この曲を聴け! 

7 Wishes / NIGHT RANGER
はっちゃん ★★★ (2017-06-07 21:36:11)
お見事!!素直に拍手を贈ります。

皆さんおっしゃるとおり曲のクオリティが非常に高い。ジャック・ブレイズという人はベースプレイは全然聴こえないけど
作曲の才能は非凡なものがありますね。転調を上手く使ってメロディに印象を持たせるのがすごく巧みだと思います。
特に「Faces」「Four in the Morning」ではそれが顕著ですね。聴いていて気持ちいい。
確かに少し地味に感じられるナンバーもありますが、トータルで見ると押し並べて佳曲が詰まった聴き応えのある作品です。
いいソングライターがいるバンドはそれだけで、テクニシャンが在籍している事よりもアドバンテージがあるんですよ。

先行シングルにもなった「Sentimental Street」。この曲におけるギターソロは非の打ちどころのないパーフェクトな
プレイですよ。ブラッド・ギルスはフロイド・ローズを駆使したトリッキーなテクニシャンだと思われがちなんだけど
この人の場合、アームプレイはチョーキングやビブラートと同義。自身のエモーションが頂点に達しアーム・アップ!!
そこにはギミックもトリックもありません。ケリーが歌う♪~to you♪にクロスフェイドで入ってくる部分は鳥肌もの。

1st、2ndはHRを楽しめますが、本作は質の高いメロディアスなロックを堪能できる良作となっております。
産業ロックと侮るなかれ!(個人的には産業ロックとは思わないんだけど)先鋭的なHMに疲れたらこんなのもありますよ。

余談ですが、本作で速弾きが控えめのジェフ・ワトソン。インタビューでそれを指摘されると
「いやー、次のアルバムはイングヴェイもビビッてウンコ漏らすほどの速弾きを披露するよ」と豪語してました。
(↑本当にこう書いてあった)

→同意