」。

…いや、かなり好きな作品なんですけどね。

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