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NECROPHAGIST

名無し ★★★ (2017-08-24 17:01:03)
個人的にはNecrophagistはマニア向けの音楽であってほしい。
欧米デスメタル界では有名だが、日本ではCryptopsyみたいに有名になるべきではないと思っています。それは彼らの音楽性が物語っている。知り合いにも苦手な人いるけど、綺麗なテクニック重視のデスメタルは西欧向けだから、有名になれば日本では悪い評価が立ちそう。あんなに凄い技術なのに。

ギター/ヴォーカルを務めているMuhammad Suiçmezの言葉数の少ない凶悪なグロウルはかっこいいとしか言いようがなく、感情的なネオクラシカル系のギターソロには心を動かされた人も多いのではないだろうか。何よりもこのような難解な音楽の作曲センスには驚くばかりです。

元ギタリストのChristian Muenznerは1日に8〜9時間練習する実力派です。彼は演奏の上でSteve VaiやMarty Friedman、Paul Gilbertらとは違ってそこまで感情表現は用いずひたすら流麗でメカニカルなフレーズを次々と繰り出していく別次元のギタリストです。最近だとPaul WardinghamやAndy Jamesのような技巧派に奏法は近いが、他にない個性を持ったプレーヤーです。私も彼に強い影響を受けました。Necro脱退後のObscura在籍時に指の病気を患い、ライブでもほぼ弾けない状態でしたがだいぶ回復されてるみたいで良かったです。今はAlkaloidやEternity's Endといったバンドで活動されてるみたいです。

ベーシストはスキンヘッドがかっこいいStephan Fimmers(初期はロングヘアだった)。彼はデスメタル界にツーハンデッドタッピングを流行らせるキッカケとなった1人ではないかと思います。技術も凄いが、ベースタッピングでネオクラシカルフレーズを弾いていて私も影響を受けた1人。

ドラマーはHannes Grossman、Romain Goulon、Marco Minnemanと才能と実力のある名手ばかりで手数の多いテクニカルなドラミングを聴かせてくれます。ドラマーのHannesはChristianとNecro脱退後もObscuraやソロ活動を通じて関わりがあり、相性が良いのだろうなと思います。私もバンド活動で参考にしてそういったプレーヤーと出会ってみたいです。

ライブはSummerSlaughterFestのトリを務めていたが、他の大物デスメタル/デスコアバンドがショボく感じるほどの再現度の高さ。