この曲を聴け! 

Blow by Blow / JEFF BECK
はっちゃん ★★★ (2012-06-29 21:32:34)
う~ん(失笑
そんな↑君には、この言葉を贈ろう。

「ジェフの、ギターが持つ可能性を追求する姿勢は60年代から注目していたし見習うところが
大きい。もはやジャンルやテクニックうんぬんのレベルじゃないんだ。彼は偉大だよ」
by ジョン・マクラフリン

確かにマハヴィシュヌ・オーケストラは凄まじかったけども。
「速く弾けるから凄い!」ってのは「喧嘩が強いから凄い!」や「金持ちだから凄い!」と一緒。
どこかのページにも書いたんだけど、技巧にばかりとらわれて音楽を聴いていると、その本質を
見失いますよ~。木を見て森を見ず っていうじゃないですか。

それはともかく。
ポピュラー音楽それもロックのフィールドで、歌モノバンドで名を上げた人間がイキナリ楽器演奏
のみの作品を発表するなんて、当時の音楽界では慣例を打ち破る暴挙だった事でしょう。
前人未到の領域に果敢に挑んでゆく姿勢こそがジェフ・ベックの評価を高いものにしているのです。

ジェフという人は対外的なポピュラリティなどはあまり考えない人なのに、結果、この作品の
ネーム・バリューたるやグローバル規模。
まだ学生だった頃、ギタリスト必聴アルバムということで購入したんですが、夏休みの一ヶ月間
毎日何十回と繰り返し聴いてましたよ。聴く人によってカラフルに受け止められるというのも
この作品の特徴。
僕の書き込みに何度か登場するT社長が経営する会社のスタッフたちも「はっちゃんにしては
爽やかな音楽だね」とか「はっちゃんにしては大人の音楽だね」とか、様々な反応があったので
凄く印象に残ってます。(僕に対するイメージは少々心外だったが)
実はこれこそが、この作品が持つ凄みなのかもしれません。 

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