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Train of Thought / DREAM THEATER
ハルディン ★★★ (2012-08-27 20:58:23)
ダーク・ヘヴィサイドのDTの究極系ともいえる7th。前作のDisc1のように重くどんよりとした作風なのだが、違う点はサイケデリックな実験色を廃してほぼ全編The Glass Prisonのような明快かつテンションMAXでヴォルテージを上げていくメタルチューンで攻めるところ。以前から見られた超絶技巧(バカテク)志向はここにきて頂点を極めんとばかりに台頭し、至る所で常軌を逸したかのような技巧技が炸裂。長い曲が多いがどの曲も起承転結のハッキリしたインストパートのおかげで間延びすることなく引き締まり、結果としてダレることなく聴きとおせる。

しかし歌パートが少なくなったことでラブリエの存在感がさらに薄くなっている。それでも歌われるメロディがキャッチーであることや演奏陣が上手く埋め合わせていることでさほど悪い印象には繋がっていないが、1人だけ殆ど蚊帳の外状態というポジションが何ともいえぬ哀愁を誘う・・・w。

メタリックな攻撃性やわかりやすさはDTの中では随一なので、曲の長さに敬遠しなければ意外と聴きやすい作品かも。

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