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Emerson, Lake & Palmer / EMERSON, LAKE & PALMER
いおっみ ★★ (2008-10-22 05:44:00)
EL&Pの中でも「ソロの集積」色が強いデビューアルバム。
急造の割にアンサンブルがしっかりとしている辺り「流石はスーパーグループ」と言ったところだが、作曲コンビネーションはまだまだこなれていない。
その為、「トリオ曲」「3人のソロ曲」の色合いがクッキリと分かれている。
特にB面は「キース:The Three Tates」「カール:Tank」「グレッグ:Luckey Man」と、強烈なソロ色が並び、A面にしてもアコギソロ、ピアノソロを大胆に盛り込んだTake A Pebbleが強力な存在感を放っている。
実際、Take A Pebbleはライブでもソロタイムの役割を果たしているナンバーだ。
つまり、純然たるグループナンバーはわずかThe Barbarian、Knife Edgeだけと言って良く、しかもこの2曲はバルトーク、ヤナーチェクの引用曲としても知られる。
また、キースのシンセも控え目な点、ユーモアを欠いた暗いトーンに終始している点でも独特なアルバムだ。
「ソロ曲+バンド曲」な内容、強いアコースティックテイスト、特定のイメージを持たせない抽象的なタイトル等々、後の「WORKS」に通じるポイントが多いのも「ソロの集積」が共通する故であろう。
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