この曲を聴け! 

Pictures at an Exhibition / EMERSON, LAKE & PALMER
エンジェルフォール ★★ (2006-04-26 03:01:00)
当時のライブアルバムで一家に一枚と言われていたのがDEEP PURPLEの『LIVE IN JAPAN』とこの『PICTURES AT AN EXHIBITION(展覧会の絵)』だったそうです。
そして、この作品はELPが大胆にもムソルグスキーの『展覧会の絵』を見事に自分たちの独自の解釈で個性を発揮できるようなアレンジに新たなオリジナルの曲も加えて、『展覧会の絵』を全く新しいものとして世にだしたのです。
やはり、なんといってもレイクによって語られる奥深い詩とその透き通った声。
エマーソンから繰り出される、時に荒々しくも壮大なキーボードプレイ。
それを支える強固なリズムの発信源であるパーマー。ここに、トリオの極みに到達する。
また、「The Sage」や「Blues Variation」などのようなオリジナル曲も何の違和感なく原曲の中に組み込まれて、見事に溶け合い、調和を成している。
そして、感動的で壮大な最終楽章「The Great Gates Of Kiev」がなんとも素晴らしい。
そして最後に不意打ちのようにアンコールとして演奏されたチャイコフスキーの「Nutrocker(くるみ割り人形)」をご堪能あれ。彼らのアレンジ能力は神の賜物。

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