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The Prelude Implicit / KANSAS
帰ってきたクーカイ ★★★ (2016-11-06 00:42:27)
 前スタジオ作から約16年ぶり。前作〔『DEVICE-VOICE-DRUM』(ライヴ)〕から勘定しても約14年ぶり。
 今、ここでまっさらな新作を聴けるとは思いもよらなかったね。

 メンバーは結構変わっている。Vo.が違うし。しかし、そっくり同じ声の人物を加入させたわけではないのだが(声がかすれない)、全く違和感なし。

 音楽性はまさしく「これぞKANSAS。これがKANSAS」

 やっぱり「ここぞ」というところで奏でられるヴァイオリンのメロディが肝だし、それを必然的なものとしている楽曲構成や、絡んでくるギター・キーボードのメロディがKANSAS以外の何物でもない。’70年代のプログレ・ハード期のKANSASが元気一杯に21世紀にニュー・アルバムをリリースするとこうなる、というのを余すところなく体現している。

 6曲目以降、徐々に高まっていく緊張感がたまらない。
 本編最後の10曲目「Section 60」もラストの曲として本編をピシリと締め、本作は楽曲単位で聴くのではなくアルバム単位で聴き評価すべき作品だと痛切に感じる。

 久しぶりにリリースされたからだとか、どこかで(以前のKANSASで)聴いたようなメロディが聴けるからとかは関係なく、ある一世を風靡したバンドが、往年のスタイルのままに充実した作品をい作り上げたという意味においても名盤。

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