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Demons and Wizards / URIAH HEEP
火薬バカ一代 ★★ (2010-08-15 20:24:00)
デヴィッド・バイロン(Vo)、ケン・ヘンズレー(Key)、ミック・ボックス(G)、ゲイリー・セイン(B)、
リー・カースレイク(Ds)という、いわゆる黄金期のメンバーが顔を揃え、淡くファンタジックな
ジャケット・アートワークは名匠ロジャー・ディーンが担当、更に「オカルト」をテーマに掲げた
コンセプト作・・・と、まさに全盛期のURIAH HEEP全部入りといった趣きの'72年発表4thアルバム。
“安息の日々"の邦題で知られるキャッチーなヒット曲③を収録し、バンドの最高傑作に推すファンも
多い1枚ながら、個人的に初めて聴いた時は、攻めの姿勢の感じられた前3作に対し、いきなり
アコースティカルな①で幕が開く本編に「随分マッタリしちゃったなぁ」と拍子抜けした事を思い出します。
尤も今改めて聴き直してみれば、BLIND GUARADIANもカヴァーした①は疑いようのない名曲だし、その①と
前述の③の収録位置を引っくり返せばアラ不思議。前作と受ける印象は大差ないのであった。
Keyが奏でるメロディが“クリムゾン・キングの宮殿"を思わせる壮大な⑤、リズム隊が重いビートを叩き出す
神秘的な雰囲気漂うヘヴィ・ナンバー⑥、やや冗長なきらいもあるが大作組曲⑧~⑨の流れもエキサイティング。
結局のところ、これまた「URIAH HEEPならではの名盤」との評価に落ち着く作品です。

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