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Sad Wings of Destiny / JUDAS PRIEST
ポテトヘッド ★★ (2009-02-01 22:49:00)
何ゆえに ジューダスプリーストが メタルゴッドと称されるのか
その訳は この「運命の翼」と そのあとに続く 「背信の門」「ステンドクラス」この3作があったればこそであると 断言できる。
鋼鉄の鎧を身にまとう以前の作品ではあるが サウンドは 充分 へヴィーであり
メタル=速さ だけではないという事が 証明されている。
旋律は荘厳で美しく
繊細な高音部から ヒステリックなシャウトへ 地声に近い優しい中音から 押しつぶした低音へ
変幻自在に行き来するロブのヴォーカルは 素晴らしいの一言につきる。
それはまた 幅広い音域だけでなく 7色の声音を持つ彼が いかに稀有なVOCALISTであるかを わからせてくれるのである。
これらのアルバムの 楽曲の一粒一粒には
米国に迎合していく以前に彼らが持っていた 純粋なるブリティッシュメタルの魂が
見事に凝縮されているといえよう。
勿論 キャッチー路線を意識したものも 骨太なR&Rも大好きだし
傑作と呼ばれる作品を 産み出し続けているプリーストは 偉大だと思う。
けれど これらのアルバムへの思い入れは 今後もずっと 変わらないだろう。
時を経ても 輝きを失うことなく 胸を打つ
この時代のプリーストを こよなく 愛し続けるだろう。
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