この曲を聴け! 

Jugulator / JUDAS PRIEST
m.c.A.K. ★★ (2002-11-22 11:11:00)
立ち止まる事を由としない彼等だから、サウンドの変化には大した驚きはなかった。音作りというのは、その時代を反映するものである。しかし...
このアルバム全体に渦巻く怒りの空気。ROBの脱退事件に対するスッキリしない気持ちと相まって聴いていると息苦しさを感じてしまった。
「PAINKILLER」アルバムから発散される「HM界(JUDASPRIEST)を取り巻く環境に対する怒り・不屈の闘志」に対し、
「JUGULATOR」アルバムのそれは「ある特定の個人(=ROB)に対する怒り・意地」のように感じられてしまった(実際のところは不明だが)。
最近になってようやく冷静に楽しんで聴ける様になったが、特に私のようなオールドファンには「慣れ」「聴きこみ」そして何より「時間」が必要だったのであろう。
それに加えROBが(紆余曲折を経ながらも)元気に復活し、例の脱退事件が私の中で終結したことも作用しているのかも知れない。
“BULLET TRAIN"は過去の名曲群に劣らない秀逸な曲。シングルカットされたのも頷ける。
特にアルバム後半はドラマティックかつアグレッシヴな曲が目白押しだから、前半だけ聴いて「だめだこりゃ」と諦めてしまった人達は是非再チャレンジして欲しい。

→同意